人生まるごと

決めてくれたらいいのになあ…

「私をとり戻すまでのふしぎな3日間」

川瀬はるさん



主人公チャコは

小さい頃から

自分の感情を踏みつぶして

生きてきた。

その方が楽だったから。

でも、ある朝、

小さい頃の自分が部屋に居て…

過去の自分と今の自分との

奇妙な暮らしが始まった…?

「この部屋にはチャコがいないの。

チャコが隠れちゃってる」



娘が入院してたとき

「誰かが

こうやって生きたらいいよって

言ってくれたら楽なのに。

頑張って頑張って娘のことだけ考えて生きて、

の結果がこれ。

自分にとって

生きてるのは傷つくことそのもの。

苦しむために生きている。」

と夫に言って、

ぎょっとされてしまった。

彼女が入院する前から、小五頃から

彼女の繊細さからくる辛さを

受けとめ続けて、その結果

暴走を止めきれなかったから…


だから、立ち読みしてて

チャコが

「人生まるごと決めてくれたらいいのに」

という発言をしたページが見えた時に

これは自分の本にすべき。

と。思った。

まさかこのまま終わらないだろうから。

チャコはこのあと、

一体どうするんだろう?って。




感情を殺さず

自分は自分の味方でいて。

自分の感情を自分の真ん中に。

自分で自分のこと

どうでもいいって思わないこと。


という展開に、

そうなのかなあ。という気持ちと、

まず自分を大事にしないと

他人までは大事に出来ないって

そんなような…感じか…

という気持ちとが、

もやもやふわふわ出てきた。


(誰かのためだけに自分をみんな犠牲にして

頑張るというのは

絶対に息切れして共倒れになってしまう

よく、介護でそんなこときくけど、

そういうことじゃないかな。

とか。

思ったり。)



チャコは、

「自分の感情があればあるほど

余計傷つくから、

それなら、自分の心を閉ざしてしまった

方がまし」

と、小さい頃の体験から思ってしまった。

私も似たようなとこある…

だけど、


やっぱり。

そうじゃない。

そうじゃないんだよ。


自分の気持ち

自分が分かってあげないで

どうするの。


いつも他人目線なら

他人を生きてることになってしまわない?



ぱらぱらと頭に浮かぶことばたち。



『感情→誰かの言葉や態度で傷つく→感情

→それでも自分の気持ちを真ん中に』。


生きづらい瞬間はあっても

その瞬間以外のたくさんの時間は

生きやすいのかもしれない。

息が吸いやすいのかもしれない。

楽しくて仕方がないのかもしれない。



チャコがどうぞ

楽しく過ごせますよう。


私は…どうだろう。



   


角七宝終わり。

たまには裏も。

ぶつかってターン

ぶつかってターン

の刺し方、大好き。

また角七宝刺そう。

今度は違う糸で。


今日も良い日になりますように(⸝⸝•ᴗ•⸝⸝)