アラフィフ主婦の日常ブログです。

合い言葉は

「今日も良い日になるようにやってみるわ」。

今日はメガネの松田に行きました、良い日です。

岩手で老舗のメガネ屋さんです。

毎回とても幸せになる良いメガネ屋さんです。

ちょーパワースポットです(* ´ ▽ ` *)ノ


2023年の読書 13冊め


君色パレット


4人の中学生の、
SNSを通した
友情だったり、
人間づきあいの問題だったり。
を書いた本。
1人目、ユーチューバーになりたい、と
言えない子。
2人目、
プロの盆栽師のおじいちゃんがいる子で、
インスタグラマーがおじいちゃんの盆栽を
買ったら…?
3人目、SNSの闇に捕まってしまった子。

そして
私は4つめ、最後のお話ががつんときた。
主人公の柚は、
学校では友達に合わせて
大流行のアイドルが好き、
おしゃれなカップケーキが好き、と
キャーキャー言っているが、
実は「ジル」というハンドルネームで
SF映画や本が大好きなのだ。

柚とジルは交わらない。
ジルは自分の考えをちゃんと表現できる。
一方、柚は、性格の合わない
同じグループの女子と離れて
1人でやっていける勇気はない…

そんな中、ある事件が起きて、
柚は
自分が
ジルじゃないことに
疑問を抱く…

ここが
すごーく好きなところ。

私自身が、もう十分に大人でありながら、
ほんとに自分がしたいことって…?
とか、
この、人から言われたことに対する
過剰な恐れはなんなんだろう?
とか、
やってみたいことを異常に
我慢してしまうのって何でだったんだろ?
とか、
今すごく自分の闇と向かい合っているので
がつんと
耳がイタイんだろうか?

私も
柚とジル
みたいなところがたくさんある…。
表の自分と裏の自分。
柚よりもっと悪くて、
必要にせまられてもせまられなくても
勝手にそうしてしまっていたし
今も?

うーむ。
本からいろんな声が聞こえてきて
自分に響くのは
時に厳しいこともあるけれども

最後の最後で
柚がジルと手を繋いだのが嬉しかったです。


わたしはゆっくり、しっかり、

階段をおりていく。

ジルは柚だ。

もう迷わない。

私も迷わない自分でありたい。


明日も良い日になるようにやってみるわ。




「君色パレット SNSで繋がるあの人」

如月かずさ

おおやなぎちか

朝比奈あすか

佐藤まどか 著

岩崎書店