愛染明王は、もともとは煩悩〈愛欲や欲望、執着〉を
悟りの境地まで導導く力を持ち、
燃るような赤色体で、三目六臂(三つの目と六本の腕)を持ち、
憤怒相(怒りを表した表情)をした明王です。
「煩悩と愛欲は人間の本能でありこれを断ずることはできない。
むしろこの本能そのものを向上心に変換して仏道を歩ませる」
とする功徳を持っています。
そのことから恋愛や結婚、縁結びや夫婦円満のご利益があるとされています。
**菱紋**
両端に描かれている菱文様は菱文様は紀元前より見られ、
正倉院の宝物をはじめ、染織物や木工品などにも見られます。
文様である菱紋は、ヒシの実またはヒシの葉を図案化したものと言われています。
ヒシ(菱)は、菱形で両端に逆向きの2本の鋭いトゲがある
硬い実をつける事から、悪を退散させ、魔を除けるとされています。
