ある方に、

 

「自分では解決できないような悩み事があるなら、

神に、霊界に相談してみなさい。

必ずそれに答えてくださるから。

答えは、感覚としてふとわき上がってきたり、
誰かからさりげなく言われた一言であったり、
ふと目にとまった電車の中刷り広告の内容として送られてくるかもしれない。

 

また、看板のフレーズや本の中の一説、
テレビから流れる心に残った言葉、
身近な方からの普段耳にしないような言葉、として届けられることも。

“必ず答えてくださる”と信じてアンテナを立てていれば、
必ず答えを送ってくださるから。」
 

と言われた。

普段だと、「わぁ、いいお話聞いたなー」とそこそこ感動し、
また、そこそこ本気にしていないような、
いつも、「そこそこ、なんとなく、そうかもね」で過ごしてきた私だったのだけど、

一昨日、
普通の人が“摩訶不思議”、“理解不能”、“ウソか詐欺”としかとらえられないような、
とても奇跡的で、ありがたくて、感動で打ち震えるほどの体験をした私は、

確かに、その前とは少し違う人間になっていて、
ただ素直に、
神様に、霊界に心の中で相談を送ってみようと思った。

神様は、あるいは霊界の存在は私たちを見捨てず、
必ず答えを送ってくださると信じて。



今朝、家事をしながら、突然独り言が口をついて出てきた。

独り言…というか、
見えない誰かに向かって、娘が生まれた時の思い出話をしているのだけど、
家事をしながら一人で、結構な大声でしゃべっているので、
我ながら、どこから見てもアヤしい感じだ。

- -

娘が生まれた直後の数日間は本当に大変で、
「…私、ここで死ぬかも…」と本気で思っていた。

でも、私が死んだら、娘も死んでしまう。
私も娘も、なんとか生きないと!

私は身体を動かすことができず、
助けてくれる人もいない。
もうどうすることもできなくて、
万策尽き果てお手上げ状態となった時に、

ふと、
もう神様に任せるしかない、と思ったのだ。

もう神様にお任せするしかない、
私ができることは尽きた、
もうあとは、神様にお任せしよう、
この子は私の子どもである以上に神様の子供なのだ、
きっと神様が、一番良いように導いてくださる。

大して信心深くもなかった私が、そんなことを思ったのだけど、
あの時の出来事を突然思い出して、
洗濯物をたたみながら、
独り言を続けていると、ふと、

「神様に任せる」のところで口が止まり、
頭に、“ひらめいた!”の電球がバチっと灯ったような衝撃を受けた。

…そうだ、
私にできることは何もない、
神様にお任せすればよかったんだ、と、
私は驚きで自分の口に手をあてて、しばし固まってしまった。



私は娘を愛していて、
娘に必要だと思われるものは、何でも準備してあげたいし、
娘の喜びそうな食べ物やおもちゃも、できる範囲でそろえてあげたいし、
いつも娘を喜ばせてあげたいと思っているのに、

その愛が、どうしてもうまく表現できない。

よく欧米の、19世紀末~20世紀初頭頃の物語なんかに出てきそうな、

“家事もお世話もちゃんとするのに、
子供への愛をうまく表現できない叔母、養母、あるいは家政婦頭”、

といった感じで、
正しいこと、やるべきことを理路整然と、粛々と説きながら、
娘にちゃんとした教育を、教養をと、
いつも肩に力を入れ、神経をピリピリさせて子育てと戦っている。

もちろん、子育てに必要なのは戦いではなく愛なのだ。

どうすれば、愛深い、
太陽のように温かな母親になれるのか。

こうした私の長年の悩み、苦しみに対し、
“神様”が答えを送ってくださった。

「あなたは子供が生まれた時、何て言った?

そう、
“この子は、私の子供である以上に神様の子供、
自分のささやかな力で どうこうしようともがくのはやめよう、
この子を神様にお任せします”と言ったよね。

任された私たちは、大いなる愛と智慧で、
この子を完璧に守り、育て、
こんなにも素晴らしい子に成長している。

あなたの重荷を神様に任せなさい。
あなたは風のように自由に、心軽く、

ただただ この子を愛すればいい。

心配も不安も、すべて神様の中に手放して、
あなた自身を愛で満たしなさい。」

 

★★

- - - Memo - - -

こうした“神様”というか、
目には見えない領域からのインスピレーション(直感)を受け取ったと感じた時、

それを単なる自分の“思いつき”だと片付けず、
決して疑わないことが大切。

私たちの意識が変わると、
送ってくださる方々も、
「伝わった!受け取ってくれた!」と思い、
さらにメッセージを送ってくれるようになる。

こうして、双方向のコミュニケーションが可能になっていく。
 

 

“直感”はとても強いインスピレーションなので、
受け取って2-3日経った後も、心の中に残っているもの。

それが“直感”ではなく、単なる自分の脳の“思いつき”である場合、
2-3日程度で気が変わったり、
忘れてしまう。

 

“思いつき”から行動したものは、
なかなか思い通りにいかない、ということも往々にしてある。

目に見えない領域からの後押しがない訳だから…。

この違いで、
“直感”なのか“思いつき”なのかを見分けていく。