大分頭の中が煮詰まってきたので、ここらで茶飲み話で一服させていただこうかと。今日(25日)の小樽は天候雪、最高気温 0.8℃ (13:55)、最低気温-3.0℃ (02:23)、積雪87cm (16:00)

 冬の真っ盛りというところ。今日は朝からずっと雪が降り続いている。雪がこんもり積もっていて、色数が少なく、水墨画を連想させるような景色になっている。家の中でぬくぬくとしていても、景色を見るだけで寒くなるような気がする。
それほど強い降りではないのと、気温が高いせいか、積雪は朝6時と比べて1cmしか増えていない。

 

 今年の冬はありがたいことに気温が高いような気がする。最低気温が氷点下10℃を下回ったのは21日のマイナス10.4℃のみ。12日なんてプラスの0.1℃が最低気温だったから、北海道とは思えないくらい。やはり地球温暖化の影響は大きい、なんてアホなことは間違っても言いません。ふふ。

 それにしても、新型コロナではほとんどの日本人が騙されたけれど、地球温暖化でも多くの人が騙されたのではないだろうか。今でも騙されたままの人がいるのだろうか。アホだからね日本人は。

 地球が温暖化したり、寒冷化したりするのは当たり前というか、ごく自然なこと。それって、地球の性質そのものだから。そして一番心配なのは寒冷化すること。なぜなら、食べるものがなくなってしまうので。温暖化で人類が滅亡することはあり得ないけれど、寒冷化だとほとんど生き残れないことにもなる。全人類がエスキモー生活になってしまうから。

 大体において、北海道に住んでいる身としては、地球温暖化大歓迎だからね。ロシアや北欧やカナダあたりもそうだと思う。北海道もせめて東北くらいに温かくなってくれれば、どんなに過ごしやすいことかと思ってしまう。

 そもそも、日本人は基本的な心構えができていないように思う。いきなり唐突だけれども、まず一番の常識というか、大切なことは、人間は必ず死ぬということ。これは例外のない法則であって、今まで死ななかった人間はただの一人もいない。

 なんて考えていたら、一体今まで地球上に人間は何人生まれてきた(何人死んだ)のだろうと疑問に思った。日経新聞の記事だと1080億人になるそう。2011年の調査だから、今だともう少し増えているのだろうけれど、私としては意外に少ない感じがした。1080億人なら、地球上で一度に住めるのではないだろうか。いくら何でも無理かな。

 

 人口削減が必要などとアホのビル・ゲイツは言うようだけれど、地球が養える人口というのは最大何人なのだろうか。現在の世界の人口は80億人程度と推定されているらしいけど、200億人や300億人くらいは余裕だろうと思う。北海道の人口は現在522万人くらいで、土地はたくさん余っている。1000万人や2000万人くらい平気ではないだろうか。

 

 九州の人口は1300万人くらいで、面積は北海道の約半分だから、それを考えると2000万人くらい余裕しゃくしゃく。そうでなくても、北海道全体の人口は減りつつあるから、気分的にはもっと人口を増やしたい気がする。寂しいからねえ北海道は。

 それで思うことは、特に右翼の人たちを中心に、「中国人が北海道の土地を買い漁るのはけしからん」みたいなことを言うんだよね。でも、もう少し考えてものを言ってほしいように思う。なぜ中国人に売るかといえば、日本人で買ってくれる人が誰もいないからなんだな。そこが一番の問題だと思うよ。「日本人には売らないけれど、中国人には売る」なんてことはしていないからね。

 一昨年だったかな、近場の温泉ホテルに行ってみたら、「あれ、ひょっとしてここはインド資本になったのかな」という感じだった。日本人がすっかり貧乏になって、温泉ホテルにもなかなか行けない、そのため倒産してしまう、倒産すると買い手がいない、中国やインド資本に頼る、とまあ、そういうことなんだよね。

 要するに問題は、日本の経済が不調ということであって、外国資本が日本を買い漁ることではないんだな。そこを誤解してもらっては困る。それに、インバウンドなんて、自民党政権の国策でしょ。日本はもうサービス業でしか食っていけないから、外国人客にたくさん金を恵んでもらうという情けない状態なんだよね。

 そんな国の経営をしておきながら、不動産だけは外人に買ってもらっては困りますなんて、ちょっと矛盾しているように感じる。外国人の不動産所有を認めなければ、ますます不景気になる。朽ちた温泉ホテルだらけになってしまう。

 今北海道で一番景気がいいのは、ニセコ町ではないかと思う。東洋のサンモリッツなんて呼ばれることもあるのかな。確かにニセコのスキー場と雪質は、日本一と思って間違いがなく、世界的に見たって有数ではないかと思う。「ああ、ここには本物のパウダースノーがある」と感じるからね。ゲレンデも長距離でたくさんのコースがある。

 ニセコ町を発展させた立役者は、現在立憲民主党にいる「逢坂誠二」という人らしい。まずは、オーストラリア人を呼び寄せた。「オーストラリアが夏になってスキーができなくても、ニセコに来ればOKです」ということだよね。そうやってオーストラリア人がたくさん来るようになったところに、中国人が入り始めて、今では中国人の方が優勢なはずだけれど、詳しくは知らない。まあ、金に余裕のあるところからたくさん来るということ。

 そのせいで、ニセコの物価は外国水準になったみたいだ。ラーメン1杯3000円とかね。私みたいな貧乏日本人は、そんなところには行く気にならないというか、行けないから、ニセコに行ったときには何とか安い店を見つけて潜り込むことになる。

 スキーを滑るのだってなかなか大変だ。ニセコではリフトの1日券が9500円。老人は7600円。親2人、子2人の家族4人で行くと、1日券で2万8800円。東京からだと多分、格安のパック旅行がいいと思うけど、今検索してみたら、昔のように安くないね。もうスキーもすっかり金持ちのスポーツになってしまったかな。日本人は満足にスキーも滑れない。

 あ、地球温暖化の話がここまで流れてきてしまった。人間は例外なく必ず死ぬというところまで戻して、その後を考えるならば、人類は必ず滅亡する。そこも大切なところだね。それが1万年後なのか、100万年後なのか、1億年後なのか、誰にも分からないけれど、人間が必ず死ぬのと同様に、人類も必ず滅びる。そこは東洋人だったら受け入れられるのではないかと思う。でも、欧米アングロサクソンには難しいかもしれない。彼らはそのような前提なしで生きているように見える。

 大体において、地球温暖化にしても、新型コロナ騒動にしても、そんな高尚なことを考えているのではなくて、彼らの狙いは金と権力だからね。欧米アングロサクソンに優れたところがあるとすれば、金と権力などという下劣なことに本気になれる俗物根性をたっぷり持っていることだろうと思う。これ以上ない田舎者、これ以上ない意識低い系が欧米アングロサクソンになる。人類の恥といってもいい。まあ、日本政府も似たようなものだから、あんまり馬鹿にすることもできないのだけれど。

 今年は温かいせいなのかどうか、わが家から見える入り江にいる鳥の数が多いような気がする。いつも3月くらいになると、カモメの大群が、きっと万単位ではないかと思うくらい押し寄せてくる。まだそこまでは行かないけれど、もう結構な大きさの群れが飛んでいる。

 それにしても、以前も書いたけれど、彼らは素晴らしいと思う。この真冬の海にぷかぷか浮かんでいるのだから。彼らにとっては「いい湯だな」くらいのものなのだろうか。信じられないけれど、この目で直接観察できる事実には違いない。その点、人間はつまらない存在だなあ。哺乳類にありがちな特徴なのだろうか、いつも縄張り争いに明け暮れしている。特に欧米アングロサクソンは。

 そうそう、あの憎々しげな武見敬三という厚生労働大臣をちょっと検索してみた。驚いたね。なんと、テレビ朝日の「モーニングショー」のメインキャスターをしていたというのだから。あんな能力の低い人でもメインキャスターが務まるものなんだね。それともすっかりボケてしまったのかな。現在72歳だから、ボケるにはまだ早いような気もするけど。

 武見敬三は父親が有名な武見太郎になる。1957年から25年間も日本医師会会長の座にあったという人。日本の医者が現在のように惨憺たる有り様なのは、武見会長の負の遺産なのかもしれない。なにしろ並外れたやんちゃ坊主で、「喧嘩太郎」の異名をとったというからね。ちょうど、ハマコー(浜田幸一)が医師会会長をしていたようなものだと思って大きな間違いはないだろう。

 その割には、武見敬三は粒が小さい。原稿を読み上げるだけで精一杯。しかも間違える。脳が働いていない。まあ、マスコミにいたことを考えても、コネ以上のものがない人なのかもしれないな。それでも、厚生労働大臣まで出世したのだから、父親は草葉の陰で喜んでいるだろう。案外、嘘ばかりついている息子の姿に泣いていたりして。

 

 久しぶりに武田邦彦の「ホントの話。」を見た。「あ、元気になったなあ、良かった。」と思った。ということは、最近の政治の世界はつらかったのだろう。武田先生の話を聞いていると、自然科学系の話にはハッとさせられるときがある。基本ができているというか、きちんとした訓練を受けたことのある人の物言いに聞こえる。

 

 それが自然科学から離れていくに従って、凡人になっていくのは、人間だから仕方のないところかな。おそらく、これまでの政治活動は凡人のところで勝負していたから、本人にとっても楽しいものではなかったのだろうと思う。

 

 政治など捨てて、自然科学評論家で十分だと思うけどな。なにしろ今の日本というか、日本人というかは、自然科学的な思考力が欠如しているから。それこそ未開民族レベル。論理的、合理的、科学的な考え方ができないし、しようともしない。自然科学系の学者ですら、自然科学を全く理解しないままに思想や主義、打算といったもので語ろうとする。あんな連中が教育をすれば、学生も自然科学を身に付けられないだろうに。

 

 武田先生にはいつまでも元気で、自然科学的な視点から日本をバッサリ斬り続けてほしい。それが今の日本には特に必要とされているように思う。

 

 12月に風邪を引いたというか、何十年ぶりかに発熱したのは以前書かせていただいことになるけれど、今はもうすっかり元気。特にここ最近、お腹が空いて仕方がない。なんだろうこれ。食欲の秋ならぬ、食欲の冬状態。

 食欲がなくて痩せていくというのなら、ちと心配になるけれど、食欲がありすぎて太っていくというのは死の病ではなさそう。とりあえずはめでたしめでたしということで。
あ〜、お腹空いた。(笑)