(薄暮の荒崎港…ふつくしい。遠景が晴れていたら日没まで入って最高だったのにね。)

 

 

 

今日は住み始めた後、家族に出てしまったアレルギー症状と
その原因を書いてみます。

 

悪徳リフォーム業者が悪徳たる所以は、
使ってはならないもの(アレルギーの原因)を使ったことと、
ひたすら責任回避を続けたと云うこと。

 

そして身内からは、やる気のない父親、今回は完全に空気。
悪徳リフォーム業者の肩を持つ母親。

 

どうしようもなく日々が過ぎ、
やがて当方と家族が暫く別居するに至ってしまったのです。

 


1.アレルギー症状の現出

 

アパート(以下「毒々ハウス」とします)に引っ越した後、
最初からえらい臭気に襲われつつ、我慢しながら住む日々。

臭気の種類はコールタールそのもの。


そうなんです。床下1メートル前後までそれが塗られているんですから。

もうね、慣れたら大丈夫なんてレベルじゃないんですよ。

気持ちが悪くなるレベル。

 

そして住み始めて間もなく、まず嫁氏に症状が出始めました。
嫁氏は元々体が強い方でなく、こうしたものの影響がよく出る方でした。

 

どのような症状だったかというと…

 

・目が痛くなり、チカチカするようになった。
・頭が痛く、時々平衡感覚を失うようになった。
・臭気で常時気分が悪くなった。
・舌や唇が痺れるようになった。
・心臓の動悸が強くなった。
・手足に震えが出るようになった。
・集中力が削がれるようになった。
・出先で同様の臭気を嗅ぐと、同じ症状が出るようになった。

 

また、当家のチビも、よく鼻血を出すようになっていました。

 

何とか我慢してもらっていたのですが、とうとう限界へ。
暫く嫁氏とチビで嫁氏の実家へ行ってもらうことになりました。

 

症状が殆ど出なかった当方は居残り。


ただ、長期間いた事による影響は今なお残っており、
花粉症の症状の激化、そして化学物質に対する耐性が低くなってしまいました。

 

例えばタバコの煙。

 

以前より毛嫌いしていたものでもあるのですが、

この件以来、煙を少し吸い込んだだけでも、ぜんそく様の症状、

ひどくなると、びらんや出血などの過敏な症状を呈するようになってしまいました。

 


1.悪魔の薬剤、クレオソートの臭気

 

この臭気の原因、毒ガスは「クレオソート」という物質。
いわゆる防蟻剤と呼ばれるものであり、コールタール臭のするもの。

 

田舎の線路の枕木、木製のものがあるでしょ?
あそこで使われている薬剤の臭気。

 

解りづらければ、これでどうでしょう。

 

ガーデニングで通路との境にロープを張るため、
太い木を刺すことがあるでしょ?

 

木の色じゃなくて油に漬けたような色して、
くっさい臭気を放っているヤツ。

 

これが常時部屋に充満しており、
窓を開放したくらいでは問題にならないくらい強烈。

 

悪徳リフォーム業者が旧い知識で無責任な工事をしたために、

様々苦しめられることとなってしまったのです。

 


1.悪魔の薬剤、クレオソートの危険性

 

クレオソートは、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」にて、
2004年、含有物質が有害指定されたため、
家庭用のものについてはそれらが一定濃度以下でなければならないこととされました。

 

これに適合しなければ、同法第五条において
「販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で陳列してはならない。」
とされ、販売規制がなされたのです。

 

また、クレオソートは、国際がん研究機関において、
グループ2A(おそらく発がん性がある)に分類されているほど危険性が高いものです。

 

残念ながら、フルリフォームをかけたのが2000年辺りですから、
まだ法規制がかかる前にこれが使用されてしまったのでした。

 

ただ、当時既にクレオソートの危険性は欧州を中心に認識されており、
既に同地域では使用が規制されている、或いはこれから規制される、

そのような時期ですから、単なる悪徳リフォーム業者の
認識不足としか云いようがありません。

 

当方もこれに関する訴訟準備をするに当たって、あちこちのDIY用品販売業者宛、

クレオソートの使用条件に家庭用は適合するかを訊きましたが、

ほぼすべての業者が「使用してはならないもの」と回答してきました。

 


1.自ら「サービスしましたよ!」と申告した業者

 

父親の引き渡し確認がスルーした後、改めて臭気について確認を取るため、
当方立ち会いの下で悪徳リフォーム業者に説明をしてもらうこととしました。

 

その際、当然「この臭気は何?」と訪ねると、
「クレオソートです。」だと。

 

だけでなく、


「サービスしましたよ!普段はこの高さくらいまでなんですけどね」
「今回はこの高さまで塗っときました!」だと。

 

業者自ら無知をさらけ出しただけでなく、
自ら撒いた種の原因まで申告したのです。

 

併せて、別の不良箇所も確認させ、
この状態で引き渡したことに対する認識を問いただしたのです。

 

最初は直接クレームという云い方をしませんでしたので、
業者は張り切って説明していましたが、

 

次第に雲行きが怪しくなり…
自ら確認もせず説明をし、引き渡しをしたこともバレてしまったのです。

 

 

…今日はこの辺りで切りますね。
明日は悪徳リフォーム業者がどのように申し開いたか、
それをお伝えします。

 

 

 

 

 

最後はいつも同じメッセージ。


「精神的自由」やら「経済的自由」なんて心地よい言葉に浮かれると、
デンジャラスな人生を送ることになるかも知れません。


焦りは禁物ね。
大丈夫。不動産は逃げませんから。

啓発本に興味を持ちはじめた時期に読んだ一冊。

当時はこんな本に感動し、ワンセンテンス毎に涙を流すほどでした。

今はちょっと…耳許で生暖かい息を吹きかけられているような、そんな感覚になる本です。

物語形式ですので、とりあえずのところの入門書としてはよいのではないでしょうか。

ロングセラーだから、比較的大きな書店にはほぼ必ず置いてあります。