書痙
ある時「書痙」のことをインターネットでみました。
書痙では私も非常に困ったことがあったので調べてみました。
インターネットでも書痙が良くなったという体験談があまりなかったので思い切って私の体験談を皆さんにみてもらおうと思うようになりました。
私の場合は皆さんとは少し違うかもしれませんが日本でも約400万人も書痙で悩んでいる人がいるらしいので、中には参考にしていただける人もいらっしゃれば嬉しいです。
和歌山県有田市×××(地名)×××番地
川口 裕清
たったこれだけの文字を人前で書くのが苦手でこれまで40年以上困ってきました。
特に住所の場合は県名の和歌山県を書くことは今までほとんどなく、市名から書くのが普通でした。
「有田市というのはどちらですか?」と東京などで良く聞かれましたが、佐賀県ではありませんよ、和歌山県ですと当然のような顔をして答えていました。
「和歌山県」から書き始めると最後まで震えずに書き終える自信がなかったからです。
書痙になっていなかったら人生は違ったかもしれません。
人前でサインをすることから逃げ回っていたからです。
現代の書痙の治療法の方法として・・・
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書痙というのは
局所性ジストニアという神経疾患の一種で400万人もいるらしいです。
抗不安剤や選択的セロトニンとり込み阻害剤(SSRI)などで症状が緩和する
書痙は日常的に文字を書く職業の人が発症しやすい傾向がある。
性格面では
まじめ
完璧主義
几帳面
治療方法としては
心療内科、神経内科、脳神経外科が担当するらしい。
森田療法
書痙の症状を受け入れ、あるがまま生きるという考え方をする
認知行動療法
「手が震えても恥ずかしくない」と考え方を変えて不安や緊張を和らげる
自律訓練法
心と体をリラックスさせる自己催眠法
催眠療法
無意識の部分に働きかけて治療する心理療法の1つ
薬物療法
筋肉の震えを抑える薬を飲む
ボツリヌス毒素を注射して筋肉を麻痺させる
外科手術
定位脳手術といって脳のVo核という部分を70~80℃に熱する
(対人恐怖症.comより)
いろいろな治療法がありますね。
私が人前で字を書くことにイヤだと思ったのは約45年程前の大学生のころ、アルバイトでもしようかなと思い、英語の百科事典の訪問販売の説明会に行った時でした。
会場には何十人もの人が来ており、担当の人がいろいろ販売方法を説明しながら最後に「販売担当者の欄にアルファベットでサラサラーとあなたの名前を書いてください。」と言った時に急にアルファベットでサインは出来ないと思ってアルバイトをしなかった時からです。その時は今まで感じたことのないような心臓の動悸と腕の異常が感じられました。
それから人前で字を書くことがイヤになっていきました。
私が先ほどの治療法の中で唯一体験したのは催眠療法です。しかしながらほとんど結果は出ませんでした。
私が他の人と少し違うと思うのは、銀行などで署名するときは、他の人が見ていなくても、この署名した書類を係りの人たちが見ると思うと、手が震えることです。会社の書類でも一緒でした。
約15年ほど前に、裁判所の宣誓証言?をしなければならなくなりその時は一ヶ月以上前から「署名」の事を毎日考えそのたびに手が震えるような気分になり、毎日毎日住所と氏名の練習をしたほどでした。
今回その時の事をよくよく思い出して見ると、裁判所で署名した時は「むちゃくちゃへたな字」を書いた記憶はありませんが、ひとつも「字が書けた」と安堵した記憶はありません。
いつも人前で署名するときに汗をかきかき書いた思い出しかありません。
だからいつまで経っても書類に署名をするのが嫌いだったようです。
コンピュータの場合でもキーボードはなんとかなったのですが、マウスで説明する場合は字を書くより大変でした。思った所でクリックすることが難しく特に人前で説明するときは出来るだけマウスを使わないようにしていました。
書痙も長くなるといろいろ考えるようになります。
私は人前で署名をする事を考えると、前の日には「大丈夫、大丈夫、何の問題もなく署名できるよ」と言い聞かせるのですが、当日になるといくら言い聞かせても何故か右肘のあたりに違和感が出ました。この違和感があるとどうも現場での行為がうまくいかない事があるようでした。
どうも私の場合は「脳」だけの問題ではなく、出力機関である手の問題があるのではないかと思うようになってきました。
手が震えるというのは、機械に置き換えると、脳ーコンピュータ、手ー機械アーム。
コンピュータに字を書かせると言うことは、A点からB点に鉛筆などを持たせて移動させ、それを継続することです。
A点から鉛筆を動かさせ、B点で止めます。またB点からC点へと動かせます。
ここで先ほどのB点の所で止まらなかったらどうなるでしょうか。
コンピュータはB点を過ぎてしまったと認識するとB点まで戻そうとします。B点で止まれば良いのですが止まりきれずにB点より戻りすぎればまたコンピュータは戻りすぎたからB点へ行けと指示をして・・・。これが震うということです。
つまりB点を中心に行き過ぎた、戻り過ぎたを繰り返すから震うというような状態になるのです。
コンピュータの場合は処理速度の速いCPUを使うか、出力側の機械アームをもっと滑らかに動くものに交換するか、修理をして滑らかにすれば良いのです。
それで右肘を中心にマッサージをしたり、ウエイトトレーニングをしてみたりしたのですが、ほとんど効果はありませんでした。
ひょんなことから書痙がなくなった
私は健康法を研究しています。もちろんダイエットも。
ふうせんダイエットは私が考案しました。
3年ほど前に減量には水を排出する必要があることがわかり、リンパダイエットを考えていました。
腰をひねったり無駄なリンパ液を排出させようとしていた時、下半身だけでなく上半身もということで、腕を上下に振ったりしていました。
しばらくして、人前で署名をした時に手の震えがなくなっていた事に気がついたのです。
その後、銀行に行く前から緊張していたことがうそのように頭の片隅にも心配している自分の姿が消えていました。
心なしか自分の字がゆったりした字になっているようです。
もともと字は汚い方だったので、よくわからなかったのですが、緊張しようがしまいが、手の動きはあまり良くなかったようです。
手の動きが良くなると震うようなこともなくなりました。私の場合は肘ではなくて肩からの動きが悪かったのでしょう。
今では「こんな簡単な事で人生本当に苦労してきた。」と思っています。
日常的な事には全く心配しなくなりました。
人それぞれと言います。自分の事は自分でしか判りません。この体験談が皆さんの書痙の解決法に少しでも寄与出来れば良いなあと思っています。