(上野岩崎邸。さすが三菱殿の豪邸。こんなテイストを自分の物件にも盛り込みたいよね。)

 

 

 

いつも本ブログを訪問して頂き、ありがとうございます。

 

今日は昨日に引き続き、東京23区内にある新築物件、
目下築1ヶ月の新品ピカピカにも拘わらず、入居率1/6室の物件、
このお話をしてみることとします。

 

それでは、本日分、以下どうぞ。

 


1.現オーナーがもし素人さんだったら…

 

本物件、もし現オーナーが初めての一棟で右も左も解らない状態だったら…
こんなことを想像すると、いたたまれない気持ちになってしまいます。

 

直近のローンの支払い、半年以内の不動産取得税の支払い、
間もなく時間と共にこれらがやってくるんですから。


資金力に余裕を持たせていない限り、ネガティブまっしぐらです。

初心者だったら、まだ管理会社との関係もしっかりしていないでしょ?


経験が浅いことから、どうアプローチすればどう動いてくれるのかも不明瞭ですし、
まさか新築物件に追加設備今から…なんて考えもつかないと思います。

 

管理会社だって一言、一回云っただけじゃ伝わらないからね?
たくさん抱えている物件のうちの一つに過ぎないんだから。

 

どんな手を使っても、可能な限り値引きを避けつつ入居させないと。
地獄の一丁目行きですわね。

 


1.現状でのキャッシュフローはこんな感じでしょう

 

現状1/6室入居の状態でのキャッシュフロー予測をすると、
こんな感じになるものと予測されます。

 

なお、諸要素はできるだけ現実に近づけたいと考えますが、
取引をした本人ではありませんので、推測によることをご了承ください。


また、フルローンを前提としています。

 

① 家賃収入 月額72,000円(1室のみ)×95%(△管理手数料)=68,400円
② ローン返済 月額402,622円(9,000万円借入、25年返済、利率2.475%で計算)
③ ①-②=△334,222円(年間4,010,664円)

 

これに、前述の不動産取得税が23区だと幾らになるんでしょうか、
ということです。

 

 

1.ここで気づきましたが…

 

上記の簡易シミュレーション、これをしながら思いました。
もし満室だったらどうなのよ?

 

早速実行してみましょう。

 

① 家賃収入68,400円×6室=410,400円
② ローン返済 402,622円
③ ①-②=7,778円。

 

???これでは買った当初から地獄の一丁目行きです。

 

では質問。これを避けるためにはどうしたらよいですか?


答え。買わないことです。


みんな、なんかテクニックのこと考えたでしょ?
だめよ。それ以前の問題です。


初心者はこんな状況の物件に首突っ込んじゃあかんのです。

 

もちろん、テクニック面なら、
低利率の融資を引き出す、ローン期間を長く取ってもらう、
等々あるでしょうけど。

 

本物件はそれ以前に経営が厳しい物件であることに
間違いはないのです。

 


1.こんな方の購入だったら問題ないんですが。

 

ただ、逆に、既に何棟かお持ちで既にキャッシュは充分。
もう気にするレベルではなくなっている方。

 

「今は資産価値重視ですよ。もう次のステージです。」
「値下がりが緩やかな23区物件。ははは。」な方なら
問題ありませんが。

 


1.今日も同じことをお伝えします。

 

これから投資の世界へ身をやつそうとせんとする方。
頭金ゼロ、フルレバレッジ、これ、超危険。

 

金融機関も、「年収700万とか1,000万なければ貸さないよ。」
なんてヘッジ掛けてくるから、普通の方には入口から無理だけど。

 

最初はね、小規模でもキャッシュを生む物件から行くのが無難だよ?
そこで実績を積み上げながら、その物件が生むキャッシュをベースに頭金も作っていくと、
金融機関も認めてくれることが多くなるからね?

 

バッファが出来上がって、キャッシュに事欠かなくなったら、
リスクヘッジできる範囲内でフルローンに挑戦するなら安全だよ。

 

で、その期間、最初の小規模物件を購入後、早くて3~5年くらいかな。
たったその期間、じっくりやるだけで、その後がだいぶ変わるから。

 

「まだ待て」と金融機関に云わても、そのとおり待てばいいだけだから。
「貸してもらえない人」なんじゃなくて、「返せない人」ってみられているだけ。

 

銀行がそう審査してくれたんだから、有難く拝領すればいいですよ。

実際そのとおりなんだから。これからその条件をクリア出来るよう、頑張るのさ。

 

当然他も当たることをするだろうけど、
まだその段階ではよい条件を出してもらえないと思います。

 

それは、まだ貸出リスクが高い人だとみられているんです。
下にみられているということ。

 

このお話、粘り強くビジネスを育てることができるなら、
いずれ時間が解決してくれると思います。

 


焦らず慌てず、じっくりと行きましょう。

 

 

関係ねぇけど…旅行に行きてぇな…思い立った日に出かけてこようかな…

 

 

 

 

 

最後はいつも同じメッセージ。


「精神的自由」やら「経済的自由」なんて心地よい言葉に浮かれると、
デンジャラスな人生を送ることになるかも知れません。


焦りは禁物ね。
大丈夫。不動産は逃げませんから。

 

金持ち父さん第二弾。

金持ち父さんシリーズのキモはこの本の中にあり。世の中の職業分類を簡潔に4区分し、それぞれの特徴を述べています。

中心線を左右に分けて「カネのために働く人」と「カネが自分のために働く人」など区分けしていますが、実際は収入の対時間比を表しています。

一度読んでみるに値すると思います。時間のあるときにでもどうぞ。