(実家近くで咲いていた…花の名前は忘れた…花。空の青色に映えますね。)

 

 

今回も前回に続き、これから不動産投資を始める方、或いは始めようと考えている方向けのお話しをします。

 

前々回からの続きですから、必要に応じて該当回からご確認下さい。

 

では、今回分、以下どうぞ。

 

 

1.新規参入が難しくなったことのメリットも生じている

 

新規参入が厳しくなったからといって、デメリットばかりがそこにあるワケではありません。キチンとしたメリットも生じています。

 

その主なものは以下のとおりです。

 

(1) 不動産投資が健全な方向に向くようになった。

(2) 市場の縮小で悪辣(あくらつ)な業者が減った。

 

では、それぞれにつきワンポイントずつ解説=加えます。

 

 

1.不動産投資が健全な方向に向くようになった

 

融資が下りづらければ自己資金に頼らざるを得ず、

また、投資規模も小さくせざるを得ません。

 

しかし、それは反面で経営の安定性を高めるのにとても重要なことです。

ヘタに無理をしたり背伸びをすることも少なくなります。

 

自己資金の比率が高まると融資を利用した利益(レバレッジ、後日確認)は減りますが、その分、資金繰り(商売上の金の巡り)が改善します。

 

結果として、借金が多すぎて簡単に行き詰まるということも少なくなります。

 

また、しっかりとした額の自己資金を準備できる方とは、カネを管理できる人、

欲に負けず自重できる人、目標に向かって邁進(まいしん)できる人です。

 

従って、自ずと「人の質」もよくなるのです。

 

 

1.市場の縮小で悪辣(あくらつ)な業者が減った

 

不動産業界は今も昔も魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)する世界です。

油断をすればそうした業者に引っ掛かり、喰いものにされるのがオチです。

 

こちらの世界でもそうしたことは日常的に発生しており、近年ではカボチャの馬車事件、それ以前もカネ回りが最悪な地方物件を押し付ける等々は起こっていました。

 

しかし、新規参入組の減少と共に、ここ暫くはそうした話を聞かなくなりました。

新規参入が難しいのですから当たり前といえばそれまでですが。

 

また取り引きが盛んになれば増えることも予測できますが、

とりあえず一時的にせよそれが減ったということは嬉しいことです。

 

 

1.親が不動産投資をしている方

 

親が不動産投資をしている方は、

自己資金の作り方について様々考察してみてください。

 

親によっては簡単にカネを出してくれるところもあると思いますが、

その部分の努力は自らある程度実行しておいた方がよいような気がします。

 

親からのものであれ、苦労せず入手した他人のカネと、

自分で苦労して作り上げたカネとではその質が変わるからです。

 

ただ、全額自分で…は大切なことですが、これではメリットがゼロですから、

何割かは自分で、何割かは協力を仰ぐ形で充分だと思います。

 

さらに、直接の協力を仰げなければ融資の保証人になってもらうことも可能、

これは大きなポイントです。様々なパターンを考えてみて下さい。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。