今日(22日)の小樽はまた冬が戻ってきてしまった。昨日まではすぐそこまで春が来ていると思わせる陽気で、すっかり気持ちも緩んでいたのだけれど、そうはさせじというか、裏切られたというか、すっかり逆戻り。これだから、人は信用できない。って、人じゃないけどね。

 今朝の気温は -6.3℃ (08:32)、予報だと最高気温は -3℃で、真冬日になる予定。7時過ぎから雪が降り始め、9cm位積もった。64cmだった積雪深が73cmになった(11:00)。道路などはすっかり雪が解けていたのだけれど、白銀の世界に舞い戻った。

 寒くなって、雪が積もるのを見ていると、「ああ、やっぱり北海道は厳しい」と思う。この自分の感覚がもう一つよく分からないのだけれどね。だって、自分は家の中で何の不自由もなくヌクヌクと暮らしているのだから。これまでの経験の積み重ねだろうか。それとも本能的にそう感じるのだろうか。

 昔、「北の国から」というドラマで、オープニングだったと思うけれど、幼い兄妹が地吹雪の中を歩いているシーンがあった。あれが「ザ・北海道」だよね。北海道の人は、本州以南の人と比べると、本当の厳しさがどんなものかをよく知っていると思う。あ、また降ってきた。

 それにしても、人間というのは無精なもので、あ、人間といってはいけない、私はといわなくちゃ。夜やベッドにいるときに、「今どんな天気だろうか、雪が降っているのかいないのか、温かいのか寒いのか」などを知ろうとして、つい日本気象協会の「tenki.jp」というページを見てしまう。窓から外を見ればいいじゃんと思うのだけれど、それよりもパソコン画面。

 多分、デジタルデータを欲しているのだと思う。窓から外を見て、寒そう、すごい雪、などと思うよりも、「tenki.jp」で、現在の気温、積雪深などの数値を見る方が、自分としては納得がいくのだと思う。変なの。

 小樽港は最近カモメが多い。ニシンが来ているのだと思う。小樽港で1万羽くらいはいるのではないかと思う。カモメって面白くてね。ものすごく風の強いときに、大群をなして飛ぶんだよね。その意味がよく分からない。そんな風の強いときにあえて飛ばなくてもいいだろうに、と思ってしまう。ひょっとすると遊んでいるのかなあと思ったり。風の強いときって、あまり羽ばたかなくても、風をつかまえてどんどん上昇できるはずなんだよね。風をつかむ練習でもしているのかな。

 まだそれほどニシンの値段は下がっていない。本格的に獲れるのはこれからだね、きっと。時期になると安くなるものだから、例えば大きなニシンでも、一匹100円ちょい位に。そうなるといくらでも食べることが可能ということにはなるのだけれど、残念ながらそう単純なものでもない。

 ニシンはとっても脂の乗っている魚で、そのためにすぐ飽きるというか、体が拒否するというか、そんな状態になってしまう。ちょうど脂でギトギトのステーキをたくさん食べてくださいといわれるようなもの。今のところは、少し焦げ目が付くくらいによく焼いて、油を落としてから食べるのが最善の食べ方。

 コーヒーの自家焙煎(手鍋焙煎)は引き続き快調。これまで350gくらいを一度に焼いていたのだけれど、それを250gにしたらとっても焼きやすくなった。手鍋では250gくらいまでが限界なのかな。

 それよりも、コーヒーの淹れ方が激変しつつある。昨年11月末にサイフォンを買って、うんこれはいい、おいしいと思って飲んでいたのだけれど、さすがに面倒になってきた。手間がかかり過ぎる。準備するのも、洗って片付けるのも。ガラスというのがまた神経を使う。

 それで考えた。サイフォンで入れたコーヒーのどこがおいしいのかと。それで出た答えが「熱いコーヒーが飲める」ということ。人間、ものの味というのは熱い方が分からない。コーヒーも少しぬるめ位の方が味はよく分かる。

 でも、その一方で熱いがゆえのおいしさというのもある。ラーメンなんてその典型。よほど変わった人でない限り、味がよく分かるからとぬるいラーメンを食べたいとは思わないでしょ。私の場合は、コーヒーもどうやらそうみたい。アッチッチ位のコーヒーの方が性に合う。

 それならやってみようということで、小さめの鍋に280cc位の水を入れて、グタグタに煮えたぎるまで沸かす。火を止めて、挽いたコーヒー豆を投入。しっかりかき混ぜて、1分置いて、クレバーコーヒードリッパー(紙フィルター)でろ過して出来上がり。クレバーコーヒードリッパーを使うのはろ過速度が速いから。

 そうやって淹れると熱々のコーヒーが飲める。もちろん味はあまりしない。でも、薬理効果が高いように感じる。カフェインが効くという感じになる。緑茶も、紅茶も、コーラもカフェインが多いけれども、コーヒーのカフェインというのはちょっと質が違うように思う。量ではなくて、何かしらの成分の違いではないかと感じるのだけれどもよく分からない。

 ということで、まあ、暇に任せて、あれやったりこれやったり。

 最近ニュースで大谷翔平のことがよく取り上げられている。疑い深い私は、「ああ、太谷外交だな」と思って見ている。昔中国との間で、ピンポン外交やパンダ外交というのがあったような気がするけれども、今日本とアメリカの間で行われているのが「太谷外交」。

 なにしろアメリカだからね。外交となるとプロパガンダしか考えないのがアメリカ。全てが嘘かヤラセか、そんなところ。今のアメリカは世界的に評判が悪い。そりゃそのはずで、世界中のあちこちで戦争を吹っかけていればそうなるのも当たり前。しかもそれが、金儲けのためというのだから「盗人にも3分の理」すらない。

 そこで、あらゆる機会というか、隙に乗じてアメリカ好印象キャンペーンをしようとするのがアメリカ。大谷が大活躍して、飛び抜けた高額の契約を結ぶことによって、アメリカへの親近感、肯定感、あこがれなどを持たせようとする。要するにアメリカンドリームを日本人に見せる。

 さらにその後がある。大谷が得た金の何百倍、何千倍もの金を日本から絞り取ろうとする。それを渋るとアメリカの誇る巨大空母をじっくり見せてくれる。つまり脅される。まあ、素直に踊らされて「大谷さん、キャー」と追っかけしている人たちが一番平和でいいね。

 そうそう、ヤラセといえば「株価」がある。「日経平均株価が約34年2カ月ぶりに終値の史上最高値を一時上回った。」と報道されている。もう笑ってしまう。安倍元総理のときからそうなんだよね。例えば選挙前になると株価を上げるということをしていた。明らかな選挙対策。

 実態経済が好調で株価が上がっているのであれば、私もこんなことなど書かないのだけれど、報道では「日本、予想外の景気後退入り GDPが2期連続マイナス」(2024.2.15 BBC NEWS JAPAN)となっている。記事中には「2四半期連続でマイナス成長となり、日本は予想外の景気後退(リセッション)に入った。」との指摘がある。

 不景気なのに株価が上がるはずがない。そこを無理やり操作して株価を上げるのは、岸田内閣の不人気を回復させようとする狙いがあるのだけれど、ただし、話はそれほど単純ではない。今の世界は中国もアメリカも不況入りだ。

 一番問題となるのがアメリカだけれども、アメリカは今年11月に大統領選挙を控えている。アメリカ民主党はトランプに大統領の座を渡すまいと必死になっている。そのため、ウクライナで敗戦したとは口が裂けても言えず、大統領選が終わるまでは戦争を継続させて勝っているフリというか、負けていないフリを続ける予定だ。

 さらに、景気に関しても、株価に関しても、不景気で株価が下がりましたとは、やはり口が裂けても言えない。バイデン政権の経済政策が奏功して、経済も株価も好調であると見せかけなくてはならない。もう見えも外聞もないというか、 "後は野となれ山となれ" で不正操作を続け、暴走している。

 仮に大統領選までそれを続けたとして、その後はひどいことになるよ。世界的な大恐慌が来ると思っていた方がいい。と、経済については全く素人というか、素人の中でもセンスのない私の言うことだから、当たらないでほしいと自分で書いていて思ってしまう。

 ああ、何かいい話がないかな。少し気持ちが明るくなるというか、ほっこりするというか、そんな話題はないだろうか。ええと、ええと、ええと、エエト、エエト、エエト・・・あった!! もうすぐ春が来る。

 

 と、なんとなくまとめたつもりでいたのだけれど、今(22:00)の積雪深を見たら96cmに増えている。1日で30cm以上積もってしまった。明日も雪の予報。あやや、残念。春はまだ遠いか・・・。