アラフィフ主婦の日常ブログです。

合い言葉は

「今日も良い日になるようにやってみるわ」。

読書して感想書くときもあります。

言葉を鍛えて、推し様にコメントするとき

せめて周りと違和感ないようにしたいなんて思ったり。

 



2023年読書4冊目



太陽はひとりぼっち



だからこそしぶとく

居座ってやんだよ。どこへでも。

神さんが、いくらあたしのことを

邪魔者扱いしても

「バカヤロー、あたしは生きてんぞ」

って言ってさ。


最高にダイナミックダイナマイトな性格の

お母さんと住んでいる花実。

しかし…ある日、

全く見たこともない老婆がうちに来たら

お母さんの様子がおかしい…?

こんなお母さん初めて見た!

我が家は一体、どうなっちゃうんだろう…?



花実とお母さん
(&、大家のおばさんと賢人)の
明るくもハチャメチャな生活に
突如現れた、亡くなったはず?の祖母。
花実の中学準備のためお金が入り用で、
お母さんが仕送りを
止めてしまったことで
金の無心にやってきたのだ。
母を困らせる言動ばっかりとる
祖母に対して
花実と一緒にこちらもとまどった…
なんなんだ!勝手すぎ!
花実が一生懸命暮らしてるのに!
と思ったけど…

人が生きることって
こんなふうに
ぐるぐると
抗いようのない何かに
振り回されて、振り回されて、
それでもしがみついて…
そういうことなのかと。
おばあちゃんもだし、お母さんもだし、
花実もだし花実の同級生の佐知子もだし…。
もちろん
周りに迷惑をかけることを
前提とした生き方は良くないと思うが…。

最後は粋な立ち去りかたをした
おばあちゃん。
また会う日は来るだろうか…?
これで終わりなんてちょっと寂しいと
つい思ってしまった。
あまりに鮮烈な印象だったので…でも
花実の生活と心の安定が一番
かもな。


この「太陽はひとりぼっち」は
以前、作者の鈴木さんが書いた
「さよなら、田中さん」と
同じ登場人物の作品で、
その本も前に読んではいたのだが、
やっぱり内容を忘れている…驚き

もう一度読み返し決定だな。

「太陽はひとりぼっち」
鈴木るりか 著
小学館


明日も良い日になるようにやってみるわにっこり