≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫
「病は氣から」その26(スライド35と36と37)
(スライド35)
ツボの概念のお話と、次に、実際にみなさんに、あるツボを触っていただきます。
(スライド36)
皮膚に近い部分を通っている、経絡のところどころに、ツボ(経穴)があリます。
鍼の操作により、気の出入りや、氣血の流れを、調整することができます。
単に皮膚の上から経絡を刺激するのでなく、「ツボ」を通すことで、より刺激が伝わりやすくなります。
(スライド37)
気・血の乱れを「ツボ」で調節する・・・・・・・・・
経絡のところどころにツボ(経穴)がある。
もちろん実際に穴があいているわけではないが、ツボを通じて、気が体の内外を行き来する。
ツボへの刺激は、そのまま経絡に伝わる。そのため、鍼や灸の治療は「ツボ」を使って行われます。
例えば、経絡内で気や血の流れがとどこっている時に、ツボを刺激すると、それが経絡に伝わり、流れがよくなります。
ツボの位置は、関節や骨の先から指何本分というように、一応の目安はあります。
しかし、皮膚を押したときに、独特の感覚があるかどうかを試していくのが、ツボ探しで一番確実な方法です。
多くのツボは、筋肉と筋肉の境目にあリます。
皮膚を押してみて、「くぼみ」を感じたらツボの可能性が高い。
軽く押しただけでも、皮膚の奥深くや周囲に、わずかな痛みが走ったり、ひびくような感覚がある。
また、しこりのようなものを触れることもある。
ツボの周囲の皮膚を押して比べてみると、ツボのあるところとそうでないところは、明らかに感覚が異なリます。
臓腑の機能に問題があると、つながっている経絡上のツボに異常があらわれる。
東洋医学の診察では、ツボがある部分の皮膚がざらざらしていないか、発疹がないか、つまんだり、指先押したときに強い痛みがないかを調べます。
次回、「鍼の手技」です。・・・・・・・