何かを成し遂げようとするとき、目標が大事って言われますよね。
私の場合、自閉症の息子の療育にも当てはまりました。
といっても、息子が小さい頃には目標を掲げるなんて考えもしなかったし、そんな余裕もなかったんですけどね。
息子が小学校1年生のときから親子で指導して頂いた恩師に、言われたんです。
「どんな人に育てたいんですか?」って
息子が小さい頃は、彼に振り回されていましたから、どんな人に育てたいかなんて考えたことなかったんです。
どうなってしまうんだろう、ちゃんと育つんだろうか、と、不安と焦りでいっぱいだったので、気持ちに余裕もありませんでした。
なので、「どんな人に育てたいんですか?」と、問われたとき、呆然としてしまいました。
どんな人に?どんな人に?と、何日もあれこれ思い巡らしました。
そして、当時の息子の状態からすると、無理なんじゃないかと誰もが思うような目標を掲げたんです。
目標の達成期限は、学校卒業後に社会人になるときにしました。
目標を決めると、そのために何を教えないといけないのか洗い出しができます。
期限に向かって、今何をすれば良いのか、具体的なことが見えてきます。
もちろん、すぐにできないことばかりだったので、教えながら工夫を繰り返すことになったんですけどね。
教えても教えてもできないことも多かったんですが、それでも諦めずに療育を続けられたのは、目標があったからでした。
私が息子の療育に期限付きの目標を立てたのは、息子が小学校1年生のときでしたから、期限までに12年ありました。
12年間もあるんだから、焦らず諦めず可能な限り育てようと決めたんです。



