今日の帰り道は月がよく見えた。

さて、気がつけてみると私大の試験がすべて終わっていた。地理選択者は受験可能な大学が少ない。もっとも、周囲の人は集中して政経を仕上げて早稲田ほかにアタックしているが。私は残った時間は国立の準備に使うことにしよう。

それから、予備校というものはなかなか実力があるもので。今年の某大の国語の問題は現代文2題と古文1題、国語常識1題だったのだが、うち古文と現代文の片方は的中してしまった。

古文は模試か校内テストと同じ問題文で、いくつかの問題では設問箇所も一緒だった。ちゃんと復習しておけばよかったな。

現代文の1つは神野直彦、『「分かち合い」の経済学』、2010年4月20日、岩波新書から。小論文の授業の推薦図書リストにあったので買って読んでみたのだが、その本のまさに筆者が力点を置いていると思われるところが出た。読んだ時に、なんか現代文で出てきそうな文章の書き方だ、あとで論理の図式化をしてみるか、と思ったところだ。まあ結局やらず仕舞いだったのだが。

この大学は去年も古文と現代文で、それぞれ問題集と読書で読んだことのある文章が出た。もしかすると意図的なのか?「くくりもとかずあしもぬらさず」はけっこういろいろな問題集に入っていると思うのだが。

そうそう『「分かち合い」の経済学』が去年の4月20日発行ということは、この大学の問題作成はそれ以降ということだ。私大の入試問題って何年分かストックしてあるんじゃないんだな。