当時わたしが、小学校2年生頃の話。
当時のわたしの家族5名は、長屋に住んでいました。
裕福な家庭ではなく、今思えば父や母は苦労しながらがんばって働いていたと感心します![]()
とぉ、父と母を褒めた所で、本題にまいりましょう。
当時家にはお風呂が無く、徒歩10分の所に3件の銭湯がありました。
北・北東・東の3件。どの銭湯も同じくらいの距離にありました。
父親や母親が一緒に銭湯に行く時は何もないのですが、一人で行く時には
3件のどの銭湯にいっても不思議な出来事が起こりました。
まずよく行っていた、北東方向の銭湯です。
家を出て、30秒ほど東に歩くと三叉路の路地に分かれます。
それを左に曲がるのですが、曲がったすぐのところに黒い影が一体浮かんでいます。
そこを、恐る恐る通ると後を付いてくる。
上に下に左右にと揺れながら、フワフワと後を付いてくる![]()
それは、銭湯にたどり着くまで着いてくる。銭湯の中までは入ってこないが
銭湯を出ると、待ってました
と言わんばかりに後をまた、出会った場所まで付いてくる。
だから、その北東方向の銭湯には父と一緒でないと行かないと決めたのですが父の帰りは
いつも遅く、小学生のわたしが待てる時間ではありませんでした![]()
その為に、次に通い始めたのが北の方向の銭湯。
ここでのある出来事で、お風呂が嫌いになります。
それは、浴槽に浸かっていると見知らぬ男の人が浴槽の中で
わたしの足をずっと握っている
わたしはビックリして動く事すら出来ない。
長い時間握られ続けていました。
黒い影や、その男の人が幽霊だと知るのはもう少し後のことである。
そんな出来事があり、銭湯恐怖症になるが家には風呂が無いため、行くしかありませんでした。
決意を決めて、明日は早くから銭湯に行こうと決めました。それも、東の方角の銭湯。
いつも銭湯に行く時間が遅かったわけではないですが、特に理由は無かったんですがが学校が終わると同時に
東の方角の銭湯に行く事を決めていました。
当日、学校から帰るとすぐに銭湯に行く準備をして家をでました。
まずは、黒い影がいつもいる三叉路。左を除くといない![]()
そこを左に曲がらず、真っ直ぐ行く。この路地も注意が必要だ![]()
なぜなら、以前恐い体験をこの路地でも経験したからだ
(この路地の話は機会があれば書く事にしたい)
その後、大きな公園を通り過ぎて目的の銭湯にたどり着く。
ここまで、何もなし。
ドキドキしながら、のれんを潜り番台にお金を渡す。
早すぎた
誰一人、銭湯に入っている人がいない。余計に気持ちが高ぶった
ドアを開けて、銭湯の中にまずはとりあえず浸かることにしよう。
周囲を気にしながら、足をゆっくりいれる。よし
潜っている男の人はいない。
肩まで浸かり、周りを気にしているとドアが開いた。
ドアに目を向けると、テレビで見たことのある洋服を着た十数名の男の人が歩いてくる。
そう、それはまさしく「はだしのゲン」のアニメそのもの洋服姿である。
その人達はわたしの前を平然と歩き、富士山の絵の描いてある壁に消えていった![]()
わたしは体を洗うことすら忘れ、銭湯を飛び出して家に帰った。
(しかし、当時のわたしは父や母そして人を信じていなかったので誰にもこの出来事を
語らずに過ごしていた。)
仕方がない、銭湯に行くことは辞めようと決めた。
しかし、夕方になると母は早く銭湯に行きなさいとうるさい。
しかたなく、近くの公園の水道でタオルや頭などを濡らし、トイレで着替えるそんなことを繰り返していたが
母にばれ、叱られる![]()
それでも、理由は言えず。お金泥棒とよく言われたものである![]()
それからは、母の監視できる北東方向の銭湯に行く事を決められてしまった。
(そこの銭湯は、母の知り合いが経営していた為。)
まぁ、3件中一番マシな場所ではあるので大丈夫![]()
と、思っていたがなぜだか知らないが当初は一体だった黒い影が
行くたびに増えていった。(最高で、10体程度の数となる)
それが、徐々に恐怖となり行く時も帰る時もダッシュ![]()
そのせいで、家に帰りつくと汗でビショビショ
また、母に叱られる![]()
小学校5年生ぐらいになると、自転車で遠くの銭湯に行くようになってからは
高校に入るまでその影を見ることはなくなった。(高校時代の影もいずれ書く事にします)
ただ今思えば、なぜ兵隊や男の人の姿その他もろもろは視えていたのに
影は姿として視れなかったのだろうか![]()
今でもあの場所に行けば、フワフワとまだ浮かんでいるのだろうか![]()
今度確認でもしに行こうかな・・・![]()