(薄暮の荒崎港…ふつくしい。遠景が晴れていたら日没まで入って最高だったのにね。)
今日は昨日の続き。
リフォームトラブルのお話しをします。
昨日は母親の実像を紹介しましたが、
母親に関係するエピソードはまだまだあります。
これはそれぞれのお話しへ進んだ際にお伝えしますね。
では、時系列を元に戻してお話しを続けます。
1.母親から引越の誘い
リフォームをかけようとする時期、
当方はまだアパート経営に関して、ほぼ関わっていない状況でした。
滞納処理がせいぜい。
この少し前に結婚し、駅近のアパートにて夫婦子供で暮らしており、
そこで取りたてて不満とか何とかがあるという状況ではありませんでした。
が、あるとき、母親から以下の言が。
「アパートをリフォームするが、お前たちがここに住めばよい。」
タイミングとしては、リフォームの事前打ち合わせが始まってから
相当期間を経過した後です。
今考えてみれば、悪徳リフォーム業者が仕事を獲るために
親たちを唆した(そそのかした)のかも知れません。
「息子夫婦が近くにいれば安心でしょう」と。
「子供たちのために何とかできる方法ですよ」と。
母親は軽々とそれに乗り、そして何も知らない当方たちも家賃の支払がなくなる訳ですし、
正直なところ「何となく悪くない話」というのが当時の気持ちでしたから、
それに乗ることにしました。
この時点では、悪徳リフォーム業者が何者であるかは
解っていませんでした。
なお、上記の家賃の部分。
当初母親は家賃を相場できっちり入れろと云ってましたよ。
こっちの事情もあまり聞かず、勝手に話を進めて。
考えてみりゃ酷い話であり、
当方もイヤならそんな話に乗らなきゃいいのにね。
え?家賃入れるのは親子でも当たり前ですか?
当然色んな意見はあるでしょうけど(爆)。
白状すると、当方親子なのに何で?と考えていましたから、
いずれかの時点でなし崩しにする腹づもりもありましたけど(爆)。
結局、後々住めなくなってしまったので、
家賃どころの話じゃなくなってしまったんですが。
1.悪徳リフォーム業者登場
この悪徳リフォーム業者の名前は「阿●●工務店(東京都葛飾区在)」。
当家の工事をした暫く後に倒産しています。
当時は倒産企業情報を検索すれば普通に出てきましたが、
もう旧い情報なのでしょう。殆ど見られなくなりました。
現在同じ名前の工務店が存在しているようですが、再建したかどうかは解りません。
もしかしたら旧いデータがそのまま生きているのかも知れません。
憶測でモノを云うことはできませんので、ここでは別のものとしておきましょう。
以下も含め、当方に間違いがあれば先に謝罪します。
この工務店は、以前に
「一旦会社に集合してから、現場に行くのは労働時間に含まれるか」
つまり、現場までの移動時間も拘束時間に含まれるか、
という件について従業員から訴訟を起こされているところです。
このような訴訟を起こされること自体、
従業員から信を受けていないという情けなさなのですが、
=自分のところの従業員を制御できない、説得できないという点で=
労務関係の訴訟において悪い例(今で云うブラック)として、
判例史上名を残しているところなのです。
こちらは今でも労働関係法令の判断基準として、
様々な研究材料となっているようです。
こういうことが事前に解っていれば、相当警戒していたのですが。
そして、当方にもっと経験があれば絶対にこんなことにならなかったのですが。
まだまだ不動産賃貸業を引き継ぐ前の話でしたから、
完全な素人だったのです。お恥ずかしながら。
1.なぜ悪徳リフォーム業者が実家に食い込めたのか
ここで一つの疑問が浮き上がってきます。
リフォームをかけるとは云っても、元々はローンを組んでいない物件です。
また、まだご老人以外の入居者は、一部屋を除いて残っています。
つまり、4部屋のうち2部屋は入居している状況。
暫く契約更新の時期を待ち、
更新しないことを伝えるくらいの余裕があってもしかるべきなのです。
どうやら悪徳リフォーム業者は足繁く実家に通っていたようで、
その都度入居者の追い出しを促し、リフォームを手がけさせようとしていたようです。
また、悪徳リフォーム業者の営業マンは実家の立て直しをした当時、
「日本電建」という会社の営業マンとして関わっており、
その当時の付き合いを利用して食い込んできたようです。
知らぬ仲ではないということで、
闇がすっと実家に潜り込んできたような構図です。
…明日は悪徳リフォーム業者の仕事の進め方、
そしてどんな業者だったかをお伝えします。
最後はいつも同じメッセージ。
「精神的自由」やら「経済的自由」なんて心地よい言葉に浮かれると、
デンジャラスな人生を送ることになるかも知れません。
焦りは禁物ね。
大丈夫。不動産は逃げませんから。
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啓発本に興味を持ちはじめた時期に読んだ一冊。
当時はこんな本に感動し、ワンセンテンス毎に涙を流すほどでした。
今はちょっと…耳許で生暖かい息を吹きかけられているような、そんな感覚になる本です。
物語形式ですので、とりあえずのところの入門書としてはよいのではないでしょうか。
ロングセラーだから、比較的大きな書店にはほぼ必ず置いてあります。