4月24日(火)、東京のSS病院でT先生の診察を受けた。最近、左首肩から手先にかけて術前以上に痛み痺れが発生しているので、再狭窄がないか検査と診察をお願いした。

 午後3時受付、CT、MRI、CR検査をした後診察予約は4時半からだったが、診察が始まったのは午後8時過ぎ、患者も待ち疲れたけれど、先生の方はもっと疲れていたと思う。浜松でお会いした時と比べやつれているように思われた。

 診察結果は、6番7番の再狭窄は認められないという事だった。後方からの1回目の除圧手術で空けた穴の部分から肉芽が出来てそれが骨化して再狭窄をきたしているのではという危惧があったけれどそれはなかったことがMRIとCTで確認出来た。

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6番7番のMRI画像(診察の帰り画像の入ったCDをいただいた。その画像を以下添付)、椎間孔の再狭窄はないとの診断。

 

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これは2018.3.15に地元の総合病院で撮影した同部位MRI画像、MRI機器の性能はこちらの方が良い。ちょっと脊髄を取り巻く白い部分の様子が違うような気がする。1月で変わるものなのか、それとも解像度の違いか?

 

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これは一つ下のスライス。黒い円状のものが圧迫しているように見えるけれど、これは先生の説明によると、骨を削った時ドリルの金属カスが残りハレーションを起こしている結果という事だった。

 

 

 

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CT画像でも6番7番の椎間孔は広がっている事が確認できる。穴を空けた部分にも骨化して椎間孔を狭くしているような形跡はない。

 

 では何故痛み痺れが強く残っているのかというと、考えられる原因の一つは、術後神経根に結合組織が癒着してその癒着が痛み痺れの原因ではないかという事だった。結合組織の癒着はママあることだが、それが痛み痺れとなって感じる人は少数派だという。

 もうひとつの原因は、5番6番に狭窄が起きているのでは?という事。その鑑別のために、6番7番と5番6番に日をおいて神経根ブロックをしてみて、5番6番の神経根ブロックで痛み痺れが消えたなら5番6番に原因があるということ。信頼のおけるペインクリニックでブロック注射することを勧められた。

 

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5番6番のMRI画像。この椎間孔をどう評価して良いのか素人には分からない。

 

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5番6番のCT画像、右と比べて左側の椎間孔がやや狭くなっているのが分かる。

 

 癒着をはがす手術も可能だと言われたけれど、はがしてもまた癒着が高い確率で起きるような気がして癒着をはがす手術には気持ちは傾かなかった。

 神経根ブロック注射をできる優秀なペインクリニックの先生を探さないといけないけれど、どう探せばいいのか途方にくれている。


 加えてショックだったのは、下のレントゲン写真持参して懸念事項を尋ねた際の先生の返答。

「手術前と手術後では6番と7番の頸椎の間が狭くなっていると思うのですが?」

 先生

「2回も手術してるのだから(仕方ないよ)」

 手術前2回目の手術なので「骨が変形したりズレたりする事はないですか?」と聞いた時は、「心配ないですよ」と言われた。手術の同意書の合併症欄にはその記載は無かった。それで安心していた。ところがこの発言。信頼していた先生なのでショックは大きかった。