6月25日
人生はじめての大腸内視鏡検査。
当日は朝から肛門科から事前に頂いてた下剤を飲むが、なかなか希望通りの結果がでず、、でも予約時間もあり、慌てて病院に行った。
病院で、何度も看護婦さんにトイレチェックをして頂いたがなかなかオッケーをいただけず、かれこれ1時間くらい個室でお水をのみ、何度もトイレへ。
オッケーをいただける状態ではなかったが、ひとまずしましょうと、、着替えて診察室へ。
軽い麻酔、、うつらうつら、、先生の声がなんとなく聞こえ、目の前にあったスクリーンに自分の腸であろうピンクの粘膜の中に何やら怪しげで憎々しい存在が見えたような気がした。
癌だな・・心の中で思った。
麻酔から覚め、診察室へ。
幾つもの画像の中に、、ハッキリくっきりと腸の中に居座ってるものを見た。
やはり・・
先生から『すぐに紹介状を書きます。
すぐに大学病院の○先生の予約をとります。
予約が取れましたら、、お知らせしますので、
すぐに行って下さい。』
まだ自分の事に思えられない、どこか他人事のように聴いている私。
凄く冷静・,.。
その日は私の大腸内視鏡の検査が終わり、家族で食事に行く流れにしてたので、、旦那と娘たちが病院前まで来てた。
紹介状を書いてもらっている間、、家族達に癌であった事をLINEでしらせた。
ぞろぞろと無表情の娘たち二人の後ろに主人の姿。。
その光景を見た私の胸の内は、
『ごめんね。』の一言しかなかった。
きっと皆食事どころの気持ちだけではなかったはず。
他人事のようにしたい私は、
『さっ!ご飯行こうー!』
お食事何処、、し〜んとながら、皆、メニューを眺めてるだけ。
娘たちの視線が旦那へ。
私の真横に座ってた旦那が泣いてる・・。
昭和の男そのもので、一通りの事で泣かされた。何度も離婚を考えたし離婚直前まで行ってた関係なのに。