本を読む人のスケッチ✏︎BOOK MARKET 2022にて読む姿をスケッチします
明日明後日7/23(土),24(日)、浅草の台東館にて第12回BOOK MARKETが3年ぶりに開催されます!
いつもお世話になっています田原町のReadin' Writin’ BOOK STOREさんも出店。
私も同ブースの片隅で「本を読む人のスケッチ」と称して、皆様の読む姿をスケッチしております✍︎ 実は2019年に続き2回目の参加。お持ちになる本を糸口にいろいろなお話を聞けることも大きな楽しみです。
直前のお知らせお許しください。久々の出店に持ち物チェックが終わりません
面白い本と本屋さんと出版社の集まったイベントです。
ご都合よろしければ、ぜひ足をお運びくださいませ
意外な文章読本☆『保育者がすすめる 保育研究のきほん』好評販売中!
『保育者がすすめる 保育研究のきほん 日々のエピソードとカンファレンスを真ん中に』(湯澤美紀編著/鏡村町保育協議会協力)が、ひとなる書房より4/12発売!
▼こちらのカバーイラストを書かせていただきました〜
“研究”なんて付いていると、つい腰が引けてしまう保育者さん達に対して
保育研究は、今日は〇〇ちゃんがこんなことをした言ったといった毎日の出来事を皆で共有して振り返り、保育に活かしていける絶好のチャンスなんですよ!
と明るく励ましながら解説している本です。
原稿を拝読して、カバーには地面に絵を描く子やリュックを背負って振り向く子などをエピソードの中から登場させました。
▼のブランコ君(本文ではトモキくん、裏表紙にいます)も登場人物のひとり。
『お集まり』が始まる時間になってもブランコに乗っていた男の子です。
子どもの心情に迫り理解を深めるには、あるがままを記録することが大切だ。
どんなラベリングも除いて『お集まりの時間、トモキくんは園庭でブランコを漕ぎ続けていた』と事実のみを書こうという章でした。
下線を引いた“なっても”では、まだ私の解釈が入っているわけです。
こんな感じで文章を書くときや人前で話すときに大事なことが詰まっていて
保育者さんたちが徐々に自分の言葉を見つけていく様子と、語られる子ども達のいきいきした言動に、現場を知らない私もぐいっと引き込まれました。
そしてやっぱり読んで描くのは楽しかったです!
保育者さん向けの本ではありますが、一般の書店にも置いてあります。
ご興味湧きましたらお手にとってご覧ください。
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柄on柄、海老のような猫/ちひろ美術館の金魚/近所の紫陽花
最近、オンラインでしか話したことのない人とはじめて会ったという話を聞きます。
私も2年近く画面越しだった猫に会ってきました。
ばつが悪いとホントに爪研ぎを始めたりするんですねぇ!
猫も投票に行ってくれないかしらん。インボイス反対。
梅雨は梅雨なりに、夏は夏らしく過ごせますように
以下もお仕事情報です
左から
『ちゃぐりん 6月号』(家の光協会刊)
↑『ちゃぐりんハンドメイド手芸』にてスタイリングを担当。
『ちゃぐりん 7月号』(同上)←同上
『パッチワーク教室 夏号』(ブティック社刊)
↑P41,P56-57『キルトでホームコーディネート』作り方イラスト
千太郎の夢 〜小説『あん』より〜
今年の桜は一斉に花開きましたね〜
のんびりしてたらGWです。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
爽やかな夏のはじまり、束の間春を思い出しながらお付き合いくださいませ。
▲は昨秋数年ぶりに装画コンペ用へ応募したときのイラスト。春まで寝かせるつもりでした
結果の方は残念ながら落選。心残りだったのは、いつの間にか応募方法が変わっていて
作者コメントを書く欄がなかったこと。あれをびしっと書くのが楽しみだったのに〜!
…なので自分で書きますね。
課題図書はドリアン助川の小説『あん』でした。
樹木希林が餡を練っていた映画(雑ですみません)の原作です。
※如何なるネタバレも避けたい方はここでストップ。
桜の季節。投げやりに生きるどら焼き屋“どら春”の店主千太郎の元に、雇ってほしいと現れた謎の老女徳江。とにかく食べてほしいと徳江が置いていった餡の思いがけない美味しさが、どら春にも千太郎にも活気をもたらしますが…
徳江は人生の大半をハンセン病の療養施設で過ごしてきた過去があり、指に残った後遺症から噂が広まって秋には自ら店を辞めることに。
その後も千太郎は徳江と手紙のやりとりを続け、常連客の少女ワカナと療養施設を訪ねたりすることで物語の時間は前に進みつつ、同時にひょっこりどら春に現れるまでの徳江の生きてきた過去がだんだん浮かび上がっていきます。
▼下が応募作品です。
表面はワカナと療養所に連れて来られた頃の姿をした徳江です。二人は共に14歳。
裏面は、千太郎が夢の中で徳栄に再会した川辺の茶屋。徳江は少女の姿をしていますが、人生を生き切った老女でもある話し方をします。花びらは川面を覆い表面にも降り注ぎ、時代の違う二人の少女を桜と千太郎の夢がつなぐイメージでデザインしました。
徳江の手紙がよかったです。著者名で敬遠していて申し訳なかった。
また今回ブログを書こうと読み返していたら、千太郎が夢の中で桜の塩漬けを徳栄に教えてもらい、現実にもそういう食べ物があることを知って感じ入る場面に目が止まりました。大人になるまで「それは桜の塩漬けだよ」と教えてもらう機会がなかったが、いま教えてもらえたんだなぁと。
春の再読本にして、この先どこに惹かれるようになるか楽しみにしたいと思います。
読んだらどら焼きが食べたくなりますよ。
私は『あん』以後、スーパーのどら焼きには静かな争奪戦があることを知りました^^
もう夏が始まります。引き続きよいお休みを〜〜♪
以下、お仕事情報です。
保育とくるみボタンの2冊は、次回以降もう一度ご紹介します。
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・『保育者がすすめる 保育研究のきほん』(ひとなる書房刊)
カバーイラストを描かせていただきました。4/12発売!
・『家の光 2月号』(家の光協会刊)
P50-53にてくるみボタンを組み合わせたストラップを作りました。ポイント動画あり。
左から『ちゃぐりん 2〜5月号』(家の光協会刊)
P152「ちゃぐりんハンドメイドクラブ手芸」にてスタイリングを担当しております。
左から
・『パッチワーク教室 春号』(ブティック社刊)
P12,14,15,17,52-53にて作り方イラストを担当。
データ化した淡い水彩画の色がよく出るようになりました(当社比)。
・『ビーズ&パールのアクセサリー』(ブティック社刊)
P8-9にて完成度がアップする10のポイントイラストを描いています。
アップルペンシルにて制作。希少な(これまた当社比)オールデジタルイラストです。