(コレド室町と福徳神社鳥居のコラボ。場所は日本橋三越至近。)

 

 

今回も前回に続き、「管理会社」についてお話しします。

 

管理会社は、不動産賃貸業を遂行する場合には切っても切れない関係です。

ほぼすべてを代行してくれますから、副業でやる場合には必須の存在です。

 

では、その管理会社。一体何をしてくれるのでしょうか。

不動産賃貸ではどのような位置関係となるのでしょうか。

 

では、今回分、以下どうぞ。

 

 

1.退居立ち会い

 

入居者が退居する場合には退去者立ち会いの下で状況を確認し、

原状回復のための費用負担割合を判断する必要があります。

 

また、原状回復のために業者を手配し、次の入居に備える必要もあります。

同時に、複数の業者が入ることもありますから、その調整も必要です。

 

さらに、自主管理の場合には一々鍵開けをしたり立ち会いをしたり。

費用だけでなく、想像する以上の手間等が発生するものです。

 

管理会社はその手間を一手に引き受けてくれますから、

大きなトラブルがない限り、オーナーは出張る必要がありません。

 

また、退居立ち会い自体には別途費用は掛かりません。

通常は家賃管理費用の一部だと認識して頂いてよいと思います。

 

 

1.修繕手配等

 

退去時に限らず、物件の設備や本体に修繕が必要となるケースがあります。

その際も、必要な業者の手配、入居者との調整等のすべてを担ってくれます。

 

なお、修繕に関してはもちろん実費ですから、

家賃管理費とは別の請求が掛かります。

 

また、この部分はブラックボックスなのですが、

修繕費には管理会社のマージンが上乗せされます。

 

当方の経験や知り合いのオーナーの話を総合すると、

一般的なものだと20%~30%が相場なのではないかと推測します。

 

大規模・高額なものは不明です。

 

もちろん、自分で手配できればマージンの大半はカットできますが、

手間との見合いや不労所得としての設定レベルで判断するしかありません。

 

サラリーマン等、副業でやっておられる方々は自ら動けませんから、

最初からその選択肢すらないかも知れません。

 

また、緊急性を要する修繕の場合には、コスト無視で依頼することも。

場合によっては事後報告で構わないケースも出てくるものです。

 

この辺りは多くの経験が必要ですし、

不動産賃貸業がサービス業であることの認識の有無でも変わります。

 

【超入門】レベルでは、

基本的な管理会社との関わりが理解できれば充分でしょう。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。