ネットワークSEは、貴重な人材だ。
リタイア前、都内の大手企業を多数見てきたが、システム部の有る本社と複数拠点を繋ぐネットワークは、結構いい加減だったりする。
ネットワーク仕様書がなかったり、更新されていなかったり、HW機器リストが無かったり、「XXさんが当社を辞めてから、ネットワーク内容を知っている人間がいない」とかとか。
企業の社内、対社外のネットワークが落ちれば、その企業は死んでいることも同然だ。
特に、金融系のネットワークダウンは致命的だ。カネだけでなく、一番大事な「取引先」「顧客」の信頼がゼロになる。ゲインする、ではない。ゼロになる。
そのため、金融系に限らず社内、対社外の重要部分は、二重三重の冗長化、バックアップシステムを用意する。
こういったシステムは「カネを生まない」。
だから経営する人間は、ついついシステムの予算の優先順位を下げてしまう。
みずほなんぞ、ほぼ、公的機関、お役所という立場でなければ、とっくに潰れてるよ。
ネットワークという「企業のライフライン」を面倒見る「ネットワークSE」は、その企業にとって宝物だと考えろ。ネットワークSEは、SEと同じく「個人スキル」に依存することが多い。つまり、「職人技」が必要だ。
開発関係だけではなく、これからはネットワークに強い、個人技の優れたブラジルサッカー型SEが勝つ。
俺が考える、理想的なネットワークSEは、ケビン・ミトニックだ。
SEって、そういうものだと俺は思うよ。
(´・(ェ)・`)