20世紀最大の予言者、
透視能力者と称されるエドガー・ケイシー(Edgar Cayce, 1877年3月18日 - 1945年1月3日)が、
催眠状態に入った中で語る霊的真理に関する教えは、
魂を揺さぶられるような言葉であふれている。


その中の一つ。
 

『天使が訪れたくなるような、
天使すら客人として招かれることを望むような家庭や住まいを作りなさい。

 

Make thine home, thine abode,
where an angel would DESIRE to visit,
where an angel would seek to be a guest.

(480-20)』

※ “thine”は古英語で“your”のこと。

どんな理想的に見える家庭にだって、
何かしら問題はある。
毎日、天使がドアの前で行列して、
招かれることを待っている、というほど完璧な理想家庭を実現するってのは、
なかなか難しいこと。

でも、志すことはできる。

愛と喜びと、笑いと楽しさと、優しさと慈しみにあふれた、
「うちって天国みたいだなぁ…」としみじみ思えるような家にできたら素敵だ。

思わず声を荒げそうになってしまったり、
言わなくてもいい一言が出そうになったり、
もうちょっと親切にできそうな場面で、
“疲れたから…、面倒だから…”と行動に移せなかったり、

そんな時はすぐに、
「天使が来たい家にするんだった!」と思い出す。

なんなら、「この人たちは天使だった!」と思い出す。

そうすると、高ぶっていた気持ちが収まり、
自分でも嬉しくなるような優しい言葉が、
口から出てくる。

疲れて重くなっていた腰をオイショっと起こして、
心を込めた家事ができる。

 

 

…どうしても許しがたい家族もいるけれど、
その人だって、実は天使なのだ。

私に何らかの気づきを与えてくれるために、

こんなにも憎らしい、許しがたい姿を演じてくれている。

 

天国で、こんな約束をしたかもしれない。

 

私「…私の学びのために、こんな家族が必要かもなぁ…。」
家族「いいよ、私この役、やるよ。」
私「えっ!だって、こんなダメな人だよ。絶対イヤでしょ!?」
家族「いいよいいよ、あなたが学びたいなら、私喜んで、この憎らしい人を演じるから。」

 



私の目の前に起きることは、

私がそのように見ているだけ。

 

360℃、鏡に囲まれて生きているかのように、
私が見ている世界は、
実は、私が映っている世界。

他人は絶対変えられないけれど、
自分のことは絶対に変えられる。

“私のせい”と思えず、“あの人のせい”と思ってしまう、
この世界の幻影に陥りそうになるのをグッとこらえて、
“天国の家のひな形のような家庭”を築いていく。



(上に載せたエドガー・ケイシーの言葉の全文 ↓↓↓)

『家庭を築くにあたっては、
それを天国の家のひな形のように作ることだ。

ただ寝るだけ、
ただ休むだけの場所にしてはならない。

自分だけでなく、
そこを訪れるすべての人が、
家庭という聖なる場所に住まう1人1人の作り出した波動そのものから、
その家にあふれる思いやりと希望を感じ、
体験できる場所にすべきである。

2人のためのみならず、
訪れるすべての人にとって、
心なごむ場所、
心身の保養所とすべきである。

多くの生涯で経験してきた教訓を思い出し、
客人をもてなすことに心を配るようにせよ。

なぜなら人は、それと気づかぬうちに、
天使をもてなしているからだ。

それゆえ、
天使が訪れたくなるような、
天使すら客人として招かれることを望むような家庭や住まいを作るがよい。


それによって素晴らしい祝福、
栄光あふれる喜びと満足がもたらされるだろう。

家庭を常に調和あるものとすることで、
自分を正し、
またお互いの関係を正すという
栄光に満ちた調和がもたらされる。

『それは明日やろう、来週から始めよう、来年からそうしよう』などと言ってはならない。

あなたの人間関係のなかで日々蒔くものを、
真理の種、希望の種とせよ。

それらが実を結ぶほどに成長し、
日々が過ぎ、
歳月が過ぎたとき、
それらの種が真に家庭を飾る美しい花園となるだろう。』(480-20)

出典:(有)テンプルビューティフル メルマガ374号 2010年12月24日配信