アラフィフ主婦の日常ブログです。

合い言葉は

「今日も良い日になるように

やってみるわ」。

今日も今日とて

朝はバッタバタバタバタ

しかし7時にはしーん。

この静けさ…

嬉しいと言ったら母親失格?

いやいや。

さあ今日もみんなでねばぎば🐱




2023年の読書 52冊め



なぜ親はうるさいのか

なぜ親は口うるさいのか、

ではない。

ここでの、親の「うるさい」は

一般的な、

子への心配などから来る

口うるささではなく

理不尽さ極まりない病的な

口出しや押し付けやヒステリー、

のことだ。


読みながら

胸がギューギューした。

私も昔、いや今も

親、世間の声に押し潰されることが

しょっちゅうあるし。

彼らが言ってきたアレ、コレ、

まだまだ取り憑かれていると思う。


親の、

気分で発言が変わったり

いきなり怒鳴られたりすることは

子どもだった私の頭の中を

ハテナでいっぱいにしたし、

周りの大人(世間)も、

子ども時代も大人になってから時代も

「あなたのためなんだから」とか

「○○するのが□□

(子供のためにがまんするのが親)

(はみ出さないようにするのが普通)」とか

いろんな人がいろんなことを

言ってくる。

それを全身で浴びていたら

そりゃあぐにゃぐにゃの自分しか

出来上がらんだろう。

…でも


大人になった今、

親や世間のせいばかりにしていては

カッコ悪いなあ~と思う。

やっとこの歳になって、

自分の性格が

他からの意見に影響され過ぎることに

気づけたんだから、

いま、これからは

まず

自分の声を聞いてみる。ことを

実行したっていいじゃないか。


(私の場合は

HSPの本を読んで、これは娘のことだ、

と思い、

誰かとこの不安が共有できるのを

嬉しく思っていたら、

強迫性障害を振り切って

元気になった娘から

私より母さんの方がコレに当てはまって

るじゃん…と言われ。

そこからHSPや精神疾患などを調べ始め

自分が

HSPで他者からの影響を受けやすいこと、

不安障害の気があること、

生き抜くために自分を押し殺していたこと

など、

今まで苦しかった原因が判明したら

徐々に楽になっていった)





筆者の田房さんは

あまりの母の理不尽さに耐えかね

大人になってから家族から離れたところ、

とても快適だったが…

今度は世間の

「親に向き合いなよ」「逃げるな」

「あなたが大人にならなきゃ」

などの声に押し潰されそうになり…

でも前の状況には戻りたくない…

そこで、

自分でネットや本で

親子問題について沢山調べたそうだ。


そして出てきた、

「つらい、は人と比べなくていい」

「自分がつらいなら「つらい」でいい」

「親のことがイヤならイヤでいい」

という

本からの新しい言葉たち。

私は新しい「世間の声」のほうで

やってみるって決めたんだ


また、

母になった田房さんが

あの時の母親の気持ちを考え、

なるほど~と共感する場面もあり。


いろいろな方向のアプローチで

田房さんの過去のつらさしんどさが

解明され、ほどけていくのと共に

私自身の気持ちも楽になった本だった。


これからも

いろんな世間の声をゲットしながら

選んでいきながら

自分の気持ちを大切にしていこう



ちくまQブックス

「なぜ親はうるさいのか」
田房永子 著
筑摩書房