近所のブックオフに行ってまた衝動買いをしてしまった。

『地球最後のオイルショック』(ストローン・デイヴィッド著、高遠裕子訳、新潮選書2008.5.25)

この本は石油に依存し切った現代社会に警鐘を鳴らし、エネルギーの節約とそのための生活様式の改革を説いている。

しかし、ありがちな石油の枯渇を警告する本ではない。筆者は石油の枯渇など考えるだけ無駄だと言わんばかりに論を進める。しかも危機は10年以内、石油の可採年数よりずっと近くに迫っているという。

どういうことか、というと、

ここに書くとネタバレだから、読者諸君には各自購入していただきたい。ごく少数かだがまだ在庫がある。



生活スタイルを変えなくてはいけない、とは分かっているけれど、この前は友人の部屋に押しかけて夜中まで居座ってしまったし、携帯、ブログはやめられないし。まさに

分かっちゃいるけど、やめられない。

これに♪とつけてブログで公開すると違法になるんだったかな。

それはさておき、資源消費が割り当てになった世界というのは一度今の生活を経験すると耐え難いだろう。

加えて私たちの世代は資源を浪費した最後の世代として徹底的に糾弾されるだろう。財政赤字を垂れ流し続けた今の大人世代以上に。今日明日の命がかかっているのだから、苛烈を極めるはずだ。

実際危機が到来するのが数十年後でも安心できない。ローマ教会は新七つの大罪を定めた。その中でも環境破壊の罪は特に強調されている。七つの大罪を犯すと、罪人をこそ救おうという神の恩寵を受ける可能性すら完全に絶たれ、永遠に地獄の業火に焼かれるそうだ。

私はキリスト者じゃないけれど、実際どうなのか死ぬまで分からないからちょっと怖い。

と考えながら近くのスーパーで安いルーズリーフがあったから買ってみたら、インドネシア製だった。近年はインドネシアでは環境規制を守る企業がほとんどだそうだけれど、違法伐採を続ける企業も、そこから買いたたく日本企業もまだあるのも事実。それを分かっていながら、安値に飛びついてしまった。本当に愚かだ。

将来が怖い。