Because I have a right to be heard

 I have a voice



私には語るべき物語があり

伝えるべき魂がある



ジョージ6世


「英国王のスピーチ」より

 




兄エドワード8世の突然の退位により、図らずも王位を継承することになったジョージ6世は、幼少期の潜在的トラウマにより吃音に悩まされていた。



即ち「演説」ができない・・・・



国王にとり、


「演説」とは国民の意志を統一していくための避けられない「絶対的業務」であり、


それが遂行できないことは畢竟「暗君」の烙印を歴史から押される運命に置かれる。



一向に国王としての威厳や自信が持てないジョージ6世ではあったが、王妃エリザベスが探し当てた奇抜な言語療法士ライオネルの「荒療治」により遂に上述の言葉を自ら発する。



そしてナチスドイツの脅威に立ち向かうべく国民を鼓舞する「伝説のスピーチ」を成し遂げる。



演説を終え、国民に手を振り、名君への道を歩み始めたジョージ6世の後ろ姿を、ライオネルは誇らしげに見つめ、映画は幕を閉じる。



そしてジョージ6世の魂は、

御息女であるエリザベス2世へと受け継がれていく



映画「英国王のスピーチ」




誰しも「コンプレックス」というものはある。



よく「得意なところを伸ばせ」と言われるが、

職務上苦手なところに「ガチ」で向き合わなければならない運命もある。



どちらかといえば、

私の人生もこの傾向が強いかもしれない。





「もうあきらめたらええやん」




そう突っ込みたくなることも多々あるのだが、

潜在意識が私をそこから逃さない・・・・・




でもだからこそ生まれる



STORYやSPIRITがある



出会える



SONGやSOUNDがある



そんな運命を僥倖としてとらえ、

瞬間に感謝し、新たなSCENEを見たい