今日も仕事の後玉琴楼へ。
打ち合わせをしたり、生徒さん達の進み具合を聞いたり、新しく仕入れた物を見せてもらってきた。
付け替え用の高級弓毛は美しかった。
あれならいい音色出しそう。
試しに仕入れたと言う弓には驚いた。
竹部分が木にしか見えないのだ。
ある地域で取れるれっきとした竹だそうだ。
老師が使ったら借りてみよう。
そして恒例、いきなりテスト。
老師のレッスンを受け出してからいろいろなテストをされた。
今夜はある有名な奏者の演奏を聞かされ、気づいたことを言えとのことだった。
六小節目で違和感を感じた。
わずかに音が下がったような。
「そうだね。じゃあどの音が?」
快弓の曲だったのでどの音かまではわからなかった。ドかな?
「ラだよ」
言われて聞き直したら確かにラがわずかに下がっていた。
まだまだ修業が足りないわ~(^◇^;)
その後は生徒さんの二胡の話になった。
前の教室で40万円で買わされたと言う二胡。
玉琴楼で7万円で売ってるものだった。
「あんなだまし商売ばかりだよ。
俺はあんなことしたくない」
まあ、そうやって皆教室や店を大きくしたわけだからさ。
「なら、二胡なんか売りたくない。
他の仕事考えるかな」
まあまあ!そう言わずに~!
うちの老師は商売向きではない。
玉琴楼はなかなか大きくなれない。
でも、そこが一番の魅力ではあるのだ。
日本一馬鹿正直な二胡屋。
老師と一緒に私も馬鹿正直に生きるかな。
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