寒くなりましたねえ。ここ小樽では低い山の木も色づき始めました。天気予報だと今日(21日)の最高気温は11.4℃、最低気温は3.5℃の予報。雪が降ってもおかしくない。なんだか温泉に入りたくなるような気分。まあ、それはそれで楽しみといえば楽しみだけれど。

 しかし、神様も意地悪で、世の中にいろいろ楽しみはあるけれども、それと同じだけ苦しみもあることになっている。つまり、寒くてつらい思いをする分温泉が楽しみになる。夏など、暑くていい気分というときには、温泉の楽しみも消えてしまう。暑くてたまらなくなるとエアコンの風がなんとも心地良い。

 そこを何とかならないものかと、神様に談判しに行きたい。夏の暑さを楽しんでいるときにも、温泉に入って気持ち良くなれるようにしてもらえないかと。冬の寒いときにも冷房が気持ち良く、かき氷が美味しいと感じるようにしてもらえないかと。まあ、無理だね。世の中は必ずどちらか一つだけ。

 ロシア・ウクライナ紛争の決着がついて、世界が静かになってきたと思った途端に、イスラエルの方が騒がしくなった。私は、これまで中東に関して無関心であり、「何だかいつも、ごちゃごちゃやっているところだなあ」としか思っていなかった。

 しかし、新型コロナ騒動がアメリカの野蛮人が始めたことであり、全世界に影響を及ぼしたことから、世界情勢に全く無関心でいるわけにもいかなくなった。どうにかして、誰でもいいから、アメリカの野蛮人どもを成敗してほしいと思うようになった。

 そういう目でイスラエルとハマスの武力衝突を見ると、アメリカがイスラエル側に立っていることは間違いないけれども、イスラエルをどの程度けしかけているのかは不明のままだ。一方、ハマスのバックにはどこがいるのかこれも不明だ。イランなのか、中国なのか、ロシアなのか、あるいはイスラエルがわざとハマスに自国を攻撃させたという説まで飛び出している。

 どういう展開をたどるのか、現時点ではなんとも言いようがないように思う。来年のアメリカ大統領選挙にも影響することだけに、思わぬ方向へと事態が動き出す可能性もあるだろう。ただ、ひどく大雑把に世界の動きを見れば、G7を始めとする親米諸国と、BRICSを中心とする非米側諸国との対立であることは間違いないところだろう。それが、中東を間にしてにらみ合っている。

 30年も前ならば、誰しもが親米側の勝利を予測しただろうが、今や米国は衰退し、傾いてきている。さらに新型コロナ騒動以降、私なりにネット上を検索してみると、多くの情報がアメリカの残虐さを示している。アメリカには正義がない。このような現状から、遅かれ早かれアメリカは相手にされない国になっていくことが予測できる。それがいつのことになるか見通すことはできないが。

 岸田政権の不人気が続いているようだ。そりゃそうだと思う。あの人、国民に向かって満足な語りかけをできない人だから、支持を得るのは難しい。増税をしたがっていることは分かるけれども、今なぜ増税が必要かについての説明を、岸田総理は一度もしたことがないような気がするけれどもどうだろう。

 何の説明もなく国民に対して、「金出せ」としか言わない人に支持が集まるはずがない。そんな総理大臣なら私にでもできる。嫌われるのが当たり前。

 最近私が喜んで見ているYouTube動画に「伊達一詔」というところがある。例えば「【マンモスうれP!!!】岸田内閣支持率『全敗』過去最低を続々と更新中🩷」を御覧ください。

 

 しかし、この動画をニコニコして見ながら、私も自分が何という単純馬鹿であることかと自己認定してしまう。どうもこのような単純明快な姿勢を私は好むらしい。あるいは日頃から政府の煮えきらない答弁などにすっかり嫌気が差してしまっているせいなのかもしれない。岸田総理が嫌いで支持率が下がると大喜びするこの人、いいねえこういう分かりやすい態度は。

 ちなみにこの人は"れいわ新選組"を支持しているらしい。私は、今のところ支持している野党はないので誤解なきよう。はっきりしているのは、今のところ自民党、その中でも岸田政権を否定しているのみになる。したがって、選挙があるにしても自民党には入れない。

 大体において、私の住んでいる選挙区で誰が立候補するのかが分からないから、そこまでしか決めようがない。ヘタをすると、自民党と共産党しか立候補しない場合も考えられる。その場合は、目をつぶって共産党に入れる。自民党に入れないことだけはっきりしている。

 前回、米が5kgで150円の値上がりと書いたけれども、300円の間違いだった。コロナ前と比べると400円も上がっている。30%以上の値上がり。主食だからねえ。心細い限りだ。

 私の世代は子供の頃貧しくて、ご飯でお腹を一杯にしていた。副食は量が少くて味が濃く、ご飯を食べるためのブースターみたいなものだった。つまり、ご飯だけでは不味くて食べられないので、副食でごまかしながらご飯でお腹を一杯にするというのが食事だった。のりとか、塩辛とか、ふりかけとか、生卵に醤油とか、バターに醤油とか。肉や野菜などその他の副食も全般に味を濃くしてご飯が進むようにしてあった。

 だから、ご飯さえあれば生きていけるという頭がある。貧しくなれば副食をどんどん減らしていって、最悪塩をかけながらご飯を食べるということになっても、まあ生きていけるだろうとは思っている。

 その、ごはんの素である米がガッツリ値上がりするのは心細い。そこで今回は、いつもと違った少し安い米を買ってみた(安いのは新米ではないせいかな)。すると細君が珍しくも正論を吐いたのには驚いた。曰く「100円200円をケチって1か月まずい思いをして暮らすよりも、100円200円出して満足して1か月暮らした方がいいではないか」というのだ。

 確かにねえ。でも、癪に障ってね。値上がりしても何の抵抗もないまま高い金を出すって、気分がよろしくない。抗議したくなるよね。いつもよりちょっと安くてまずい米にしたのはそんな意味合いがある。まあ、無駄な抵抗なのだけれど。

 悲しいのはりんご。私は全般に果物があまり好きではなく、それでもりんごだけはデザートなどで抵抗なく食べる。去年まではいつも1個99円で買えていたけど、今年は126円もする。安いのはないかと探したら、去年は売っていなかったような小さなりんごが4個で398円だった。渋々それを買った。

 しかし、やっぱり日本政府はおかしいや。物価がどんどん上がるのであれば、対策しなくちゃ。物価が上がって消費税はその分増収になっているのだから、国民に還元するべき。そうでないと生活が苦しくなっていくばかりだ。ひょっとすると岸田政権には国民を貧しくしようとする悪意があるのかな。あり得る。

 なんて、今日はずっとネガティブな話ばかり書いている。何かいい事なかったかなあ。でも、ネガティブな話を書くことで私自身は気晴らしができているのかもしれない。お陰様で、私の生活そのものはいたって平穏な状態にある。これといって悩みを抱えているようなことがない。

 仕事をしていた頃は、今考えるとずいぶん辛かったのだろうと思う。仕事をやめてからも、去年くらいまではPTSD(心的外傷後ストレス障害)とでもいうような症状があった。

 どんな症状かというと、ごくたまにだけれど朝、「いやあ、しまった、大変だ、すっかり忘れていた」と思いながら目覚めるんだよね。そして、寝ぼけた頭で「何の予定があったかな、あれかな、これかな」と一所懸命思いだそうとする。そうしている間に気がつく。「そういえば仕事なんかやめているんだった。もう何の予定もありゃしない」と。そこで安心してまた布団に潜り込む。

 まあ、笑い話みたいなものだけれども、生きていればいろいろあるわいな。皆さんどうぞご無事でお健やかに。