宗教書から始まって、
哲学、心理学、スピリチュアル…。

 

地球で迷子になっているような自分をなんとかしたくて、
とにかくいろいろ読み漁ってきた。

 

読み漁ったのはいいけれど、
かえって頭がゴチャゴチャして、
何も実行に移せないまま、迷子状態が続いていた。

 

私は誰なのか?
どこで、何をすればいいのか?
幸せなはずなのに、
なぜその幸せをしみじみと感じて生きることができないのか?
なぜ生きることが、こんなにも辛いのか?

読み漁るのにも疲れた…、
真理を追い求めるのにも疲れ果てた…、
もうどうとでもなれ…、

 

…と思った時に、ふと、
「やろうと決めれば、やれる」という言葉が浮かんできた。

そう。
実は、やろうと決めれば、なんだってやれる。

 

★★★

 

自己否定が身についてしまっていて、
とにかく何をするのでも、
必ずネガティブなフレーズが頭の中を通奏低音のように流れている。

  • メールやLineの返信をしながら…、
    「私、文章書くの遅いし、時間の使い方下手だし、
    メールの返信とかしている内にあっという間に時間が過ぎちゃって他の事何もできない…。」

     
  • 子供の髪を結びながら…、
    「髪結ぶのとかって ほんと苦手…。
    なんとか結んでも、仕上がりぐっちゃぐちゃだよ…。」

     
  • 料理しながら…、
    「料理ってほんと億劫…。
    何年やっても上達しないし…。」

     
  • ちらかった部屋を見やりながら、
    「部屋きれいに保つってほんと無理…。
    人に<いつでも来て!>と言えるような家にしたいと何十年も思ってるのに、
    またこのありさまだよ…。」
などなどなどなど…。
 
ほんと、書いてるだけで気分が悪いけれど、
これは私の頭の中に常に流れていたフレーズたちの、
ほんのほんの一部だ。
 
ちょっと気づかないほどささやか かつ ナチュラルに流れ続ける通奏低音。
勤勉にも、文字通り一秒も休まず流れ続けるネガティブなささやきは きわめて強力で、
現実が面白いほど(実際には全然面白くないけれど)、通奏低音の内容通りになっていく!


…ということに、
こんなに遅ればせながら、
ようやく気がついた。
 
そこで、この通奏低温の曲調をひっくり返して、
常に「大丈夫よ~」という調子のものに変えてみることにした。

するとすると、これまた不思議。

 
面白いほどサラサラと、「大丈夫よ~」な心地良い現実に変わっていく。
 
これは、能力とか才能とか一切関係なく、
ある意味 力技。
つまり、できるかできないかはただ、“やるかやらないか”だけ。

不快な調子のメロディーが頭の中に流れ始めた!と思ったら、
光速でシュワっと心地良いメロディーに書き換える。
  • メールやLineの返信をしながら…、
    「私、文章書くの遅いから、
    メールの返信とかしている内にあっという間に時間が過ぎちゃって他の事何もできない…。」

    ↓↓↓

    「いやいやいや、できるよ。
    “書くの遅い”って決めなければ、
    メール、意外とすぐ書けちゃうよ。」

     
  • 子供の髪を結びながら…、
    「髪結ぶのとかって ほんと苦手…。
    なんとか結んでも、仕上がりぐっちゃぐちゃだよ…。」

    ↓↓↓

    「いやいやいや、
    “苦手”って決めなければ、髪なんか普通にいい感じに結べるよ。」

     
  • 料理しながら…、
    「料理ってほんと億劫だわ…。
    何年やっても上達しないし…。」

    ↓↓↓

    「いやいやいや、できるできる。
    “できない”って決めなければ、普通にいい感じの料理ができるでしょ。」

     
  • ちらかった部屋を見やりながら、
    「部屋きれいに保つってほんと無理…。
    人に<いつでも来て!>と言えるような家にしたいと何十年も思ってるのに、
    またこのありさまだよ…。」

    ↓↓↓

    「いやいやいや、すぐ片付く片付く。
    “きれいにできない”って決めなければ、いますぐきれいになるよ。」
ネガティブ思考に支配されていない人には、
バカみたいに聞こえるだろうけど、
でも、こんなおバカに聞こえる思考の書き換えが、
本当に効果あり。

“効果あり”というのは、
単に気持ちがポジティブになり落ち込まなくなった…というような精神的なことじゃなくて、

実際の現実が、
私が望む方向に物理的に変わった。

メールも普通に、それなりに早く書けたし、
子供の髪型の仕上がりだって悪くない。
料理にも満足できたし、
部屋だってすぐに片付いた。
 
やりたいと思っていることは、すなわち、あなたがやれること。

ネガティブな通奏低音は、
小さい頃から あまりにナチュラルに流れ続けている背景音楽だから、
意識しないと聞き逃してしまうのだけど、

意識できたら、
頭の中に流れ始めたと気づいたら、
光の速さで心地良い音楽に変えてしまおう。

やれると決めれば、必ずやれる。
地球はそのようにできている。

Flower Fairies -The Laburnum Fairy- by Cicely Mary Barker