天は高く澄み渡り、陽は明るく降り注ぐ。

今日は体育の日だった。さすが晴れの特異日。



いや、本当の特異日は昨日、オリジナルの体育の日10日だったはずだ。
10月の第2月曜が体育の日になったのは、ほんの数年前のハッピーマンデー計画とかいうドタバタからではないか。

それなのに、東京は昨日は雨、今日は晴天。まさか、天気まで流行に合わせるようになってしまったのか?

それはさておき、帰り道秋の夜空を眺めてみた。

宇宙の深遠に思いを馳せさせる濃紺の空。そこにいっぱいに広がる神話の英雄達を写した星座…



といいたいところだけれど、街の明かりのせいで星はほとんど見えない。

ただ、東の空に1つ、とりわけ明るく輝く星が見える。

部屋に戻って、電灯をつけた室内からも見えるのだから相当な明るさだ。

実は少し前からその星は何というのか気になっていた。

金星か、とも思ったのだが、夕方東の空に金星が昇るはずがない。

しかも少しずつ昇る時刻が早くなっているので、多分恒星だろう。

しかし、そうすると変だ。秋の夜空は明るい星が少ないと聞いたことがある。

あの星は何なのだろうか?