マスターボックス社1/24“アリ”#ステータスチェックです。
マスターボックス社はウクライナの模型メーカーでして、フィギュアのプラモデルをたくさん出しています。
オーソドックスなミリタリものだけでなく、なんというかちょっとこう・・・タガの外れたというか、オモシロ系というか、独創的なものが多いのが特徴。

滝つぼで水浴びする女性をピーピングする米兵
車を整備する女性メカニック
ゲーム「バイオハザード」を彷彿とさせるゾンビと戦うお姉さん

ほんと「ブッ飛んでる」フィギュアがたくさん。見てるだけでも楽しいです。
 
僕はフィギュアはジオラマを盛り上げるものという認識なので、「いったいどういうシチュエーションを想定してるんだろう」と首をかしげたくなるようなものも多くあります。
 
国内メーカーのフィギュアが「カーモデルやミリタリモデルを盛り上げる」ものというとらえ方なのに対して、マスターボックスのフィギュアは、「それ自体一つの作品」というとらえ方をしてるんじゃないでしょうか。

そう言えば欧州には、ホワイトメタルなどで作られるフィギュアを作るホビーがありますよね。

調度品のような像を自分の手で塗装して仕上げてコレクションする、と言ったような趣のもの。

ナポレオンなど歴史上の人物をはじめ日本の侍、西洋の騎士などヒストリカルフィギュアと呼ばれるものや、ファンタジーを題材にしたものなどがあります。

(ファンタジー系のミニチュア、最近ではウォーハンマーが人気ですよね。これも源流はメタルフィギュアなのでは?)

中には背徳の香り漂うものも。ビーナスみたく服を着ていないとか、縛られてるとか・・・


・・・オホン!

話をもとにもどしまして。

僕としては1/24スケールの女性のフィギュアのラインナップがうれしいのです。
 
タカラの1/24スケールのボトムズキットに使える(かもしれない)女性のフィギュアって、ほんとに少ないんです。

今でこそ、ハセガワの女子フィギュアのシリーズがありますけれど、それまではフジミやタミヤのカーモデル用アクセサリとして出ていたものくらいしかなかったのです。
 
このアリお姉さんもそんな女性フィギュアの一つ。

ハンドバックを小脇に抱え、スマホをチェックしているポーズです。
 

リアル系女性フィギュアと呼ばれる「生きてるみたい」な塗装にしたいのですけれど、何せ初めてなので、ネットでいろいろ下調べをしてからかかります。

ミリタリものとは塗り方が違うようなので、とりあえずネットに紹介されていた手法の中でトライしやすいものをチョイスして、とにかくやってみます。
 
組み立て、継ぎ目けし、髪の毛のスジ彫りをデザインナイフで追加。

白サフを吹き、クレオスのレッドをポチポチと。
赤のポツポツはもっとたくさんあってもよかったかな。
歯ブラシでバババッと飛び散らかしてもよかったみたい。
 
 
ピンクで陰になる部分を下塗りします。白人女性ということにしたので陰色はピンクです。
ボックスアートのアリお姉さんは、キットよりかなりセクシーで好きな雰囲気。
影の位置など参考にさせてもらいました。
 
 

クレオスの肌色(フレッシュ)・・・今は、薄茶色というんですね。

これも時代の流れなんでしょう。

その薄茶色をしゃぶしゃぶに溶いて、ピンクを透かすように意識しつつ塗り重ねます。4回くらいかな。
 
 

これで4回。このあと赤、白、薄茶を適宜混ぜ混ぜしながら調整していきます。