備忘録読み物『13年の時を経て,その②』 | 学ぶ、敬う、そして。

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元・片想い日記。遥か昔、大学生の頃、同性の先生に恋をしていました。2010年の初期は、先生への恋路ブログでした。先生への恋は叶わなかったけど、それ以降同性パートナーオンリーの日常です。永らく休眠してましたが、2019年ブログ再開→頓挫→2023ぼちぼち再開。備忘録

備忘録読み物『13年の時を経て,その②』

 

 

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この出来事は、とある花の金曜日の、
夜8時頃と思しき時間帯でのことだった。

遡る事、約5時間とちょっと前。
その日は東京旅行の最終日。

普段は断然飛行機派である私だが、
術後間もない身体を労り、
今回は新幹線を予約していた。
東京から1000キロ離れた、

私の家への最終便は早い。

帰りの新幹線の時間を気にしながらも、
私は久しぶりの再会を噛みしめていた。

13年(16年)越しの片想い。


コロナ明け、夢にまで見た、
憧れの先生との再会。
研究室にて。

何時解散とは言われていないものの、
2019年の再会の時には、
授業一コマ分でのお開きが続いたため、
はなからそれくらいのつもりでいた。

そして、
久しぶりの再会はなかなかにぎこちなく、
最初の一時間くらいは、
目の前のあの人、腕を組み足を組み
距離を置くような敬語と
やや突き放すような態度に見えた。

話題の内容は、私の体調の話、
先生の研究、大学の話だった。
「(前回会ってから3年も経っているし、
 私たちの距離はこんなものだろう)」と
 ある意味"期待通り"の展開であった。


だが今回は、
授業の区切りを知らせるチャイムが鳴るくらいの時間になっても
先生が帰宅を促す様子がなかったので
私もそれに甘んじた。


途中、
私が差し入れのクッキーを渡したところを皮切りに、
少しずつ会話の内容と、場の雰囲気が変化。



とはいえ、すぐに砕けた話をするわけでもないのだが。
 

変わらず、先生は調査の話を、
私は病気や保険、仕事の話をし続けていた。

だけれど、
 

会話から派生するちょっとした話題をスパイスに、
先生は時間を追うごとに饒舌になった。

主には研究対象の話だが
こちらから何かを切り出さずとも、

自らアレやこれや、話題を転換させ発展させ、
広げてくれる。

私も、聞いていて心地よく、

また、興味をそそられ、
楽しく聞き入っていた。
自然と、時が流れるのを忘れてしまいそうだった。
(いや、

 時が流れるのも、忘れてしまえ、と思う程だった。)




そして、

「あっ、ていうか時間大丈夫?」と、

先生にそう言われたのが17時半のこと。

気づけば私たちは、3時間も話をしていたのだった。

 

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続きます。

 

 

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