あの日あのとき…




あれは1年前の春のことだった

大学のゼミの先生

ちょっと(かなり!?)変わり者

肩書きは大学の教授、兼アーティスト!?らしい

大学教授なのに毎週髪の色が変わり

緑→オレンジ→赤→アッシュ系→金髪といった具合に

そんな感じの先生なのでわりと授業もアバウトで

一応担任のような存在ではあったが


そんなに深くは関わらなかった

というか正直絡みにくかった…

これといって大した思い出もなく

顔に似合わずカラオケ好きで歌声は割りと爽やかだったり

お酒好きでよく飲み会の招集をかけていたみたいなイメージ


ただそんな先生が一度だけ先生らしく感じたことがあった

大学の卒業式が終わった後、卒業生全員に卒業祝いのメールが送られてきた

『卒業おめでとう
4月からは社会人だったり学生だったり自由人だったりするわけで、

それぞれの道へ進みます。
頑張り過ぎる必要は無いですが、楽しい人生を送るための努力は惜しまないように。

人生は人それぞれなので、まわりと違うからと言って悲観する事はありません。

最終的に楽しいと感じられれば成功した人生です。

気楽にやって下さい。

~中略~

出世したら作品買って下さい』


といった内容だった


その時はへぇ~たまには先生らしいことするのね!!


ぐらいにしか感じてなかった先生からの言葉


これまでにお世話になった人だったり、楽しい時間を共有してきた仲間だったり


心に残る恩師だったり、たくさんの人に出会い今日までやってきたけれど


なぜだろうか


その大学の先生の言葉が


今の自分にとっては一番大切な言葉であり


先生の言葉に救われる毎日である




卒業して以来色々な事があり


周りの環境も急激に変化していく


わけあって仕事も辞め、すでに転職


迷いはなかったと言えば嘘になるし


正直これでよかったのだろうか…


と悩む毎日


ただ今の状況を悲観的に見るのではなく


どんなに小さくても


自分の夢や理想があるのならば


それを見つけて


そのために自分なりの精一杯で頑張るということ


人と比べなくていい…


誰かに憧れたり


嫉妬したり


どう頑張ってもその人にはなれないし


自分にしかないもの


それこそが自分の魅力であるということ


それに気づくことができ


前へ進むことが出来ているのは


先生の言葉があったからこそ




先生、ステキな言葉を本当にありがとう…☆

                             地球にて…