(京都鹿王院本堂。こぢんまりしたサイズ。)

 

 

今回も前回の続きです。

 

投資を学ぶに当たって利用する方もおられるであろうセミナー。

その利用の可否や注意点をお話しします。

 

今回からデベロッパー系の話をします。

2分割します。今回は2分割の1です。

 

 

1.デベロッパーが実施しているセミナー

 

今回はデベロッパー=開発業者が実施している無料セミナーを扱います。

デベロッパーとは、新築の区分所有マンションを手掛けるような業者。

 

別の業者が実施することも多いですが、今回のイメージを絞って下さい。

よく業者のHPにも実施している旨が書かれているアレです。

 

 

1.話の大半は業者のポジショントーク

 

こうしたセミナーの大半は、

HPに記載されている内容をセミナー向けに展開したレベル。

 

ほぼそのままトレースしただけだったり、

掘り下げても少しだけというケースが多いと思います。

 

この系のセミナーで語られる話のトレンドは、

将来不安。そして、不動産投資が如何にそれを解消するかという話。

 

言い方はアレですが、恐怖を煽り、不動産という「幻」を噛み合わせ、

何が何だかわからないうちにその気にさせてしまおうとするもの。

 

すべてがすべてそうとは限りませんが、当方が受けた印象です。

 

 

1.参加者の分布

 

参加者の大半は投資の素人であり、シビアな言い方をすると、

新築の区分所有マンションへの投資が不動産投資だと勘違いしている面々です。

 

ただ、参加している本人達は真剣そのものであり、否定することはできません。

ただ「もっと色々調べたり学んだ方がいいよ」とは考えるのですが。

 

新築の区分所有マンションへの投資を避けた方がよいという部分、

これは、改めてシリーズものとして展開しますので、焦らずにお待ちください。

 

 

1.パネラーが投資家ではないことに疑問を持って欲しい

 

こうしたセミナーで時に注意すべきこと。

それは、投資をやっていない人間が話をすること。

 

例えそれが不動産に関しては百戦錬磨の営業マン等であっても、

投資を経験していなければ「はいそこまでよ」の話。

 

実際、事前に学んだ知識なんてあってないようなものであり、

これは不動産投資における重要事項の1つでもあります。

 

シミュレーションにしても、感覚で理解するのと、

本当の出来事をベースとして数字を作り上げるのとはワケが違います。

 

要するに、「座学」と「実業」とには天と地ほどの違いがあり、

実業経験のない方が実業を語ることなど不可能なのです。

 

そうした業者がそこに立っているということは、

間違いなく売るためであり、アナタを客にしたいがためです。

 

話を聞くには、まず相手が何者であるかを知るべきであり、

何を目的とした話なのかを考えるべきです。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。