天玉そば!ネギ多めで! -2ページ目

天玉そば!ネギ多めで!

だし汁に天ぷらの油気と
玉子のまろやかさが混然一体!
ネギたっぷりで更にウマイ!

退職金が減額になる前に教員が早期退職するいわゆる「駆け込み退職問題」の論議が収まらない。生徒の卒業や進級を見届けずに、退職金の多寡を理由に途中で辞めてしまうのは、教師として無責任極まりないという意見はもっともだ。しかし、一方で、教師たちにも家族があるからとか、住宅ローンや老後の生活設計があるからとか、駆け込み退職を擁護する声もある。また、3月直前のこの時期に、退職金の減額を持ち込む自治体、行政がけしからんという意見もある。しかし、どうなのだろう。そんな賛否両論戦わすほど複雑な問題なのだろうか?

減額される金額は、埼玉県の例で言えば、3月末まで務めると退職金は150万円少なくなるかわりに、2,3月の給与分約80万円が加わるから、1月末に退職するのに比べて実際に少なくなるのは70万ということだ。70万円くらい民間企業なら、ごく当たり前に給与カットやボーナスカットされる金額だ。その70万円のために、生徒たちの教育を途中で放棄し、自らの数十年に及ぶ教員人生を有終の美で飾らなくて良いものだろうか。この人たちは何のために教師になったのだろう。

住宅ローンだ、老後生活のためというが、教師、公務員は、民間サラリーマンと比べて、手厚い年金制度が待っている。削減される退職金だって、民間と比べて多いから削減されるのだ。しかも、国会で決まったこと、すなわち国民の総意だ。それをすり抜けるような行為、いわば「脱法行為」を教師という立場で、その最終ステージで選択する神経は到底理解できない。このような目先だけの利益を追い、権利意識が強い教師が多いから教育現場は荒れ、いじめや体罰、そしてそれらの隠蔽行為が蔓延したのだと思わざるを得ない。

東北の震災のとき、最後まで交通整理をしていた警官や、避難の呼びかけを行っていた消防関係者が数多く犠牲になった。この方々は、住民のために、70万円どころか自らの命を捧げてしまったのだ。一般の公務員の方だって、最後まで避難放送をして逃げ遅れた女性もいるし、被災後、自分の家族が亡くなったり、行方不明なのに地域住民への援助、サービスを優先している姿がたびたび紹介されていた。公務員は、地味だけど大変な職業だと思う。しかし、今回の件では、本当にがっかりした。しかも教師という、人に教える立場の人たちだから一層残念だ。今日の安倍首相の施政方針の中に「教育の再生」があったが、教員の資質を根本から見直し、育成するシステムが必要となるだろう。

天玉そば!ネギ多めで!

東急の東横線は、その名の通り東京は渋谷、そして横浜を結んでいる郊外私鉄の代表格であり、東急電鉄のフラッグシップ路線でもある。沿線には、自由が丘、田園調布、日吉などイメージの高い街があり、美人が多い路線とも言われている。私も学生時代、この東横線を使ったが、沿線に女子高が多く、通学が楽しかった。その東横線が、この3月から地下鉄副都心線、そして東武線、西武線と相互乗り入れし、横浜から埼玉まで乗り換えなしで繋がるという。

しかし、東横線が副都心線や、東武、西武と相互乗り入れして、何のメリットがあるのだろう。横浜から埼玉方面に乗り換えなしで行けて恩恵を受ける人は、限られるはずだ。埼玉から直接、中華街に行けるというが、それも限られた人だろう。新宿、池袋に直接行けるといっても、副都心線の駅は、新宿、池袋の街外れにあり、新宿西口には、30分くらい歩くことになり、中央線などJRへの乗り換えも大変だ。

現在、地上2階にある東横線渋谷駅のプラットホームは、地下鉄との接続のため宮益坂下あたりの地下5階に移動するとのことだ。地下5階となると、地上2階3階にある山手線や銀座線、井の頭線との乗り換えは一苦労だ。しかも、相互乗り入れで運転区間が長くなるだけ、災害、事故などのリスクが増え、ダイヤの乱れが多くなる。少なくとも現在の東横線の利用者にはデメリットのほうが多い。渋谷の街にとっても、東横線渋谷駅が通過駅となり、乗換客の多くが地上に出てこないので、街が寂れる恐れもある。現に、渋谷駅周辺の地価は下がっているという。

計画では渋谷の東横線ホームと隣接する東横デパートを、新たな巨大駅ビルに建て替えるらしいが、自社線が入っていない駅ビルというのも変だし、渋谷駅の象徴でもある地上2階のあの東横線のホームが無くなるのは淋しい。横浜の地下鉄と相互乗り入れで、桜木町のホームが無くなったときも淋しかったが、今度は、東横線そのものが無くなるような気がする。プラネタリウムのあった東急文化会館が無くなった今、渋谷がまた一つ渋谷でなくなる感じだ。渋谷の宗主でもある東急はいったい何を考えているのだろう。

天玉そば!ネギ多めで!


新年早々、急激な円安、株高で、何となくバブルの再来を感じさせる中、トヨタが発表したピンクのクラウンには驚いた。クラウンは、いわばトヨタのフラッグシップモデルでもあり、「いつかはクラウン!」のかつての広告コピーどおり、大人の車として保守的なデザインをこれまで貫いてきた。しかし、今回のモデルチェンジは、フロントグリルなどかなり大胆な変更を行っている。また、ピンクをボディカラーに正式に加えただけではなく、それをイメージカラーとしてCMなどに使っていることから、トヨタのクラウンに対する考え方が大幅に変わったことがうかがえる。

トヨタの社長は、これまで「いくらなんでも・・・」と潰されてきた方向性、アイデアを今回は、敢えて採用したという。クラウンの新たな価値観を創出し、閉塞感が否めない日本の自動車産業を活性化したいのだという。一理あるとは思うが、トヨタにしては、ちょっと安易かなとも思うし、従来のクラウンユーザーやファンは寂しく思う人も多いだろう。実際、世の中の賛否は分かれているようで、ネット上でも熱い議論や、コメントが飛び交っている。

さあ、賛否両論のどちらが勝つのだろうか。結果は、評判、評価ではなく、「実際に売れるか売れないか」であり、昨年末の総選挙と同様、数字ではっきりとわかる。その結果で、今の国民の嗜好、志向が分かるし、トヨタの経営戦略の力量も知ることもできる。日本の今後を考える上でも、結構、楽しみだ。もし、ピンクのクラウンが大量に売れれば、 日本は、本当に「平成バブル」に突入するかもしれない、などと考えてたりする。