寒いですねえ。でも、ここ小樽な比較的穏やかな日が続いている。今日(12月3日)の最高気温は4.9℃ (10:56)、最低気温は0.7℃ (19:37)。雪は道路上ではほぼ解けている。次回の寒波は天気予報だと11日頃から。

 なぜか最近やたらと寒いと感じるようになった。どうも、室温が20℃を切ると寒いと感じるようだ。老人と美女は寒さに弱いからねえ。フフ。今日はしっかり暖まって眠ることに決めた。

 今年買った新しい車、と書きたいところだけれど中古車、付いてきたスタッドレスタイヤがどれくらい効くのか何回か雪道を走って感触をつかんだ。全く問題なしでホッとしている。ダンロップの「ウインターマックス03」というタイヤ。

 今まではヨコハマタイヤがほとんどだったけれど、このダンロップも負けずによく効く。何しろ北海道の雪道は新雪からアイスバーンからザラメ状から何でもありで、スタッドレスタイヤもあらゆる状態に対応できることが必要。特にツルツルのアイスバーン。でも、スタッドレスタイヤもここまで進歩すると、昔のスパイクタイヤよりもよく効いているように感じる。

 もう何十年も雪道の経験があるものだから、怖い思いもずいぶんした。これまで事故を起こしたことはないけれども、ツーッと滑り始めて、「ア゙ーッ ぶつかった!」と思ったことは何回かある。そのシーンが目に焼き付いている。もう忘れていいからメモリを解放してほしいな。美女の写真で埋めるから。ハハ。

 そうそう、ついに買ってしまった。なんて書くと何事かと思うけれど、この年齢で大それたものを買えるわけがない。あ、年齢の問題ではないか、甲斐性がないということか。で、何を買ったかというと、「コーヒーサイフォン」で通じるのかな。ガラス製のフラスコとロートとアルコールランプとみたいな感じで、理科の実験をするようにしてコーヒを抽出する器具。

 実は、20代の独身の頃、40数年以上前に持っていたことがある。格好良さというか、おしゃれに見えたんだろうねえ。面白いことに、その頃の私はコーヒーの味の識別が全くできていなかった。世の中全体もそうだったのかな。喫茶店はあちこちに今の何倍もあったけれども、どんなコーヒーを出していたものやら。

 コーヒーはたいしておいしいと思わなかったけれど、でも、やっぱりカフェインは摂りたかったのかな、飲むことは飲んでいた。コーヒーミルを持っていたかどうかは記憶にない。持っていなかったかもしれない。とすると、喫茶店に行って挽いてもらったのを買ってきたのかな。50年くらい前、町の喫茶店で売っていたのモカが100g150円という価格だったことを覚えている。

 結局サイフォンはその特徴も分からないまま、おそらく十数回使った程度で捨ててしまった。不完全燃焼のまま終わった。とにかく、淹れるのも、洗って片づけるのも、手間がかかるからねえ。面倒で付き合えない感じ。でももう、無職老人だから怖いものなしということで、再チャレンジというわけ。

 コーヒーの味が少し分かるようになってきたのは、3年くらい前から自家焙煎をするようになったせい。自家焙煎の方法は「家庭でできる珈琲の焙煎方法をお伝えします!【煎りたてハマ珈琲】」というYouTube動画を参考にして見様見真似でしている。

 

 毎回「あ、ちょっと焼き過ぎた。」「ちょっと浅かったかな」などと失敗しているけれども、致命的な失敗というのは3〜4回かな。どうしようもないのが焼き過ぎて真っ黒というとき。気をつけていればそんなことにはならないのだけれど、気をつけたくない気分の時もあるみたいで・・・。

 コーヒーミルも何個か買って、結局今のところは「タイムモア C2」 という手動式のを使っている。そして、抽出器具も、カリタ、ハリオ、コーノ、クレバーを使ってきた。私の感覚では、いろいろな要素がある中でコーヒーミルが1番どうでもいいというか、味を左右しないというか、そんなにこだわらなくていいような気がする。

 抽出が一番影響が大きいかも。要するに入れ方(淹れ方)。ペーパードリップなど、上手な人と下手な人では雲泥の差があるような気がする。自分でも今日のコーヒーはうまく入ったということがあるのだけれど、それが何のせいなのかよく分からない。ことによるとコーヒーの問題ではなくて、自分の体調の問題かとも思ってしまう。そういえば、「今日も元気だ、タバコがうまい」なんてことを言う人が昔はいたけれど、確かにそのような面はあるからねえ。

 サイフォンを使ってみてまずいえることは "熱い"こと。それこそ「フーフー」して飲むくらい。面白いことに、それが徐々に冷えていくと味が変わっていく。熱いときには味がしない。全く癖がないといったらいいかな。温度がだんだん低くなってくると、コーヒーらしい複雑な味を感じられる。もっと冷えると、雑味というか渋味というかえぐみというか、そんなものまで感じられるようになる。

 挽きの荒さでも味はずいぶん変わる。1回目に淹れたときには少し荒くしたら、酸味ばかりが目立った。2回目はペーパードリップ用程度にしたらこれはおいしかった。どうも私個人の好みとしては、濃い目でえぐみが感じられるくらいの方がいいようだ。

 考えてみれば、今まで、濃い目でえぐみが感じられるくらいのコーヒーというのは淹れたことがなくて、サイフォンにしてずいぶん満足している。飲み終わると、思わずマグカップの底を覗いている自分がいる。といっても、まだ5回くらいしか淹れていないから、今後どのような受け止めになるかは未知ですが。

 前回の茶飲み話で話を出した圧力鍋は、その後いい調子。豚のもも肉の塊、少し脂が付いているくらいのをセールで買ってきて、それを角煮風にゆでる。これがとってもおいしい。大好き。5cm角くらいにでたらめに切って、少し油をしいて焦げ目を付けて、ニンニクとショウガと醤油と味醂と砂糖で煮込む。圧力鍋から蒸気が出るようになってから中火ないし弱火で20分煮込んだら、私にとっては理想的な仕上がりになった。

 しかし、何ですねえ。こうやって飲み物や食べ物のことを書いているけれど、老人になったからといって、味覚が衰えるということはないもんですねえ。もう私くらいの年になったら、「何を食べてもまずい」くらい言い出して、だんだん痩せてきたなと思ったら死んでいたということでいいような気がするけど。

 あれもうまい、これもうまいなんて言いながら、なかなか死なない醜い老人なんて、可愛げがないような気がする。まあでも、女の人もいるからなあ。男に比べて女の人は生に対する執着が強いような気がする。そうできているよね。

 しょせん男は特攻隊要員だからなあ。どうしてかというと、それでもいいようにできているから。女の人は、特攻隊にはならないように、本能的にというか、生物としてでき上がっているから、男とは質が違う。何だか不公平なような、狡いような気もするけれど、それを不公平とか狡いとか思わないように男はできてしまっている。

 というわけで、女の人は生に対する執着が強いから、男もそのお付き合いをしなくちゃね。変かな。

 食べ物ついでにお酒の話。私はなぜかワインを飲むと気分が悪くなっていた。ほかの酒は何でもないのに。現在酒は完全にやめてしまったから、私にとってはどうでもいいことなのだけれど、ずっと不思議だとは思っていた。そうしたら、ネットでその原因が判明したという記事が上がっていた。例えば、「「ワインを飲むと頭痛がする」の原因が特定されました」という記事。

 ワインは酸化防止剤等の添加物のせいで気分が悪くなるという説を聞いたことがあって、添加物なしのワインを飲んだこともあるのだけれど、やっぱりダメだった。この記事にはそのことも書いてある。添加物と頭痛は無関係だったのだそう。

 それで、犯人はというと、"「ワイン不耐性」の原因が「生体アミン」であり、その中でもヒスタミンが主因であると特定されました。" と書いてある。なるほどそういうことですか。もっとも、ワインは醸造酒だから、ワイン銘柄によって個性があり、中には相性のいいワインもあるかもしれないとのこと。

 何でもそうなのだけれど、何か腑に落ちない、よく分からない、しっくり来ないというようなことは、実は世間で正しいとされていることの方が間違っているということがしばしばある。そして、腑に落ちないまま、何年も、何十年も暮らしていて、ある時本当らしい情報に接して初めて「な〜んだ、そういうことか」と思ったりする。ワインの不思議もそんな感じ。

 昔々、私が中学生の頃、野球部の連中は真夏でも練習中などに水を飲むことを禁止されていた。水を飲むと汗が出すぎる、そうすると練習や試合の妨げになるからだそうだ。今そんなことをしたら、虐待になって大問題になる。世の中というものはそんなものなんだよね。

 ワクチンなんてのも同じことになる予感。あと何年かたって御覧なさい。ワクチンでは感染症は防げないばかりか体に悪いということが、世間の常識になっているから。