右のねずみ男はまったくかっこよくないのに、なぜかいい男風の風が吹かせている。そして返答していないのにすぐ話す。
きっと「かっこいいですね」なんて軽はずみに言ったら、きっと鵜呑みにしてしゃべくりマシーンへと変化しそうなので、淡々と相手の話に相槌をする。
左の太鼓腹ドカベンさんは、Mなのか、モジモジしていて時折、何を言っているかわからない。
漫画の山田はこんなにモジモジしていたっけ?と思ったりしながら、仏の笑顔でにこやかに話を流していた。
こんなことがなんだかんだ30分くらい続いた。
キャバクラで働く人はきっとこんなの日常茶飯事で、慣れてるだろうがこっちは仕事でちょって疲れ気味でもあるので、結構疲れてしまう。
二人とも、自己アピールして、なんとかルームにジョインしたいのであろう。
でも、ネズミ男に伝えたかったが、
しゃべりまくる男で唾を飛ばしてもモテる男は、日本で明石家さんまくらいしかいないだろう、と。
世間一般はしゃべりまくる男はそんなにモテないよ、と伝えたい。
こういう状況だと太鼓腹ドカベンの方がモテるのかもしれない、なんて思いながら耳が疲れたので、大きな半円になったソファ席に移動した。