こんにちは。幸多志です。

 

めまいが来たとき、あなたは何を考えますか。

 

また来た、と思うでしょうか。

なぜ自分だけ、と思うでしょうか。

早く治さなければ、と思うでしょうか。

 

わたしはずっと、そう思い続けていました。

 

 

「治らなければ、本物の自分じゃない」という呪い

 

メニエール病と診断されてから、わたしは病気と戦い続けました。

 

めまいが出るたびに悔しかった。

予定を崩されるたびに腹が立った。

健康な人と同じように動けない自分が、情けなかった。

 

「治す」ことだけを目標にして、発作のたびに打ちのめされる。その繰り返しでした。

 

でも、そんな中で気づいたことがあります。

 

治そうとする気持ちの奥に、こんな前提がありました。

 

治っていない今の自分は、不完全だ。治るまでは、本当の人生が始まらない。

 

この前提が、症状そのものとは別のところで、わたしをずっと消耗させていました。

 

 

病気と「戦う」をやめた日

転機になったのは、激しいめまいで立っていられない状態で、それでもPCを開いて仕事をしようとした日のことです。

 

横になっては起き上がり、また横になる。

休んでいるのか働いているのかもわからない状態の中で、ぼくの中で何かが折れました。

 

もう、戦えない。

 

そのとき初めて、こう思ったのです。

 

「戦わずに、この病気とともに生きることはできないか」

 

「ともに生きる」とは、諦めることではありません。

メニエール病を好きになることでも、感謝することでもありません。

ただ、「ここにある」と認めること。それだけでした。

 

でも、その認め方が、わたしの消耗の質を変えました。

 

 

「治りたい」という執着を、一旦脇に置いてみる

治りたいという気持ちは、今もあります。手放したわけではありません。

ただ、「治っていない今の自分はダメだ」という自分自身への裁きを、少し緩めることができました。

 

それだけで、発作が来たときの受け止め方が変わりました。

打ちのめされる時間が、少し短くなりました。

戦うために使っていたエネルギーを、別のことに向けられるようになりました。

 

身体は、心の状態を映します。

執着や怒りや恨みは、身体を緊張させます。

慢性的な緊張は、慢性的な消耗につながります。

 

病気と戦い続けることをやめて、共に生きることを選んだとき、生きることが少し軽くなりました。

 

 

この体験を、一冊の本にまとめました

25歳で潰瘍性大腸炎、そしてメニエール病。2つの病気を抱えながら27年間働き続けた記録を、本にまとめました。

 

タイトルは、

 

📖 『治そうとするのをやめたら、生きるのが楽になった』
——病気も、仕事も、人間関係も、手放せば変わる

 

うまくいった話だけではありません。

何度も発作に打ちのめされた話も、振り出しに戻った話も、そのまま書きました。

 

メニエール病と診断されて、これからどう生きていけばいいのかわからなくなっている方に、何かのお役に立てれば嬉しいです。

治そうとするのをやめたとき、生きることは、こんなにも変わった。そんなお話しです。

 

購入リンクはこちら→

(Kindle Unlimitedなら無料で読めます)