「俺の一番大事な奴のこと
    そんな風に言うな!!」


ひだまりが聴こえるーリミットー 3
文乃ゆき先生
Canna Comics(プランタン出版)




こんばんは、お久しぶりです。
仕事が忙しく、読むだけで精一杯な日々を送っていました。ただ、この想いだけは伝えたいということで、紹介させていただきます。


ひだまりが聴こえるシリーズです!
2020年5月28日発売の文乃ゆき先生による作品です。もともと4月終りの発売予定でしたが、コロナウイルスの影響で発売日が1ヶ月ずれることになりました。
私はコミックス派なので楽しみに待ってたのたで、発売日が遅れると知ったときの落ち込みは大きかったです…。しかし、その待つだけの時間は私の生きる希望となり、仕事も頑張ることができました!


待った甲斐があったというものです。
私は序盤から号泣し始め、本編ラストまで涙が止まりませんでした。書き下ろしでようやく心が落ち着くという…笑。やはり素晴らしい作品やなと感じることができました。


物語はイケメン大学生で難聴な航平と、明るく元気な元同級生太一を中心に描かれています。リミット2巻の終りで距離を置こうと航平は太一に告げます。3巻はそんな暗雲立ち込めている中での話です。


全部見所ではあるのですが、やはりお互いな気持ちをぶつけるシーンは圧巻ですね。太一の真っ直ぐさが刺さります。「俺の一番大事な奴のことそんな風に言うな!!」という言葉は本当に強いです。航平も今まで押し殺して生きてきた中で、太一に対しては素直に自分の気持ちを伝えています。


主人公の二人以外も重要な役割を担い、それぞれの物語を歩んでいっています。誰も見逃せないです!私はこの巻では個人的に太一の上司にあたる千葉さんの話が好きですね…。なかなか難しい話なので好きっていう言葉で表していいのかなとは思います。


そして、書き下ろしが69ページあります。なので、すごい分厚くかつボリュミーな内容になっています。書き下ろしは本編と比べると平和なストーリーになっています。イチャイチャしています笑。是非とも読んでいただきたいです。


正直もっと語りたいところなのですが、話がぐちゃぐちゃになりそうなのでこの辺でやめておきます笑。
ひだまりが聴こえるシリーズは、BLという枠組ながら難聴というテーマもあり、深みがあります。BLというジャンルが好きな方も、そうではない、知らないという方も是非一度は読んでいただきたい物語です。


リミット編はこれで終わりということで、二人がどうなっていくか、周りの人々もどうなっていくか気になるところです。
次も楽しみにしています。


ではでは。