天玉そば!ネギ多めで! -3ページ目

天玉そば!ネギ多めで!

だし汁に天ぷらの油気と
玉子のまろやかさが混然一体!
ネギたっぷりで更にウマイ!

総選挙が終わって1週間あまり、明日、特別国会が招集されるが、初当選の新人議員は184人もいるという。衆議院の定数は480人だから、およそ4割が新人ということになる。300人近く当選した自民党は、そのうち119人が新人だという。小泉チルドレンのときでさえ、80数人だったから今回の方がはるかに多い。「グリーン車に乗れる」とはしゃぐ議員を再び出さないよう、自民党では徹底した新人議員教育をするという。
日本維新の会は、当選者54人のうち、なんと約7割の39人が新人だ。こちらは、党そのものが「新人」だし、教える立場の議員経験者が新人の半分しかいない。しかも新人は、元キャンペーンガールとか、お笑い芸人とかズブの素人が多い。党で教育するといっても限界があるだろう。選挙のルールも知らなかったものだから、日本維新の会では、選挙違反も続出している。こんな党に政治を任せて大丈夫なのか?

そもそも、即戦力にならない議員が4割も居て、国会は機能するのか。民間企業なら、新人の比率は多くても1割程度だろう。500人規模の企業なら、新入社員は、せいぜい50人がいいところだろう。まして、役に立たない新人に先輩や幹部と同額の給料を払う会社なんてないだろう。その給料(歳費)だって、民間の会社とは比べ物にならない。様々な経費をいれると一人あたり年間1億はくだらない。役に立たない素人新人議員に多額のカネをはらうより、福祉や復興に使うべきだろう。若い政治家を育てることも必要だが、小沢ガールズしかり、橋下ベイビーズしかり、ここ最近の選挙では、単なる頭数として新人を増やしているに過ぎないし、使い物にならなくて一期で消えていく議員がほとんどだ。こんなことをしていては、いつまでたっても優秀な政治家は生まれないし、育たないだろう。

以前から、国会議員が多すぎると定数の削減が議論されているが、新人議員が4割という現状を考えれば、思い切った削減をおこなうべきだろう。そして「数」だけではなく、「質」の向上も図るべきだろう。維新の元キャンペーンガールは、5分以上選挙演説もできず、基本的な経済理論も理解できないなど関係者もあっと驚くような人物らしいが、小選挙区で落選したものの比例で復活当選した。このような人物が議員になれてしまう現在の選挙制度、システムそのものがおかしいと言わざるを得ない。
今回の総選挙、終わってみれば、自民大勝、民社惨敗、第3極伸び悩みと、事前のマスコミの予想通りの結果に終わり、何のサプライズも感慨もない。選挙速報も、夜8時の投票終了と同時に、7割方の当落が発表され、各党の最終の予想獲得議席まで表示されている。直前の予想とほとんど変わらない。出口調査ってスゴイと思うが、昔のように開票率が進むごとに当確がついていくというハラハラ感はない。投票が終わると同時に結果が分かるのはいいのか悪いのか。なんだか、投票したこと自体がバカバカしくなってくる。何だか、マスコミが書いたシナリオに乗せられて投票して、出口調査で確認され、そして選挙番組というドラマがつくられ、我々はそれを素直に見ている。選挙が終わった今も、何故、落選したか、落選候補の行く末など、各局同様の切り口で淡々と番組が作られている。そういえば、昔の映画にあったマスメディアが政治を支配する近未来社会のような感じさえする。

日本維新の会が伸び悩んだのがマスメディアとして、唯一誤算だったかもしれない。もともと、維新の会・橋下はメディアが作り上げた「芸人」に過ぎない。石原とのコラボでさらに強固になるはずだったが、石原が暴走しすぎた。それでも、近畿ブロックでは比例第一位。さすが横山ノックを選んだ関西人だけある。オチがあるかないか、ノリだけで投票している。関西人に政治は無理でしょう。大阪に首都は任せられないと改めて思った。

勝ちすぎた自民党の面々を久しぶりに見ていると、懐かしさとともに何だか頼もしく思えてきた。この3年半の民主党の連中は、いいところ大学のゼミ、下手したらチビッコギャングだった。こんな連中に日本を託してきたのかと改めて怖くなった。自民党は、もちろん以前の自民党では困るけど、優秀で実績のある人材は多いので、心を入れ替えて頑張って欲しい、と期待するしかない。我々以上に日本を知っている中国や、韓国は、今、戦々恐々としているだろう。日本をなめんなよ!民主党との違いを見せてやれ!自民党頑張れ!あっ!右傾化してますね。
昨日、北朝鮮と角田被告は、救いようのない正真正銘のワルであることを証明した。

北朝鮮は、意表をついてミサイルを発射した。発射前日まで、技術的トラブルや発射期限の1週間延長を自ら発表し、ロケット部分の解体などを装い、世界を油断させておいたうえでの突然の発射だ。発射に反対する近隣諸国やアメリカなどのウラをかいた。国際的信用、常識など眼中にない真底、悪事、悪知恵に長けた卑劣な犯罪国家の姿を改めて見た。そもそも人工衛星の打ち上げと言いながら、実際は大陸間弾道ミサイルの打ち上げだ。しかも、自国民の多くは飢餓状態にあり、国際社会に食料支援を当然のように求めているのに莫大な費用をミサイル打ち上げにかけている。1回の打ち上げの費用で、全国民が3年間食べていけるとも言われている。国民を見殺しにする卑劣な国家だ。この国は、人に例えるならば、救いようのない正真正銘、根っこから腐ったワルだろう。しかも、発射は成功してしまった。このようなワルが、核ミサイル技術という凶器を持つとなると本当に怖い。

もう一つは、やはり昨日、自殺した角田被告だ。警察本部の留置室で、しかも自殺をほのめかし、警察側も注意を払っている最中の自殺。日本で自殺は、自決と混同され美化される傾向があるが、本来、自殺は人間にとって最も卑劣な行為でもあるのだ。それこそ、北朝鮮では生活苦で自殺すると国家への反逆とみなされ、家族、親戚までが政治犯収容所送りになる。角田被告の自殺は、まさに警察、社会への最後の挑戦、悪事であり、証拠隠滅という犯罪でもあった。衣服を使って静かに自らを絞殺するという常人では考えられないことをやってのける知恵と意志の強さ、これを悪事でなく他の方面に使ったらとも思いたくなるほど、天才的なワルとして一生を終わった。自殺どころか天井裏に大金をもって潜み、逮捕後も黙秘を続けたオーム真理教の松本などと比べれば、風格すら感じるワルだ。

北朝鮮は何故この日に発射したのか、何故、角田被告はこの日に自殺したのか、という声もあるが、昨日は、2012年12月12日と、「12」が2つも続く特異日であった。ヤクザの事務所に必ず神棚があるように、ワルは、意外とゲンを担いだりする。北朝鮮の場合は、12×3=36、3+6=9で、「9」が北朝鮮で縁起のいい数字だからという説がある。角田被告の場合も、自らの命日にワルなりのこだわりと美学があったのかもしれない。だから、どちらも成功したのかもしれない。