こんにちは!ふでまる記者です。

今回は、世の保護者の皆様の「こんな小学生に育ってほしい」についてお話します!

世の保護者はわが子にどんな小学生になってほしいと思っているのでしょうか?
色々なことに積極的にチャレンジしてほしい、リーダーシップを発揮してほしい…等々、様々な思いがあると思います。

本記事では、ふでまる道場で行ったアンケートをもとに、普段なかなか聞くことができない保護者の「こんな小学生になってほしい」を明らかにしていきます!

 

 

今回の経緯

ふでまる道場では年に3回、無料で受けられるオンラインテスト(全国幼児発達診断テスト)を実施しています。

今回の記事は、2024年第1回の全国幼児発達診断テストを受験してくださった保護者の皆様にお願いした任意のアンケートのフィードバック(第一弾)となります。

回答してくださった306名の保護者の皆様、ご協力ありがとうございました!

本記事では、アンケートの設問の一つ「お子様に対してなってほしい小学生像をあえて一つ選ぶとしたらどれになりますか?(選択肢あり・単一回答)」を取り上げ、普段なかなか知ることができない、世の保護者の「うちの子にはこんな小学生に育ってほしいなあ…」を明らかにしていきたいと思います!

また、保護者の皆様が寄せてくださった意見で多かったものについて、ふでまる道場のくま先生にご意見をうかがっております。ぜひご覧ください!

 

 

設問と回答選択肢一覧

【設問】
以下は、お子様がなってほしい小学生像の選択肢です。もしあえてご自身のお子様に対して、1つ選ぶとするとどれになりますか?1つ選んでください。

【回答選択肢】

  • 積極的に勉強するような小学生
  • お友達や先生とコミュニケーションが上手に取れる小学生
  • 自分のことは自分で出来る自立した小学生
  • 学校のルールを守って礼儀正しい小学生
  • 親の言うことをきちんと聞く小学生
  • 創造的で新しいことに対して挑戦できる小学生
  • たとえ泣きながらでも頑張れる小学生
  • 他の人に対する思いやりや共感を持った小学生
  • 好きなことをとことんやる小学生
  • 友達を巻き込み引っ張っていける小学生
  • その他

 

 

    気になるのは「自立」?「コミュニケーション」?「創造性&チャレンジ精神」!?

 

概ね3つの回答に分かれた

幼児期とはがらりと変わる小学生。人間関係にまつわる回答が多いのでは…?様々な選択肢があるので、回答は散らばりそう…。そんなふうに考えていたふでまる記者ですが、ふたを開けてみると、3つの選択肢に回答が集中していました。
※選択数が少なかったものはその他でまとめています

 

 

創造的、挑戦的であることやコミュニケーション力、自立性。これらを意識している保護者が多いようなのです。

 

 

進路が違っても割合は変わらない

小学校受験を考えている保護者が創造性やチャレンジ精神もしくは自立性を、そうでない層の保護者がコミュニケーション力を意識しているのでは?そんな予想を立ててみましたが、実際は受験をするしないの違いでは割合に大きな変化が見られないという結果になりました。

 

 

 

居住地の違いも差を見出すにはいたらなかった

では、住んでいる地域で差が生まれるのでは…と調べたところ、こちらもそこまで大きな違いは見られないという結果に。
つまり、居住地や進路に関わらず保護者の考え方は概ね共通しているという結果になりました。

 

 

 

超難関校を希望する保護者の皆様の意見は…?

ちなみに、唯一大きな差が生まれた切り取り方が、「超難関校(※)を志望する保護者」と「その他の小学校を志望する保護者」。
超難関校を志望する保護者の、なんと4割以上が創造性・チャレンジ精神を選択するという結果になりました。
超難関校を志望するお子様と保護者の皆様にとって、創造性やチャレンジ精神は重要なキーワードなのかもしれませんね。
※慶應義塾幼稚舎・慶應義塾横浜初等部・早稲田実業学校初等部・筑波大学付属小学校

 

 

 

    くま先生にインタビュー!「創造性・チャレンジ精神」「コミュニケーション力」「自立性」を養う方法とは!?

 

こぐま会のくま先生に、こぐま会での「創造性・チャレンジ精神」「コミュニケーション力」「自立性」を養う取り組みや家庭での声かけについてインタビューを行いました。
こぐま会では、これらの4つの力を伸ばすためにどのような授業、取り組みを行っているのでしょうか?

 

 

「考える」から「創造」が生まれる

ふでまる記者
 まずは創造性について、くま先生のご意見をお聞かせください。
くま先生
 こぐま会では、幼児期に身に着けるべき学力を「考える力」と捉えています。「考える力」は創造性を養う第一歩とでもいうべき力です。
ふでまる記者
 確かに、何事においても「創る」の前に「考える」のステップが不可欠ですよね。
くま先生
 はい。こぐま会ではこの「考える力」を伸ばすために、例えば「お話づくり」の授業などを行っています。ひとつの絵から、前後に起きたことを考えて、お話(ストーリー)を作ります。
 「なぜそうなったか」「その後どうなったか」「登場した人や生き物が何を考えているか」「何と言っているか」などを考えてもらうので、様々な角度から柔軟に思考する力が育ちます。

 

 

ふでまる記者
 まさしく「考える力」、そして創造性が養われる授業ですね!

 

 

 

チャレンジ精神の始まりは主体性にあり

くま先生
 次にチャレンジ精神ですが、まずは子どもたちが全ての知的活動に対して主体的であることが大切です。
ふでまる記者
 確かに、受動的な気持ちでいては「挑戦してみよう!」という風にはなりませんよね。
くま先生
 その通りです。なので、こぐま会ではまず子どもたちが主体的に取り組めるよう具体物をたくさん使って授業を行っています。物があるだけで、子どもたちは、やってみたい、触ってみたい、と目を輝かせてウズウズしてくれます。

 また、パズルや積み木を見本通りに並べる授業では、全くヒントなどを与えずに、子どもが自分から「出来たよ!」と手を挙げるのを待つようにしています。

 

 

ふでまる記者
 ヒントを与えてあげないのですか?
くま先生
 「自分で」考える、「自分から」手を挙げる、ということが大切なんです。
 さらに言えば、子ども自身ができた!と認識できるまで待ってあげることで、真の達成感を与えたいと考えています。そして、その達成感がチャレンジ精神を生み出してくれる。
ふでまる記者
 確かに、一度達成感を味わうと、もう一度!という気持ちになりますよね。モチベーションが上がるというか。
くま先生
 はい。それが、新しい課題と向き合うチャレンジ精神に繋がっていくんです。

 

 

 

コミュニケーションとは「聞く力」「話す力」である

ふでまる記者
 では、コミュニケーション力はいかがでしょうか。
くま先生
 コミュニケーション力を伸ばそうとしたとき、圧倒的に大切なのが「聞く力」と「話す力」です。「聞く力」はすなわち「相手の意見を理解する力」であり、「話す力」は「自分の意見を伝える力」と言い換えられます。
ふでまる記者
 理解し、伝える…それは、コミュニケーションそのものですね!
くま先生
 さらに、相手の意見を理解できることは将来の読解力に、自分の意見を伝えられることは将来の文章文章を書く力やプレゼンする力に、それぞれつながっていきます。
ふでまる記者
 「聞く力」「話す力」を身につけることは、「書く力」「読む力」の獲得にも関わってくるんですね。
くま先生
 そのため、こぐま会ではすべての学びにおいて「聞く力」と「話す力」の育成に注力しています。授業としては聞き取りの練習や短文づくり、ひみつ袋などがあります。
 ひみつ袋の授業では、袋の中に入っているものに手で触れ、どんなものが入っているかを説明してもらいます。

 

 

ふでまる記者
 話す力はもちろんですが、語彙力も試されそうな授業ですね。
くま先生
 形、大きさ、触った感触、温度…説明する視点はいくらでもあります。ですが、幼児期だとどうしても語彙が限られます。その限られた語彙を駆使して伝えようとする経験が、もっと伝えたいという意欲につながります。

 

 

 

判断力とこぐま会が自立を促す

ふでまる記者
 最後に、自立性についてはどんなことを意識していますか?
くま先生
 自立性を伸ばすためには、子どもの思考を尊重するという意識が必要になります。もちろん一般的な道徳の範疇で、ということは忘れてはいけませんので、「社会的常識」の授業を通して子どもたちに挨拶やマナーなども伝えています。
ふでまる記者
 子どもの思考を尊重するとは、どのようなことでしょうか?
くま先生
 「あれはよい」「これはだめ」、と答えを押し付けるだけでは、子どもは自分自身で物事を判断できなくなってしまいます。
 子どもをひとりの人とみなし、きちんと向き合って対話をする。思考させ、理解を引き出すことが自立性を培うカギなのです。
ふでまる記者
 自立性については「甘やかしてしまう」という声もありそうですが、そちらはいかがでしょうか?
くま先生
 たとえば、こぐま会の授業を受けてみるのはいかがでしょうか。完全お預かりですから、保護者にとって一番悩ましい「甘やかしちゃう問題」はそれだけで回避できます。
ふでまる記者
 確かに…。保護者に頼れない環境ですから、自分のことは自分でやろうという意識が自然と身につきそうです。

 

 

くま先生
 授業中は先生とお友達の話をよく聞いて、自分で考え、発表し、間違えた箇所があれば自分で訂正することが求められます。もちろん、初めから出来ている必要はありません。
ふでまる記者
 自立性を育むにはもってこいの環境ですので、「甘やかしちゃう」というお悩みを抱える保護者の皆様、ぜひこぐま会に体験に来てください!

 

 

 

4つの力を家庭で育むには…?

ふでまる記者
 ここまで、4つの力についてこぐま会で大切にされていることや取り組みについて伺ってきました。ひみつ袋などは、ご家庭での遊びに取り入れられそうですね。
くま先生
 はい。ですが、家庭でできる取り組みは他にもたくさんあります。
ふでまる記者
 例えばどのようなことがあるのでしょうか?
くま先生
 まずは家族間の挨拶を大切にすること。それから、お手伝いをしてもらうことも重要です。
ふでまる記者
 挨拶はコミュニケーションの第一歩ですよね。お手伝いというと、お片付けなどでしょうか。
くま先生
 もちろんそういったことでもOKです。ただ、意識してほしいのが「役割を与える」や「任せる」ということ。毎朝リビングのカーテンを開けてね、毎回みんなのお箸を並べてね、など、簡単だけど、それがないと困ってしまう、という「仕事」を任せてみて欲しいと思います。きっと、任せられると、その子なりに責任を持って取り組んでくれると思います。

 その上で、これはお手伝い以外にも言えることですが、子どもたちがやりたいといったことは危険のない範囲でなんでもやらせてあげてください。そして、子どものやろうとすることには手を出さない、見守る、待つ。質問してきたらアドバイスを送る。そのうして上手くできたら、一緒に喜んだり、ありがとうと伝えてください。上手くできなくても、チャレンジしたことを褒めてあげてください。こういった家庭での取り組みが、子どもたちの4つの力の基礎になるんです。
ふでまる記者
 基礎は家庭でも固められるんですね。
くま先生
 はい。例えば主体性は創造力やチャレンジ精神の大本であり、家庭でもある程度伸ばすことができます。
ただ、すべては「どのように学ぶか」によって、身につき方や度合いが変わってくるんです。そこは、たくさんの子どもたちを見てきた我々を、是非頼ってください。
ふでまる記者
 つまり、こぐま会に来てください!ということですね。
くま先生
 そうなっちゃいますね(笑)。ただ、大切なことは、子どもをよく観察してあげること、子どもとよく対話すること、だと思います。親子は特別な存在です。それ故に、葛藤することも、反省するもあるでしょう。
 ふでまる道場では、具体的な問題を通じて、どのように子どもと関わっていけばいいか、少しでも皆さんのヒントになればいいなと願いながら、教材や解説動画を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

 

【創造性】

【コミュニケーション力】

【自立性】

 

 

 

ふでまる記者
 くま先生、たくさんの興味深いご意見をありがとうございました!
くま先生
 保護者の皆様にとって有益な情報になることを祈っております。
 こぐま会では、日々このような形でお子さまの本当の思考力を成長させられるよう指導しております。また、学習の有益な情報も発信しているのでぜひご確認ください。

 

 

 

ではまた、次の記事でお会いしましょう!

 

 

 

 

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