(続:慈雲寺のイトザクラを見上げるの図。携帯撮影で指が入ってしもた!残念!)

 

前回に引き続きの内容です。

 

不動産から生ずる利益には何があるでしょうか。

今日は概要の第五弾。「無償の」減価償却費です。

 

5.「無償の」減価償却費

 

これは、4.と同様に直接現金化できるものではありません。
借入を利用することで、購入時に直接の現金支出を伴うことなく経費を捻出し、
税負担を減らそうというものです。

 

まず最初に知っておかなければならないこと。
減価償却費は会計上・税務上の「架空の数字」です。

 

ご存じの方も多いと思いますが、
減価償却とは、減価償却資産を購入した場合に、購入価額を購入年の必要経費に落とすことはせず、
22年、30年、47年…「耐用年数」という決まりに従って、
購入価額をそれぞれの年数で等分した金額だけ必要経費に落とす方法です。

 

ここで今日のキモの1。略してキモ1。
ごめん。全然面白くないや。書いてる間に眠気が襲ってきてるね。

 

この減価償却費を計算するに当たっての購入価額ですが、
自己資金で買おうが借入金で買おうが、元手に制限はありません。

 

さらに今日のキモの2。

不動産投資で云えば、融資を元手にして買った=当初は自己資金ゼロ=持ち出しゼロで、
必要経費である減価償却費を計上することができるのです。

 

で?その効果は?今日のキモの3。

ここで一番最初に戻るんですね。

 

自己資金を払っていない状態で必要経費を計上し、
税金を減らす=税負担を減らすことができるんです。

 

普通は自己資金で対象物を購入した上で減価償却の流れがスタートするんですが、
不動産は他の資産に比べて融資が受けやすい関係上、

このうまみを使うことができるんです。


ただし注意が必要。何じゃろか。

このお話ね、当初は自己資金ゼロなんですが、
後々きっちり支払はすることになるんですよ。

では、いつ、どれだけ支払っていると思いますか?
経験者は解りますよね。

 

そうそう。借入金の返済のつど。元本部分の返済額としてね。
そのとおり。時期をずらして支出しているんですね。

 

でもって、このずれが極大化するのが減価償却の終了後。
するってぇと…いきなり頭上でナパーム弾が炸裂するような…

 

このお話もいずれ後日詳細をお伝えしますね。

 

最後は以前と同じメッセージ。   

「精神的自由」やら「経済的自由」なんて心地よい言葉に浮かれると、
デンジャラスな人生を送ることになるかも知れません。

焦りは禁物ね。
大丈夫。不動産は逃げませんから。

 

 

読みやすく解りやすい啓発書。日常生活でも不動産投資でも役に立つ部分があると思います。不動産投資を単なる金儲け目的とせず、人生に精神的な豊かさを添えるものとし、また多くの選択肢や幸せを添えるものとしたいですね。金森重樹氏訳です。