今、非常に感情的になっている。いつも乱れている言葉遣いがさらに乱れるが、今の気持ちを表すにはこれしかない。



FXを規制しろ!今すぐに、だ。少なくとも今のようなほぼ野放しの状態は社会にとって有害だ。非実在青少年だの非実在犯罪だのは少しくらい後回しにしてもいい。

FXブログを書いている人からのペタを返した時、FX関連のブログを見て回ったのだが、私の価値観とは真っ向から対立する内容が溢れかえっていた。

曰わく、一日中寝ていてもFXは稼いでくれる。また曰く、日給50万円、2ヶ月で4000%の収益。ショッピング、今日は10万円使っちゃいました。云々。



彼らは分かっているのだろうか、どれほどの障がい者が月数万の利用料を払えず授産施設を追われたか、どれほどの労働者が困窮のためスーツを買えないという理由で就職の面接を受ける機会すら奪われているかを。

その時代にあってよく自慢げにパソコン操作で莫大な資産を作ったなどと言えるものだ。(困窮を脱却する手段として紹介している人もいるが)自分自身不労所得、正確には贈与で生活しているからあまり大きな声では言えないが、不労所得を自分一人で使って贅沢な生活を満喫してやましくはないのか?



悪影響は倫理面にとどまらず社会面にも及ぶ。FXは何の社会的生産活動にも寄与しない。為替レートの調整を除いては。

社会のニーズ充足への寄与度が低い行為に対し、より社会のニーズを満たす行為に対する以上の褒賞が与えられ、しかもそのための手間も少ないとしたら、勤労意欲に深刻なダメージを与えるだろう。

近年の新自由主義的改革は勤労意欲の刺激をスローガンにしたが、一部FXはそこから生まれたのにその正反対の性質のものなのだ。



もっと直接的な害もある。FXは本来為替レートの安定に寄与するはずだった。しかしそれも怪しいのだ。

そもそも、ほんの一昔前の金融ビッグバンまで、外貨の取り扱いは信用取引はおろか紙幣の交換すら個人で行うのは違法行為だったのだ。犯罪であった。

規制緩和後、個人の外国為替取引は確かに合法化された。しかし、それは世界経済に活力と同時に想像を絶するリスクを与えた。

世界の金融資産はここ数十年で激増し、世界のGDPの何年分にもなった。余剰資金は世界中の外国為替市場や株式市場を流動し、国境を越えて飛び回るマネーは世界貿易総額の数十倍になった。同時に投機的な取引も年々増えていった。

-ーー携帯の表示能力の都合上次回に続く-ーー