(古河庭園…曇り空だったもののちょうどバラが盛りの時期でした。)

 

 

 

今日も引き続き入居率アップに関する賃貸サイトの利用法をお話ししましょう。

 

昨日からは設備導入に関するお話しですが、
横にお話しが逸れて終わってしまいました。

 

今日は本筋にお話しを勧めてみましょう。

 


1.どんな設備を導入すればいいの?

 

まずは直球ですぐに行けそうなのを並べてみましょう。

一部古くなっているもの=必須に近いものもありますが、ご容赦を。

 

・ 浄水器(15,000円前後。)
・ 温水洗浄便座(15,000円~30,000円前後。)
・ モニタ付インターホン(10,000円~20,000円前後。)
・ 宅配ボックス(15,000円(戸建用)~220,000円、4BOXタイプ、かなり幅がある。)
・ CATV、光ファイバー(各社毎、物件規模、地域により様々あり。要調査。)

 

上記の金額はネット上に表示されている金額です。
業者のうち低価格で供給してくれるところもありますし、工事費用は入っていません。

 

当方も今ならだいたいさっとお伝えすることはできますが、
以前は全く…でした。

 


1.何を基準に上記の設備を並べたの?

 

これ、非常に単純です。

 

Athomeであれば、物件検索をかける段階で、
「こだわり検索」に記載されているものからピックアップしているのです。

 

設備とか使っている建材とか、幅を拡げていけば、
例えばシーリングライトのファン付きのものを導入する、
床材を本物の硬質タイルにして雰囲気をガラっと代える、
壁紙をグレードアップして柄物にしてみる、等々きりがなく挙がるでしょう。

 

しかし、それは物件案内に到達してから効果のある素材であって、
そこまで到達しなければ効果が発揮できないのです。

 

今お話ししているのは、ネットの絞り込みの段階でのお話し。
まずは見込客の要望に「乗せる」条件を満たすか否かのお話なのです。

 


1.例を考えればすぐに理解できると思います。

 

例えば、ネットの諸経費を抑えたい見込客がいたとします。

 

何も設備がない物件であれば、
個別申込による月額使用料の増加等を込々にして考えなければなりません。

 

そして、それが例えば月額で余分に1,000円、2,000千円…となれば、
それは間違いなく家賃にその額が上乗せされる、

 

つまり広告に示されている家賃以上のコストを支払わなければ、
そこに住まうことができないということなのです。

 

さらに、ちよっと考える方であれば、一契約期間を24ヶ月と仮定すれば、
1,000円当たり24,000円、2,000円なら48,000円…と具体化できる訳です。

 

それならば当然その設備が入っていて、最初から安い方がよいし、
物件検索の段階で絞り込みができるなら、そういう物件を探しますよね?

 

逆を返せば、対象外の物件は最初から枠外のお話となってしまい、
「はしにもかからない」のです。

 


1.まとめてみます。

 

ここ何日か、ネット関係でみてきた内容をまとめてみましょう。
できるだけ解りやすくし、3つにまとめてみます。

 

① 「できるだけ多くの見込客に見てもらい」、
② 「できるだけ多くの見込客の条件に合うものとし」、
③ 「一番みやすい場所に並べておく」。

 

以下さらっと何のことだったかな?を確認すると、

 

① 「できるだけ多くの見込客に見てもらい」、
    →管理会社がどれだけ多くの賃貸サイトに物件を掲示できるか、の部分です。

 

② 「できるだけ多くの見込客の条件に合うものとし」、
    →絞り込み検索に耐えうるよう、設備を増設したり、リフォームすることです。

 

③ 「一番みやすい場所に並べておく」。
    →家賃設定も区切りの頭にくるよう、様々な角度から研究する。

 

概ねこれらを中心として動けば、
現状より入居率は高くなるものと思われます。

 

 

 

…今日は賃貸サイトに掲示するに当たっての絞り込み検索の活用法を確認しました。


明日はこれに関して補足すべき内容をお話する予定です。

 

本日もお付き合い、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

最後はいつも同じメッセージ。


「精神的自由」やら「経済的自由」なんて心地よい言葉に浮かれると、
デンジャラスな人生を送ることになるかも知れません。


焦りは禁物ね。
大丈夫。不動産は逃げませんから。

 

云わずと知れたベストセラー。

「カネを稼ぐのは考え方が元になっている(稼ぐ量の違いは考え方の違いだ、だっけ?)」

「持ち家は負債を買ったことと同じだ」

「精神的自由や経済的自由を手に入れよ」

等々を世に広めた古典。

云っていることは他の書籍と共通することが多いのですが、センセーショナルに見えたり解りやすかったりしたのがベストセラーになった要因かな?

何度も読み直したり、自分のビジネスを持ってみたり、他の書籍と読み比べした方が、内容理解には手っ取り早いと思います。

ただ、注意ね。これ一冊に書いてあることだけが成功のための道筋じゃないから。熱にうなされないようご注意を。