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今までずっと私を苦しめ続けていた犯人が悪性リンパ腫とわかり、ひとまず気持ち的にはスッキリしたものの、今後の治療の予定が非常に気になります。
血液内科のF先生の診察室に入ると、詳しい病状の説明については家族が集まった時にするからとおっしゃって、早速今後の提案がなされました。
「非常に進行が早いので、本当なら明日にでも入院していただいて抗がん剤治療に入りたいところです。
明後日から入院出来るように今から準備を進めさせていただきますが、よろしいですね。
どうしても都合が悪いというようでしたら、またご連絡くださればいいですから。」
このように言われたら、私も腹をくくるしかありません。
仕事の調整をする方向に頭を切り替えることにしました。
入院期間等を尋ねてみますと、3ヶ月ぐらいはかかるかもしれないが、ずっと連続して入院というわけではなく、途中で病院を出ることができる時もあると先生はおっしゃいます。
さらに、ひとまず10月いっぱいは入院でしょう、ともおっしゃいました。
この日は診察後、検査のための髄液を抜いて、それから帰宅しました。
(また、別の機会にこのときの髄液を抜き取る処置については詳しくお話しいたします。)
入院まで、中1日です。
各方面に連絡、仕事の引き継ぎ、入院のための持ち物の準備、買い出し、ガン保険などの保険証書の確認など大忙しです。
しかも、まだ何も変わっていない辛いままの身体で。
いまだに不勉強で理解のない家族。
協力があるはずありません。
F先生からの病状説明があれば、多少は態度が変わるでしょうか。
家族に対しては、いろんな思いが悶々とする中で入院する当日がやってきました。
(続)