メイドインアビス13話。
ふぅ･･･
スゴイものを観させてもらいました。
まさに渾身の最終回
先週、最終回は”どこまで表現出来るか挑戦なシーンも、ただただ泣けるシーンも、ひたすら癒やされるシーンも全部楽しみ”と書きましたが、もうホントやるべき事は全てやりきった
って感じの出来映えでした。
レグを引き摺りながら探していたものを見つけたと呟くナナチ。
アビスに来る前の成れ果てていないナナチ。
アビスでミーティと出会い、笑顔を知るナナチ。
ボンドルドの所業で深界六層にミーティと落とされるナナチ。
そこから引き上げられアビスの呪いにかかるミーティとナナチ。
実に丁寧に原作の回想シーンを描ききりましたね。
セリフは忠実に、でも、ところどころに表情や動きを追加することで漫画ならではの回想シーンの表現をじっくりと見せる映像にしていたのが効果的でした。
ミーティとナナチが少しずつ絆を深めていく過程を見ていることで、その後に一気に引き裂かれる残酷な結末に強烈に心を抉っていかれました。
いや、原作読んでるんで展開は知っているんですけどね。
深界五層に移送中の籠の中で語らい、満面の笑みのミーティに思わず笑顔になったり、
前線基地の部屋でミーティの似顔絵を描き、それを見られそうになって照れるナナチの可愛いことよ
そんな二人が、あぁ･･･
深界六層の成れ果ても、ミーティが成れ果てる描写も、そこまでやっちゃいますか
と驚きながらも釘付けになって見てました。
ナナチが成れ果てるところは急激なモコモコに、しっぽニョロンで思わず苦笑しかけましたが、そこに「神様･･･助けてください･･･」
「オイラ、ようやく見つけたんです」
「宝物を見つけたんです」
「どうか･･･どうか、奪わないで･･･」ですよ(≧д≦)･ﾟﾟ･｡
すぐそこには普通なら直視出来ない姿に成れ果てていくミーティがいるんです。
それでも、泣きながらも目をそらさないナナチ。
きっと、そらせなかったんだろなぁ。
五層に戻ってボンドルドの声に現実に引き戻されて号泣だもんな。
にしてもミーティ成れ果てシーンは原作とは絵柄や表現の仕方は違っていたけど、あれっ？これってテレビだよなぁと思わずにはいられない衝撃のシーンでした。
血みどろ、グシャっと感のある原作表現は無理じゃねと半ば思ってはいたけど、色合いで血みどろ感をごまかし、グシャでなく破裂する方向のパターンで来たかぁ、これはこれで強烈だなと目をそらしたい衝動に駆られているところで、ドロッ＆ベチャですよ
はぁ～･･･
もうあとは、ナナチの可愛さだけを愛でさせてください。勘弁してください状態。
でも終わりじゃないんだよなぁ。
ナナチが悩み苦しみながらミーティを殺す方法を試すシーンもしっかり映像化･･･
これでやっと放送時間半分。
まだまだ見どころ満載の最終話。
レグがミーティ亡き後のナナチを心配する場面では、原作初見の時に同じ気持ちになった事を思い出した。
お次は、ナナチ飯に懲りたレグが料理に挑戦して失敗。ナナチに「度し難いって言ってみろよー」とからかわれる場面が好き。
ミーティを送りだす決意をしたレグが、リコの治療が終わった後も自殺しないよう約束をせまり、ナナチが「残酷だなぁ」と返すところでもう泣けるよね。
そしてクライマックス。
ミーティのためにナナチが作ったぬいぐるみと共にミーティを送りだし、号泣のナナチが「オイラの･･･オイラの･･たからものっ」って言うんですよ。
そりゃ、自然と目から汗も噴き出すわけです。
思わずレグが抱きしめると「やめろよぅ」と言いながらも、そのまま泣き続けるのが輪を掛けて泣かせてくれます。
そして、ここで原作と構成を変えてきました。
ボンドルドのナナチへの言葉はなんと最終話のオーラスに
なんだよオメぇが最後持ってくのかよっ、と思わずにいられませんでした
まぁ、続きを考えればそうするのが良いのは分かるんですが･･･
えっ、続き
さて、ボンドルドをとばして、やっとリコがお目覚め。
待ちに待ったリコとナナチの絡みが観られたぁ
リコとナナチ、ぴったり寄りそっての料理シーン。いいよいいよー。
リコメニューの料理を食して泣くほど満足するナナチ。これが見たかったのです
リコのため秘湯へ行き、リコとレグがいちゃこらするのを優しく見守るナナチ。とてもいい表情。
リコの治療に大貢献の水キノコを腕から取り除く超痛そうな手術シーン。ヒロインの扱いっ
ナナチが探窟に同行することになり、リコ以上に喜びを表してナナチに抱きつくレグ。どさくさだよね･･･
はい、ここでアニオリ入ります
探窟の準備を着々と進める間に地上に向けて飛ばした連絡用の伝報船。
原作だと最新６巻で深界六層に行ってから飛ばし、速攻で鳥？に持ってかれたのですが･･･
案の定、何か飛ぶやつに狙われて･･･おっと空振り。
あれっ、こいつ大断層の移動中にいたマドカジャクではないか。
Uターンしたマドカジャクはあの時もお世話になったネリタンタンの方に食いついて、伝報船はスルー。
んっ、これってもう三～四層まで上がってきたってことか？
と思っているうちに二層シーカーキャンプで見張り中のマルルクが見事発見。
補修をしてあげて再度地上へ向けて･･･
虫の群れに激突したりでまたまたボロボロになった伝報船は赤笛が探窟する一層アビスの淵に到達。
それを見つけたのがちょっと都合良過ぎじゃない？のナット
ここまで大変な事続きだったリコ達にとって、そんなリコ達を送り出した人達にとって、こんな奇跡が起きたら素敵だよね
というIFの出来事でお話の終わりを迎えたっていいじゃないか。
そんな気持ちになってしまう程、強烈で辛く悲しいシーンのあった最終話でした。
おっと、まだ終わりじゃない。
準備が整ったリコ、レグ、ナナチがナナチのアジトを後にして、新たな冒険へと立ち向かっていく。
アジトを振り返ったナナチの脳裏にはミーティと過ごした日々が思い浮かんでいたのだろうか
とならなかったのは先に書いたとおり。
はい、最後はボンドルド「是非とも、また会いたいですね」
続きがあるかもって期待させるだけさせるEND
自分的にはアニメで知ったものの、未登場のナナチに興味を持って原作に手を出し、物語とナナチの魅力に取りつかれたので、原作がさくさくっと連載されていけばそれが一番です。
珍しく原作厨と化した作品でした。
今回のアニメ化で動いて喋るナナチは見られたしね。
もちろんアニメの続編があれば楽しみだけど、それで原作の続きが読めるのが遅くなるのならそれはそれで悲しいし。
何にせよ、とてもスタッフ、キャストに恵まれたアニメ化だったと思うし、原作の存在を教えてくれたことに感謝感謝です。
ありがとう(^O^)
アニメオンリーで原作未読の方は続編を期待しつつも、手っ取り早く原作に手を出しちゃいましょう
アニメENDの続きから読みたい方は少し被っちゃうけど４巻からになりますよ。
ナナチを愛でたい方はアニメと比べながら３巻も見てみるのもありかと･･･
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