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 先日紹介したウリン材の列柱問題です。

 今日、ウリン業者の担当とその上司らしき人と、外構業者の担当と現場監督と集まって現場で話し合いをしました。今日はほんと寒かったなー。問題のウリン材の柱を目の前に、寒さに耐えつついろいろと主張してきました。

 経緯から言いますと、我が家の外構で中庭の塀に、ナチュラル・モダンのシンボル的存在としてウリン材の列柱を施行しています。しかし、この搬入・施行されたウリン材(長さ200cm、90cm×90cm角の柱)の品質の悪さにかなり驚いたのです。
 まずは直輸入らしく現地での検査後の印か何かのペイントがべったりついた柱が2本ありました。これはすぐにウリン業者が紙ヤスリで落とすには落としました。現場で紙ヤスリ使って落とすような汚れたものを入れてくるなって感じですよね。また、表面の大半に無数の割れ(干割れ?)や長めの割れがはいったもの数本、擦れかなにかで毛羽立った(明らかに色が部分的に違う)もの数本などなど。

 ウリン材の柱がこんな状態で納品されていいものか、品質的に納得できない旨外構業者に伝え憤慨しつつ交換要求しました。
 で、その後1回、外構業者とウリン業者とで現場で話し合いをしたらしいのですが、交換要求に対してウリン業者は、「ペイントは紙ヤスリで消したし、こうした割れは木では一般的なもので、クレーム対象ではないと言い放った様子。現場監督も完全に取り込まれてしまっていました。

 我慢の限界に達した私は、再度現場での立会いを要求し今日に至ります。
 今日の話し合いといいますと、こっちは、品質管理・検品体制や納品状態、擦れも割れもひど過ぎるとの程度問題を言っているのに、ウリンはくさりにくく耐久性があるから大丈夫とか、かならず色褪せや干割れは起こりますとか、言い訳が中心のスタート。
 次に、検品のことを聞くと、(写真を見せながら)「我が社は検品で、割れが深いものや節の目立つもの、虫くいがあるものなどは外します」と意気揚々と語っていました。が、それでは、「なんでペイントのついたものやこんな表面がガタガタなもの、穴があいた虫くいみたいなものがそのまま納品されるのか?これでは検品なんて出来てないと同じなんじゃないの?」と詰め寄り、実態をよくよく探ってみると、製材、面取りやかんながけ、検品は輸入先の現地のみで、その業者では加工もやらず(たぶん検品も十分されずに)そのまま出している状態らしいことがわかりました。

 結局、外構業者の提案で、1枚目や2枚目の写真のようなかなりひどいもの(擦れや小割れが広範囲に及ぶもの、変な穴があるものなど)4本は即刻交換、製材時の擦れなどキワドイもの3本は紙やすりがけをしてみてダメなら交換、ほか要注意なもの2本を指定し、列柱全部について紙ヤスリがけし塗装することでまとまりました。

 残念ながら、例えば、3枚目の写真程度の割れが目立つものは他にもかなりありますが、これについては、木の性質上割れが出るものであるため、交換を要求し切れませんでした。このあたりの許容範囲がどのあたりか判断が難しいところです。実際どうなんですかねー。