「うん、悪くない。まあ、つけてみないことにはわからないけどね。このタイプはいい音になるかもしれないな」
巻き方を変え、駒を変え、音色を聞き比べます。
糸や紐は膨大な数存在します。
その中から千斤に相応しい強度としなやかさを持った紐を探し出すのは、まるで宝探しゲームのよう。
宝箱を開けることができるカギ=紐はどれかしら。
私の指で千斤を巻くのはかなりきつい作業ですが、ワクワク楽しみながらやっているので苦ではありません。
私はとことん二胡仕事が好きなのでしょう。
さあ、もう少し。
データを集めて老師に報告しなくてはp(^_^)q