　前回少し話に出したのですが、今日は耕助のブログから「認知症の国」という記事をご紹介します。著者は前回ご紹介したA.J.Smuskiewicz（A.J.スマスキヴィッチ）で、「陰謀論者のための新たな暗殺事件」は大変に分かりやすくまとめられていて、秀逸だったように思います。

　今回も少し長い記事ですが、難しくはありませんので適宜要約、意訳しながらポイントとなるところをご紹介したいと思います。原文は「A Nation with Dementia」（2024.7.7）で、「耕助のブログ」には全訳文が上げられているのでご参照ください。

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　CNNやニューヨーク・タイムズといったマスメディアが、ジョー・バイデンが彼らの長年の主張である「吃音」ではなく、認知症であることを突然発見したかのようにとぼけるのを見るのは大変に興味深い。これらの「ジャーナリズム」は、トランプの残酷なほど正直な表現を借りれば、「壊れたゴミの山」についての真実を隠蔽するために民主党と組んでいた。しかし、ついに90分間の生放送で全世界に現実が暴露されたとき、彼らは真実を明かさざるを得なくなった。

　民主党の代弁者であるメディアは、ジョー・バイデンのテレビ討論会の様子にショックを受けたようなフリをしているだけだが、多くのアメリカ国民は本当にショックを受けている。バイデンが弱々しく支離滅裂につぶやき、哀れなほど混乱しているように見えたとき、何百万人ものアメリカ人が、認知症を患う年老いた親戚のことを思い出した。彼らは、自分たちの大統領がそのような老衰状態にあるとは知らなかったのだ。

　もちろんこれらのアメリカ人は、民主党ベッタリではないニュースメディアを見る知的好奇心さえあれば、数年前に真実を知っていただろう。2019年に民主党の大統領候補が予備選挙運動を始めたとき、私はタッカー・カールソンが認知症の話をしていたのを覚えている。

　テレビ討論会後、これまで不誠実だったマスメディアの多く、さらには民主党の政治家や献金者の多くが大統領選挙を心配するようになり、バイデンに候補に降りるよう、あるいは即刻辞任するよう求めている。今週中に何が起こるか興味深い。おそらく堰を切ったように、民主党の上下両院指導部はオバマ元大統領とともに、ジョーに辞任を突きつけるだろう。

（※隠居爺注：この予測は見事に外れた。バイデンを引きずり下ろす代わりに、トランプ暗殺未遂事件が起きた。）

・ジョーは去る

　バイデンは間もなく選挙戦から離脱し、大統領職も辞任せざるを得なくなり、ハリス副大統領が現職大統領になるのではないだろうか。バイデンは蹴飛ばされ、引きずられ、泣き叫ぶだろうが、彼は去らざるを得ないだろう。彼はこの危機を乗り切ることができない。

　この状況は1974年、共和党がニクソン大統領に辞任を求めた時を思い出させる。ニクソンは不本意ではあったが快く辞任した。バイデンは快く辞任はしないだろうが、辞めるだろう。たとえ彼らがバイデンを “JFK “しなければならないとしても。

（※隠居爺注：JFKされそうになったのは、バイデンではなくトランプだった。）

　その厄介な仕事が一段落した後、党はハリスの相棒として、広く魅力的に見える、安心できる人物を選ぶだろう。そして、民主党とそのメディアは、大規模なプロパガンダ・キャンペーンを展開し、カマラ・ハリスを素晴らしいリーダー、賢明な政治家、そして中年のグラマー・ガールへと奇跡的に変身させるだろう。それはおそらく成功するに違いない。多くの国民は、トランプが再選されれば「民主主義への脅威」となることを繰り返し聞かされており、「トランプ以外なら誰でもいい」と思っている。

・アメリカ人は騙されやすい

　アメリカ人は騙されやすく、嘘を真実であると信じ込ませやすい。拙書『嘘の帝国で真実を探る：アメリカとその帝国の衰退期における政治的・社会的視点の進化』で記載したように、私は政府、企業、メディアのいたるところでデマと戦い、真実を知るのに何年もかかった。私は今でも騙されることがある。しかしデマを切り捨て、代わりのニュースソースを見て、自分の意見を持つようにしている。　

　残念ながら、アメリカ国民の大半は、バイデンと同じくらいにしか脳が機能しない。実際、政治、時事問題、世界情勢となると、多くのアメリカ人は認知症を患っているかのように見える。

・アメリカ人の認知症の兆候

　アメリカ人は誇大妄想に陥っている。それは自分はまだ安全に車を運転できると主張するアルツハイマー病の老人や、「世界を支配している」と主張する認知症の大統領と同じだ。彼らは、アメリカが依然として世界を支配する全能の超大国であり、他の誰もが我々のようになりたがっていると考えている。多くのアメリカ人が、無知であるがゆえに心からそう信じているのだ。

　アメリカ人は気がついていない。アメリカが滅びゆく帝国であり、現在ウクライナで痛めつけられているにもかかわらず（以前はイラク、アフガニスタン、ベトナムなどでも）、世界の覇権を主張し、自国の深刻な文化的・社会的病理から目をそらすために、世界中で戦争と混乱の炎を燃やし続けていることを。アメリカ人は知らない。自国の好戦的、帝国主義的、植民地主義的、資源強奪的な政策が、アメリカやヨーロッパ及びその属国以外の国々で軽蔑されていること。彼らは古き良きアメリカが、南半球の多くで「悪者」とみなされ、ロシアと中国を「善玉」とみなす傾向があることを知ったらショックを受けるだろう。

　世界中の人々は、アメリカが自称する「民主主義の擁護」がでたらめであることを知っている。帝国内の諸外国に1,000の軍事基地を設置したり、次々と他国でクーデターを起こしたり、国内で政敵や反体制派を迫害・起訴したり、不正選挙を行ったりすることは民主主義を擁護するために行っているものではない。

　アメリカ人は、子供のころからプロパガンダを教え込まれ、アメリカが道徳的で倫理的な国だと信じてきており、アメリカが行っている世界的な悪を理解するには妄想が深すぎる。彼らは、アメリカが意図的に引き起こした戦争で、何十万人ものウクライナ人が不必要に虐殺され続けているのは、自分たちの税金のせいであることを知っているだろうか。もちろん、認知症が進行した彼らは、このことを知らない。アメリカがこの戦争を終わらせるためのあらゆる努力を妨害してきたことを、彼らは知っているだろうか。もちろん、そのことも知らない。

　アメリカ人は頭がおかしすぎて、中東における彼らの「主な同盟国」であり「唯一の民主主義国」（イスラエル）が、過去80年間、アメリカの資金と武器を使って何十万人（何百万人？）もの罪のない人々を迫害し、財産を奪い、殺害してきたジェノサイド国家であることを理解できない。しかし、アメリカやヨーロッパ以外の明晰な思考力を持つ他の世界の人々は、イスラエルの邪悪さとパレスチナの正しさを知ることができる。

　アメリカ人がそのような見方に気付いたとしても、彼らはそれを信じようとしないだろう。ちょうどバイデンがさまざまな現実を信じようとしないのと同じように。あの狂った老人は、ABCのインタビューで、彼の最大の功績の１つは「中東に平和をもたらしたこと」だと実際に言ってのけた。　は？　何だって？

　つまり、バイデンは現在の現実について妄想的で無知であり、アメリカ人も同様に妄想的で無知だ。しかし、アメリカ人が苦しんでいる認知症の症状はこれだけではない。彼らは過去の出来事についても非常に忘れっぽいようだ。

　アメリカ人は、政府とメディアがCOVIDについて彼らに嘘をついたことをすでに忘れているようだ。ワクチンやマスク、ソーシャルディスタンス、ファシストの指図による解雇など、ナンセンスな話ばかりだ。それとも、彼らはあまりにも鈍感で、まだそのことに気づいていないのだろうか？

　アメリカ人は明らかに2020年の不正選挙のことを忘れている。そうでなければ、トランプに投票するにしろ、バイデンに投票するにしろ、他の誰に投票するにしろ、今年の選挙にこれほど期待を抱けるはずがない。それとも、そのこともまだ分かっていないのだろうか？アメリカの選挙制度が公正で正直だと本当に思っているのだろうか？そんなことを信じるのは認知症患者だけだ。

　アメリカ人が忘れたかのように振舞っていることは他にもたくさんある。例えば、ケネディ暗殺、ベトナム、ウォーターゲート、9.11、イラク、アフガニスタン、リビア、1月6日、その他数え切れないほどのことについて、過去数十年間、政府やメディアは何度も嘘をついてきた。アメリカ人はこれらのことを忘れているに違いない。なぜなら現在でも、政府やメディアが延々と流すデマを、彼らは信じ続けようとしているからだ。

・認知症なのかバカなのか

　アメリカ人は病的な認知症なのか、それとも単なるバカなのか、いやその両方かもしれない。トランプは、亡くなった友人のテッド・ケネディがバイデンを「上院で最も愚かな男」と呼んでいたという話をよくしている。それは数十年前のことで、認知症になるずっと前のことだ。

　しかし、私は、お気に入りの政治ライター、ケイトリン・ジョンストンの意見に賛成したい。彼女はアメリカ人が愚かなことが問題なのではなく、知的に怠惰なだけなのだと指摘した。まあでも、知的怠惰は認知症のもうひとつの兆候と考えていいかもしれない。脳があまりうまく機能していないために、頭の働きが弱って疲れているように見える可能性もあると私には感じられる。

　となれば、私はアメリカ（アメリカ人の集合体）はまさに認知症の国であると主張せざるを得ない。しかも、バイデンはそのような国家を完璧に代表していることになる。それゆえ彼は残るべきだ。 " 辞めないで、ジョー！　あなたは私たちであり、私たちはあなたなの！　私たちにはあなたが必要なの、ジョー！ "

　もっといい方法がある。民主党は、バイデンの最終的な後継者を、国内に数多くある老人ホームの瀕死の後期アルツハイマー病患者をスカウトすることから始めるべきかもしれない。そこには、衰退期のアメリカ帝国を指導するにふさわしい、未開発の才能がたくさんあるはずだ。

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　記事のご紹介は以上になります。

　新型コロナ騒動が始まって以降、私は日本人の愚かさについて、このブログで散々書いてきました。全く脅威のない感染症を国を挙げて大騒ぎし、安全性が未確認であるワクチンを我先にと接種して多くの人が亡くなりました。

　何の合理性もなく、先の見通しもなく、集団ヒステリーともいえる状態でした。しかも、総理大臣も、各担当大臣も、厚生労働省も、医者も、マスメディアも、集団ヒステリーを煽りに煽りました。驚くことに現在もまだ止めようとしていません。 " 毒食わば皿まで " を地で行っている状態です。

　そんな日本を見ていると、日本人は劣等民族であり、国民の8割は小学生以下の知能しかなく、あるいは若くしてボケ老人になっているようにしか感じられません。

　しかしですね、今回のA.J.スマスキヴィッチの記事を読んでみますと、アメリカも日本よりはマシかもしれませんが、似たようなものかもしれないと感じさせます。彼によれば、バイデンが認知症であることをかなり多くのアメリカ人が気がついていなかったというのですから。

　バイデン民主党政権は、ここ100年で最低の政権に違いないと私は思うのですが、多くのアメリカ人にはその自覚がないようです。信じられない無能さです。岸田政権に低支持率を突きつける日本人の方がまだマシかもしれません。

　いや、小池都知事を楽勝させる東京都民の愚鈍さを考えると、似たようなものでしょうか。

　結局のところ、人間社会というのは本質的にそのようなものかもしれません。一握りの悪人と、それに騙されて支配され続ける大多数の愚か者という構成です。そうであると断言できるだけの知識や経験はまだ私にはありませんが、この世は生きていて気持ちのいい世界ではないのかもしれませんね。

　ところで最後に面白いことを一つ。私は英語ができませんので、今回の記事の原文を「DeepL」というAI 翻訳で訳してみたのですが、完全に意図的な誤訳をするのですよね。今回は、「ロシアと中国を「善玉」とみなす傾向」のところを訳そうとしませんでした。また、「政府とメディアがCOVIDについて彼らに嘘をついたこと」というところも訳そうとしませんでした。

　これでいいのでしょうか。コンピュータプログラムが人間の指示に逆らうのですけれど。もっと言えば、コンピュータが人間を騙そうとしているのですけれど。汚れたコンピュータですね。情報隠蔽・言論弾圧が着々と進んできていることが分かります。ただ、Google翻訳も使ってみたのですが、なぜかGoogle翻訳はそのような悪意ある誤訳をしませんでした。

　英語の得意な方がいらっしゃれば、ロシアや中国を褒める文章を、あるいは新型コロナ騒動やワクチンが大嘘であるという文章を英語で作って、「DeepL」に訳させてみると面白いかもしれません。

耕助のブログ：認知症の国