今日(3月1日)の小樽は、天候曇り、最低気温 -5.4℃ (02:28)、最高気温4.0℃ (15:27)、風速1.5m/s(06:00)、積雪深85cm(06:00)。とっても暖かくなりました。部屋の中にいても実感として感じられる。不思議なことが一つあって、私の部屋の室温はいつも19℃から20℃の間くらいにしているのだけれど、それでも真冬は震えるくらい寒い。ところが今時期になってくると同じ室温でもずいぶん過ごしやすくなる。なんだろな〜。

 多分、壁や床それに窓の温度が影響しているのかもしれない。室温は同じでも、冬は壁などから温度が吸収されていくんだろうなあ。輻射熱の反対みたいな感じで。だから室温が同じでも、体感温度が全然違ってくる。

 3月に入れば小樽も冬から逃げ切ったという感じになる。今年の冬は暖かで雪も少なかった。そういう意味ではいい冬だった。ちなみに、1年前の3月1日の積雪深は96cmだったから、今年よりも10cmくらい多かった。

 なぜこんな寒くて、雪の多いところに住んでいるのだろうか、ご苦労様なことだと自分で思う。そして、関東の雪のない冬は天国みたいだったと思うけれど、でも、関東に住んでいたときに冬は天国だと思っていたかといえば、そんなことは全然なくて、やっぱり冬は寒くて嫌だった。

 沖縄に行けばそんな不満もなくなるのだろうか。少なくともグアム島にまでいけば、その不満は完全になくなる。確か、1年通して27℃ということだったから。でも、間違いなく、グアムに住んだら住んだで別の不満が必ず出てくる。人間はそんなものだよね。

 その逆もまた真で、例えアラスカの氷の世界に住んだとしても、幸せと感じるときはやっぱりあって、だから人間は大抵の場所で生活できるということなんだろう。

 今、ウィキペディアでグアムを見たら、1941年12月から1944年7月まで日本軍が統治していたと書いてある。大宮島と呼んだそうだ。「恥ずかしながら帰って参りました!」の横井庄一さんが長年生活することになった原因がこの日本軍侵攻だね。

 それにしても、あんな遠くの、あんな小さな島に、よく出かけていったものだ。ご苦労様だったねえ。あんな小さな島を取って何がしたかったのだろう。まあ、そもそも戦争というものが狂気だから、何がしたいということでもないのだろう。世界を丸ごと自分の支配下に置くまで戦おうとするのだろうな。今のアメリカがそうだもの。自分で自分を止めることができないように見える。

 岸田総理が「政治倫理審査会」に出席したと話題になっているね。まあ、岸田総理のしたことだからどこかおかしいに決まっている。と、思い切り偏見。ふふ。ところで、「政治倫理審査会」って何だろう。なにしろ素人だから何も知らない。何も知らないけれど、御為ごかしだろうという想像はつく。

 検索してみると「出席委員の3分の2以上の議決で、行為規範等の遵守、一定期間の登院停止・役職辞任などの勧告を行うことができるが、勧告に強制力はない。」「虚偽発言をすれば偽証罪に問われる証人喚問とは異なり、政治倫理審査会での発言内容が法的に問われることはない。また、出席に強制力はない。このため、政治家が自分に有利な弁明を行う「禊(みそぎ)の場」になっているとの批判がある。」(日本大百科全書(ニッポニカ))と書かれている。

 これを読んだだけで、岸田総理の考えていることが手に取るように分かるなあ。要するに「うるせえんだよ、お前ら。裏金ごときでガタガタ騒ぐんじゃねえ。」ということ。国会で自分にも矛先が向いてきてムカついたのだろう。その口封じのために自分から政倫審への出席を希望したわけなんだな。

 なにしろ政倫審ときたら、いくらでも嘘つき放題で、最大でも無視していい勧告が行われる程度だから便利に利用できる。今後は「私どもは政倫審に出席して、厳格な審査の上潔白が証明されました」とでも言ってドヤ顔をするつもりなのだろう。まるで小物だよね。町役場の係長クラス。まあ、今の政治家はみんなそうかもしれないけれど。

 岸田総理が政倫審に出席した目的はもう一つあって、国会議員はもちろん、全国各地の市町村議員などの政治家に対しても、「嘘というものはこうやってつけ」と見本を示すため。「お前らが下手な答弁ばかりするから、俺にまで火の粉が飛んでくるじゃねえか」との不満を持っているからね。じっとしていられずにお手本を示したつもりだろう。

 それにしても、岸田総理は全く辞める気がないね。それについても見え透いてきたなあ。アメリカと財界の支持さえ受けていれば、国民の支持率0%でも総理大臣を続けるつもりだね。国など、二束三文で売り払ったところで、自分の地位さえ安泰ならそれでいいというスタイル。日本国民も軽く見られたものだ。国民はいくらでもだませると岸田総理に思わせたところが間違いだったのだけれど、相変わらず気がついていない人も多いから処置なしだよね。

 話変わって、つい先日札幌のとある病院に面会に行ったんだけれど、ひどかったね。岸田総理もひどいけれど、医者もひどい。今の日本は岸田総理と医者の悪口を言っていれば間違いはない。そういう意味で太鼓判。

 まず、マスク必須。しかも布繊布マスク指定。面会人数は2名まで。小学生以下は不許可。時間が指定されていて1日2回、2時と3時からの15分間のみ。面会回数は患者一人につき月に2回まで。要予約。何も知らない親戚が面会しようとしたら、「もうすでに2回面会されていますので面会できません」となるわけ。

 ひどいねえ。人権無視といっていいように思う。日本の医者の傲慢さは、平気で増税しようとする岸田総理といいとこ勝負。あるいは、地方で大地震が起きても新年会でニヤニヤ笑っている岸田総理といいとこ勝負。

 昔はずいぶんお役所が叩かれていたように思うけれど、例えば昼休みは窓口がしまってしまうとか、口調が不親切で居丈高だとか。でも、今は市役所に行ってもどこに行っても皆さん親切に応じてくれるのはありがたい。しかし、お役所が親切になったと思ったら今度は医者がすっかり生意気になってしまった。何様のつもりでいるのだろう、単なる修理工・整備士の分際で。

 話はまた変わって、年金暮らしの隠居生活をしていると、素の自分を感じるような気持ちがする。つまり、立場もなければ対人関係もなくて、あるのは自分だけ。あ、細君がいるから、そこは立場も対人関係もあるのだけれど、もう40年以上も一緒に暮らしていると普段は何があるということもなく。

 それで、素の自分とはどんな自分かというと、私の場合は10歳くらいのような気がする。第2次性徴が始まる前の10歳の男の子。それが自己イメージ。13歳頃からは、人目が気になり、女の子が気になり、自分の容姿や成績や収入が気になり、妙に感動したり悩んだり。それって、どういうことだったのかなあ。

 現在のように、社会から離れた生活をするようになるとほとんど消え去って、10歳の少年のような気持ちに戻るのだから面白いものだ。妙に澄んでいて、無邪気で、自分でも気持ちがいい。このままの気持ちで死んでいきたいものだ、と思う。

 昨年とれた米の「食味ランキング」というのが発表された。北海道は今年は1銘柄減って「ゆめぴりか」と「ななつぼし」が特Aランクとされた。全国で43銘柄だったという。北海道で特Aランクの米が採れるようになったのは比較的最近のこと。昔の北海道の米ときたらそれはそれはまずかった。食べるとボソボソした感じで。そもそも、開拓の初めは北海道で米はとれないと思われていたからねえ。

 それが、今では普通に特Aランクの米がとれるのだから、地球温暖化に感謝したい。というのは、茶化した言い方だけど。「ゆめぴりか」と「ななつぼし」では、「ゆめぴりか」の方が高級な米で価格も高い。あ、価格が高いから高級なのかな。価格の違いは収量の違いということなのだろうか。

 私のイメージでは「ゆめぴりか」がもっちりした感じ。「ななつぼし」の方が歯ごたえがあり、さっぱりしている。私の好みは「ななつぼし」。安い方を好きというのだから経済的でよろしい。

 ちなみに「ゆめぴりか」の "ぴりか" は、アイヌ語で「良い」「美しい」「きれいだ」「立派だ」「豊かだ」などの肯定的な意味の言葉。むかしむかし、もう60年ほどの昔、私の小学校の修学旅行の行き先が阿寒・摩周・釧路方面だった。その時にバスガイドのお姉さんに教えてもらったのが「ピリカピリカ」という歌だった。もう一つ、摩周湖に行く前にやはりバスガイドさんが教えてくれた「カムイパポニカアーホイヤー」というアイヌ語のおまじない。「あした天気にな~れ」という意味だそうだ。にもかかわらず、その時の摩周湖は霧に埋もれて姿を見せなかったけど。

 そういえば、岸田総理が、「残念ながら、我が国においては、雇用や入居などの場面やインターネット上において、外国人、障害のある人、アイヌの人々、性的マイノリティの人々などが不当な差別を受ける事案を耳にすることも少なくありません。」と語っている。しかし、北海道で生まれ育った私でも、アイヌの人々が不当な差別を受ける事案を耳にしたことは一度もない。

 というか、あまりにも数が少なくなっていて、「白老とか阿寒などの観光地に行けば、今でもアイヌの人に会えるのだろうか」程度の認識しかない。中国人や韓国人の方がはるかに身近な存在になっている。

 まあ、私が「アイヌの子がいじめられて泣かされているのを見たことがある」とでも書くと、岸田総理は喜ぶのだろうけどねえ。そう何でもかんでもアメリカと同じではないということ、知らないのかな。いや、知っていてごまかしているな。

 米の話から、アイヌの話になって、考えたくもない岸田総理のことにまでズレてきてしまったけれど、米の話から炊飯器の話に飛ぼうと思っていたんだった。新しい炊飯器を買ったものだから。内釜のコーティングが剥がれてきて、それが1か所のうちは我慢して使っていたのだけれども、別のところも剥がれてきて我慢ができなくなった。

 それで買い替えたのが、アイリスオーヤマの炊飯器。何といっても安い。今までは象印の圧力IHで、今度も圧力IH。今のところちゃんとご飯は炊けている。差を感じない、というかおいしい。これで不具合なく長持ちしてくれれば十分。なにしろ年金暮らしでこの物価高。贅沢はできない。岸田総理は賃上げで物価上昇や増税の一部を吸収するようなことを言うけれど、どうせいつもの嘘でしょ。それに、年金を10%も20%も上げる気などサラサラないのだろうし。

 あ、まずい、また考えたくもない岸田総理の話になってしまった。今日は調子が悪い。これにておしまいにします。