バイト先では、包装まで完了したパン製品の最終検査をアルバイトが行います。
最終工程なのですが、ベルトコンベアで流れてくる商品を
検品してそのまま流通用の箱に並べていきます。
検品は主に外観検査を行うのですが、
・どこをチェックするのか
・どういう状態だと不合格なのか
・過去にクレームとなった不具合箇所
などの情報、いわゆる『検査規格』がないため、
この作業を行うアルバイトの主観に依存されています。
例えば、
「ちょっと欠けている箇所がある」
ということでアルバイトさんが不合格にしたものを、
社員さんにチェックしてもらうと
「これくらいなら、OK!」
と判断されることが多くあります。
後日、この検品作業を他のアルバイトさんが行うと、
同様のことが起こります。
これが繰り返されます。
ここの問題点は、
・人によって合格・不合格基準がばらばらであること。
・アルバイトさんの判断基準が、徐々に甘くなっていくこと。
・合格基準が明確になっていないことにより、
品質向上のための工程改善につながらないこと。
が、あげられます。
モノづくりにおける商品の「品質維持向上」は、
まず、「合格基準を明確にすること」が、全ての始まりだと思います。
バイト先においても、将来の品質維持向上に向けて、
製品検査の基準を明確にしてもらえたらなぁと思っています。